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初めてのTRPGをした話【本編】

こんにちは。香月です。
前回の導入から少し空いてしまいましたね…。
やはり気が向くか否かは、気分屋の文字書きな私にとって大事な要素だと改めて思いました。

神からのお声掛け

では、何はともあれどっぷりハマったTRPG沼に出会ってからから早数ヶ月。
自分もしてみたいがどうすればいいのか分からない、そんな思いを抱え、壁打ちのようにとりあえずTwitterに呟く毎日を過ごしていました。

すると、ある日。
大学の先輩から一通のLINEが来たのです。

「TRPG好きなんよね?
   実際にセッションしてみない?」

これはまさに神からの恵み。
一も二もなく飛びつきました。
よくよく話を聞いてみると、先輩は実は大学時代からTRPGを友人としていたらしく。
経験数はそんなに多くないけれど、KPもちょっとなら出来るよ、とのこと。

これほど、ジャンルに遅くハマったことを後悔したことはありませんね。
大学時代に出会っていれば、先輩の友人ともお知り合いになれたかも知れないのに…。

まあ、過ぎたことを言っても仕方ない。
むしろ声を掛けて下さった今が奇跡だな、と逆転の発想を持って、セッションをお願いすることにしました。

まずは探索者から

セッションが決まったのはいいものの、初心者への壁はまだまだあります。
その内の1つ(と勝手に私は思っている)、探索者作成
まだルールブックすら買えていない私にとって、全てが未知の出来事でした。

先輩にオンラインで教えて頂きながら、どうにかこうにか作ったひとりの探索者。
(作り方とか用語の説明とかはもっと熟練の方の分かりやすい説明を見てね。noteにも多分あると思います)

初めては、警察官の女性にしました。
名前を「守待 さくら」ちゃん。

私は小説を書くのが趣味でもあるため、キャラクターの過去は出来るだけ深堀するタイプだとこの時改めて感じました。
TRPGの探索者においても、それは同じ。
初めてだからこそあまり奇を衒わずに自分に少し近く、けれど確実に別人格の子を生み出しました。

さくらちゃんの名前の由来は、
名字は「街を守る」「守るために待つ」という警察官らしい行動から。
名前はある県警で初めての女性警察官たちが警察学校女性寮が「桜寮」と名付けたことから。

ダイス目から想像して、INT(地頭の良さ)が少し低くEDU(教育のレベル?)が高かったことから、負けず嫌いの努力家な女の子に。
APPは少し高かったので、見た目はおっとりに見える(ただし中身は伴わない)可愛い子ポジションに。
などなど、色々と設定を付け足して生まれた子です。

やはり設定を深堀すると、実際に生きてるように感じて愛おしさでいっぱいでした。
絶対に生き残らせる、そう自分に誓うくらいには。

いざ、セッション!

私が今回行ったのは、「毒入りスープ」という初心者向け鉄板のシナリオ。
いつかしたいな、と思ってリプレイ動画を見るのを耐えていました。偉いぞ、わたし。

あまり詳しく言うと興味を持って下さった方へネタバレになっちゃうので、ぼかして。

ふと気づくと見覚えのない場所にいたあなた。
目の前には机と椅子、そして机上に置いてあるスープ。
周囲を見ると、見た目の違う4つの扉。
はらりと見えたメモ書きには一言だけ。

「美味しい美味しい、毒入りスープを召し上がれ」

あなたは日常に戻れるのだろうか。

みたいな感じです。
思い出しながら適当に文章作ったので、違うところは大目に見てください。

感想を一言でいうと、すっごく楽しかった…!!
基本的にキャラの性格に乗っ取って進めたのですが、何しろRPなど一度もしたことがなく。
「守待さくら」じゃなくて「香月」になってたなー、と反省点もいっぱいあります。

しかし、ある場面で私が「こういう行動したいんですけど…」と言ったとき。
KP(ゲームマスター。ここでは大学の先輩を指す)が
えっっ!?と驚いてたのが印象的でした。
そんなに変な行動はしたつもりじゃなかったんですが。
似たような経験ある方はぜひ教えてほしいですね。
下の方にネタバレ踏まないよう、こっそり行動書いときます。

香月でありさくらである彼女のなかにあった意地を貫き通させて頂いて、ほんと先輩には足を向けて寝れません…。最後には予想外な采配も見せて頂き、感謝の念が絶えませんね。

あと、想像以上にファンブル(致命的失敗)って起きるんだなと思いました。
6版でさせて貰いましたが、1時間ちょっとの中で2回くらい見ましたね。びっくり。
大事な重要があるところに限って失敗するので、明らかな温情まで頂いて…。

お陰様で凄くすごく楽しい初体験になりました。
ぜひ興味を持っている方は、(いまはオンラインもありますし探せば周囲に意外と居るかも知れません)恐れずに飛び込んでみて頂きたいです!

香月









【追記】
私がしたのは、女の子と同じ部屋にいた男性の死体を化け物が居るであろう部屋に放り込んだことです。
というのも部屋に入るためのヒントにあった「新鮮な肉を食べないと〜」的な記述で嫌な予感はしてましたが、「その子は何でも言う事聞く(意訳)」で確信に変わりました。
でも、さくらちゃんは警察官。
そんなことは出来ないよね、自分の命に変えても。
でも普通の子だし、怖いものは怖い。
その折衷案として既に死んでる人間なら…という考えでした。割とする人居そうだと思うんだけどな。
まあ、せっかく放り込めたのに「新鮮か否か」を決めるための幸運ロールで失敗しちゃって、無視されたんですけれどね。
私が帰れたのはKPの優しさと、出会った可愛い女の子(命名:シロちゃん)のお陰です。
ありがとうございました。





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