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相棒手帳の七変化~後編~

私は、自分と向き合うということのために手帳を活用しています。

その手帳は、大学時代から社会人の間30年近い人生をずっと寄り添ってくれていました。私の人生の相棒と言っていいと思っています。

その手帳の見栄えや手帳の利用方法は、当時の私の好みや、どう寄り添ってほしいかの目的によってどんどん変わっていくものでした。
一度その遍歴を書きたいと思っていたので、当時の手帳はほとんど残ってはいないのですが、2回にわたり記録しておきたいと思います。


出産期

なかなか子供にも恵まれず、30代後半になって一人娘を授かりました。
今思えば手帳の書き時だったはずなのですが、環境の変化に追いつかず、子供が生まれた後も毎日の忙しさに日々過ぎていきました。唯一手帳と向き合わなかったのがこの1年間でした。

とはいえ、ミルクなり母乳をあげている時期は、初産の時はだいたい何時にあげたかとか何時にウンチしたとかその日の記録をノートにつけることが多いと思いますが、この頃は産婦人科でもらった記録ノートに雑に育児記録をつけていました。

この頃は、まだ心の内を書き出すことに慣れていなかったのだと思います。向かい合おうという気持ちはあり、MOLESKINEの小さな週間の手帳を買い、日記のように記録しようと試みましたが、全く続きませんでした。
まだまだ行動を記録するほうが、書きやすかったのだと思います。

保育園時代

一年経たずして仕事に復帰し、子育てと仕事の両立に追われ、なかなか自分時間も取れず、心にモヤモヤを抱えていたので、どうにかしたいと思い、まずは今の状況を見える化しようと手帳をつけようと思い立ちました。でも大きな手帳はまだ難しいかもと思い、考えた末、ほぼ日手帳のWeeksを購入し、体調と行動の記録、そしてその時の感情のことも併せて書いていくことにしました。
結構続き、3年近く書き続けることができました。
この頃からInstagramも始め、手帳の中身をデコる楽しさを知り、シールやらハンコや書くためのペンも買ったり毎日手帳と向き合うことを書くとともに装飾して楽しむことにハマった時期でした。

一方仕事では、毎朝、手帳を開けば昨日の続きから始められるように、すべてのタスクや考えていたことは手帳に書けるものを探し、和気文具で売られている、元はES手帳の月間+ノート(ほぼノートです)を使い、毎日バレットジャーナルのように活用し、自分仕様のルールでつけるようにしていきました。
当時は、今ほど手帳のノート型が流行っておらず、ES手帳とロルバーンくらいしかありませんでしたが、この自由度が溜まらなく好きで、でもカレンダーはもう不要かもしれないと方眼ノートに落ち着いていきました。

小学校入学期

ほぼ日手帳も3年使い、書く事にも慣れてきたので、もう少し大きい手帳に手を出したいという欲が生まれ始めました。
複数手帳使いにもあこがれを抱くようになり、行き着いた1つは、相変わらず小さなNOLTYのライツ小型版。こちらのシリーズでノート型が新発売され、あの小ささとノート側にも週の日付欄があるという形に惹かれ使い始め、発売から5年使い続け、私の母艦手帳になりました。
そしてたくさん書くための大きな手帳は、なかなか決まらず、半年ほど ジプシー症状が発動し、週末野心手帳→SUNNY手帳→Citta手帳と移り変わり、Citta手帳のA5判に落ち着きました。
Citta手帳はバーチカルが主になっています。
バーチカルはシステム手帳時代に挑戦しましたが、どうしても馴染めず、それ以来使っていませんでしたが、時間の可視化以外にどのあたりの時間で自分の感情が動いたのか、感情にフォーカスする目的で使い始めたら定着し始め、つい先日まで3年ほど使い続けることができました。
ジプシーになったのも、使いたいという思いばかりが先行して、目的が定まらなかったから定着できなかったのだと思います。
最初から感情にフォーカスすることを目的にしていたら、他の手帳でも続けられたかもしれません。

仕事面では、この頃からプロジェクト業務に移っていったこともあり、プロジェクトはデータとしてスケジュールやWBS、週の報告など、自分の手帳ではつけきれない情報量をデータで管理し、その中で課題をつぶしていく業務です。なので、紙の手帳では追い付かず、この頃からデータで日々のことを管理するようになっていきました。
でもやり方は、ES手帳時代と変わりなく続けています。

今現在

これからセカンドキャリアに切り替えていくにあたり、そのための準備事を手帳に記録しておきたいという思いから、Nakabayashiから発売されているFranklin Planner監修のMy ゴール手帳を使ってみました。
ゴールを目指すプロジェクトを進めるための手帳なので、とても形としてはよかったのですが、A6と小さく、数か月でストレスがで始め、ジプシー症状が発動。
最終的にはユメキロックのセパレート手帳A5に切り替えました。このユメキロックのセパレート手帳は本当に面白い手帳です。表紙と数枚だけがくっついていますが、中身の本体は上下で二つに切り分けられており、その中にマンスリー、ガンチャート、バーチカル、そして週のメモが書けるという至れり尽くせりの手帳です。

一方でCiita手帳もずっと続けてきましたが、新たに感情だけを書き込めるpure life diaryを使ってみたく、感情にフォーカスするところは被ってしまうので、今年はCitta手帳はお休みすることに。
なので今は、セパレート手帳、pure life diary、NOYTY、あとはジャーナリング用のロルバーンのノートをラインナップとして運用しています。

まとめ

常にその時にやりたい事、フォーカスしたいことの目的に沿って手帳の形も変えていくのが私のスタイルです。
目的をしっかりさせれば、手帳を活かして相棒にすることができる、目的が定まらず手帳を書きたいだけの時期はジプシー症状が出てしまうので、自分のやりたい事を見定めることから始めていくのがいいなと思います。
自分のライフスタイルに密着させ、その変化していく生活に七変化してくれる手帳が私の相棒です。今後も一つの姿で収まることなく変化させながら寄り添ってもらおうと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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