結婚が幸福とは限らないけど夫婦が眩しすぎて切ない

先日、同い年の友達の結婚式にお呼ばれした

2人はマッチングアプリで知り合い、式の数ヶ月前に2人の新居にお邪魔していた

今どきアプリでも、こんな素敵な夫婦が誕生するのか、と感動し、自分もアプリを入れて何度か人に会ったが、結婚前提はおろか、まともに恋に落ちることすらなかった

その友人とは不思議な繋がりで共通の友達がほとんどおらず、結婚式と披露宴には1人で参加する形となった
しかしその友人の計らいにより、事前に披露宴で同じテーブルとなる2人と合わせて4人のLINEグループをつくり繋がらせてくれた

結果、同席の2人とは式当日に親交を深め、数ヶ月のうちにその2人と、その式の新婦である友人と4人で集まることになった

そのうちの1人は最近結婚をして、彼が妻を連れて、そして新婦の旦那、つまり新郎と併せて6人で集まることになった

結婚式が発端の飲み会だったため、新郎新婦の2人が作ってくれた関係性への感慨深さを感じながら始まった会だった

問題だったのは、その中で私だけが恋人のいない人間だったことだ

私と新婦以外の2人は男性で、1人は最近結婚をし、1人は恋人がいて関係性に悩んでいる。
関係性に悩む相手すらおらず、悩み相談すらできないのは私だけだ。

関係性に悩んでいる1人は置いておいても、
結婚した2組が眩しい。

こういう人だから結婚できるんだ、というほどお店での飲み物や料理の分配に関して気配りが素早く、家系や子どものことをビジョンに入れた現実派の思考が、旦那たる素質なのだという実感を、上塗りに上塗りされる時間だった。

今まで私がしていた恋愛は、
好き、嫌い、したい、したくない、
ということしか考えていない関係で、
子どものままごとに過ぎてなかったのかもしれない。


結局人間は、
自分と同じレベルの素養の人間に惹かれるのだとと思う。

同じくらいの思考レベルであったり
同じくらいの気配りができたり
同じくらい身だしなみに気を遣っていたり

そういうものなのだと思う。

自分が、どれだけ周りに気配りせず
自由に生きているのかを痛感した。

それに加え、
今まで私が好きになっていた男性は
彼らほど現実味を帯びていなかったし、
ともに生きていく上で支え合える相手では
なかったことを痛感した。

お互いに、それは違うと思う、こうするべきだ
と言い合える関係こそが、健全だと感じた

自分は今まで、結局ステータスしか
見ていなかったのかもしれない。
顔がかっこいい、所作が美しい、
自慢できるかどうか
それももちろん大事だが、
本当に大事なのは、
たとえ相手が自分のことを
好きでなかったとしても
その人のことを好きと言えるかどうか
自分の好き嫌いに正直になる
ということなのかもしれない。

と思い、そこまで一方的になって
誰かを好きになったことはない自分に
落ち込んで、帰り道

自転車を漕ぎながら慟哭した。

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