短歌を英訳していただきました〜あさみどり
あさみどり
おさなごころを思はする
向こう髪 梳く
風のいたづら
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Slight greens of April
Bring me back to innocence
And as I close my eyes
That same old wind
Caresses me
Gentle as eternity
(福田尚弘さん訳)
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noter福田尚弘さんが、短歌を英訳してくださいましたヾ(^▽^)ノ
今回の短歌は、前髪を吹き抜けた緑風の心地よさを詠んだだけなのですが(^^ゞ
短歌ならではの、切り詰めたときに外側にたゆたっていった余韻を、鮮やかに描き出してくださいました。
選ばれなかったことばたち(光、リフレクション、薫風、夢、空...いろいろありそう)は、この短歌の場合は、きっと冒険の旅に出かけていったように思います。その先で(福田さんにも鉢合わせし、)新たなことばと仲良しになり、成長して戻ってきてくれる...かな?(◍•ᴗ•◍)✧*。
俳句のことを《小宇宙》と形容したりしますが、"eternity"もそのお仲間で、ひとつの短歌にあててくださっただけではなく、短歌全体の性質でもあるように思えて、しみじみと鑑賞させていただきました。
福田さん、ありがとうございました(^^)
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