キャリアウーマンを目指してトヨタ自動車へ
自己紹介の次にこの記事をかくと、「新卒キャリアのことから書いて、現時点まで時系列に並べていくのかな」と思われるかもしれませんが
NOです。
ランダム・気まぐれに、テーマごとにポンポンと投稿していきます。
さて。手始めに、ゆるっとしたものを。
トヨタ自動車への入社を決めた時のお話です。
私は、名古屋大学出身でして、トヨタ自動車は割と身近な企業でしたが、車好きでもなく、詳しくはよく知らない状態から就職するまでに至ったのですが
工学部の友達の多くが、大学卒業後は大学院の研究室に入り、そこで優秀な成績をとるとトヨタ自動車の推薦がもらえる、ということを目標にしていたり。優秀な理系の友達が目指すんだから、まあ優秀な人が揃っている優良企業なんだろうということだけ、察していました。
そのトヨタとの出会いは、就職活動の中での「リクルーター」という大学OBからの電話連絡でした。
マンツーマンで喫茶店でお茶を飲みながら、聞かれたことに色々答え、私もトヨタのことを色々と質問しました。
そういうやりとりをするOBの方に何名か順番に会い、
「ものづくり」「現場と一体となって」「車をローンチさせる達成感」
あたりのキーワードに、異様にロマンを感じて、入れたらそういう仕事がしたいなと思い描くようになりました。
自分のことは「理系と文系の中間の学部でプロジェクトを行うのが楽しかった話」「ダンスサークルがなかったから小さく立ち上げた話」くらいしかしていません。私の大学時代は、ほぼほぼ恋愛、次にダンス、しかしていなかったので今の大学生のPRポイントとは大違いです。
OBとは全部で5-6回お会いし、最後の方はお酒を飲む機会もあり、選考であることを忘れて存分にお話をした結果、内定をいただきました。
当時、なんとなく聞こえてきたのが
「女性を半数採用しなければいけない目標があったから、根性がありそうなキャラの濃い女の子を優先的に選んだらしい」
という話。
なるほど、同じく内定をもらった女性たちはみんな、キリッとしていてハキハキして、すんごい気が強い。運動部のキャプテンでした、とか、学生団体でリーダーやってました、とか・・・。
あれ、私、そんなに強くないけど大丈夫かな・・・
と思いつつ。
まあせっかくだからじゃあ、「キャリアウーマン」になろう!
と、適当なノリで二つ返事で入社を決めたのでした。
そして、実は、私にとっては、トヨタでキャリアウーマンになる、ことよりも何倍も希望を得たことがあり
それは、「実家からの自立」です。
そのうち詳しく書くと思いますが、私は厳格な父親(会社経営者)のいる家庭で一人っ子で育っていまして、大学も実家から通っていました。
就職活動も、父親からは「地元企業で腰掛けお茶汲みOLをして、真面目な男と結婚して家庭に入るのが女としては幸せだから、そうしなさい」
と謎の強要での縁故面接を組まれたりしていたのですが、その、とてもとても息苦しい実家から出て、自分の人生を歩みます!という理由になるかなぁと、内定がちらつき始めてからだんだんとフワフワした気分になり、遂に内定!で奮い立って自立を宣言しました。
父親の反応は「そんなグローバル企業の総合職になって、世界に出て実家=親を捨てるんだな!一生帰ってくるな!」というバチギレでした。
まあ、想定の範囲内ではありましたので、「まあじゃあ、一生帰らないよ」という気持ちで、それが、トヨタの入社が決まったことよりも何よりも、私にとっては大きな未来への希望に感じられたのでした。
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