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主演やらせてもらってます。

どうも、かわむらです。

3月初投稿です。
もう8日も過ぎてしまいましたがみなさまは素敵な3月をお過ごしでしょうか?

かわむらは季節感を大事にしたいので、もうそろそろ見るからに暖かそうなもこもことした服装はよろしくないかなと思いつつも、まだなんだかんだで寒いのでもこもこスタイルがやめられない今日この頃です。

寒い時期に街中で遭遇する「マフラーに顔を埋める色白さわやかイケメン」にとても趣を感じるので、そんなイケメンの姿を見られるのも今シーズン残りわずかと思うと寂しいですが、とはいえとうの昔に立春が過ぎ暦の上では春ですから、もうしばらくすればTシャツ姿の色白薄体毛血管浮腕のさわやかイケメンと遭遇できる季節がやってくると思うとわくわくしちゃいます。

ということで毎度お馴染みの記事の内容と全く関係のない前置きはこのくらいにしまして本題に入っていこうと思います。



今週のかわむらはというと、先輩2人と一緒にランチをしました。

先輩は2人とも40代でかわむらとは歳が離れているので自分で言うのもなんですが後輩としてかなり可愛がってもらってます。

3月ということで年度末ですし来期の話なんかもしていたので、その流れで僕が入社した時の話になりました。

先輩2人が口を揃えて言ったのが、

「かわむらを最初見た時におとなしい奴だと思ったから、こいつすぐ辞めちゃうかもって心配した」

と言われました。

それを聞いて

「え、今でもクールなキャラでやってるつもりなんですけどそう思いませんか⁈笑」

と言ったら

先輩1「全くそう思いません笑」
先輩2「うん、真逆やな笑」

と言われました。

そんなはずはないのですがどこで道を間違えたのでしょうか。笑

確かに過去にも先輩達と同じようなことを言われたことがあります。

中学3年生の時に、一度も同じクラスになったことのない同級生の女の子から

「かわむら君、◯◯商業に行くんだ〜。頭いいと思ってたから××高校(地元屈指の進学校)に行くと思ってたから意外だった〜。」

と言われました。

あの子に悪気があったわけではないと思いますが、「あれ?喋ったら思ったよりもこいつバカじゃん」って思われたんだと、軽くショックを受けた覚えがあります。

他にも何度か似たようなことを言われたことがあるので、かわむらは黙ってればそれなりに賢い人に見られるということみたいです。

実際の僕はよく喋るし、なんかいつもへらへら笑ってるし、明るい人って思われることが多いので、最初のイメージと違ってごめんなさい!ってなります。

でも僕だっていつでもどこでも明るいわけではないんです。

こういうと、よく喋っていつもへらへら笑ってる僕はニセモノの僕なんじゃないかって思われるかもですが、ニセモノじゃなくこれもホンモノの僕です。

もともとの僕は別によく喋るわけでもなく、明るいわけでもなく、信じられないほどネガティブな人間です。

小学生時代のかわむら少年はそれこそ大人しくて、人見知りで、引っ込み思案で、泣き虫なか弱い男の子でした。

でもそんな小学生の頃に運良く仲良くなった友達がいつも明るくてユーモアのある子だったから、彼みたいになれば僕にもたくさん友達ができるかもしれないって思い、今となってはユーモアとおふざけを勘違いしたのか若干おかしな仕上がりになりましたが、おかげさまで中学生以降はそれなりに上手く人付き合いが出来るようになりました。

最初は「友達のような人になりたい」と意識していたキャラクターがいつしか僕の一つの人格となっていました。

ですから、会社の先輩方が僕を見て最初に思ったように「大人しそうなやつ」っていう直感も間違いじゃないし、僕と仕事をするようになって「実はよく喋る明るいやつじゃん」って思われたのも正解なんですよね。

大人しい時代の僕を知る小学生の頃の友達は完全に疎遠になったので、今となってはきっと僕のことを明るいやつって思う人の方が多いと思います。

明るい人として生きていくことで人付き合いが上手くいったので、それはそれでよかったのですが、元々の大人しくて人見知りで引っ込み思案な僕の姿を誰かに見せるのが苦手になってしまい、結局自分を苦しめることにも実際にはなりました。

明るくなることで友達が増えたので、暗くなったら人から嫌われちゃうんじゃないかなって思ってしまい、本当は色んなことで悩んでいたとしても、全然悩んでないですよって顔して無理をして気づけば病んでしまうを繰り返してきました。

こんな下手くそな性格をしているので、本当に心許した数人にしかネガティブな僕を見せることが出来ません。

しかし、そんな数人にも言えないことがあって、それは自分がゲイであるということです。

昨年末にようやくカミングアウトすることが出来た友達が1人いますが、他の友達や会社の人はもちろん、家族にも僕がゲイであることは言っていません。

明るい僕も、大人しい僕も、ゲイの僕も。
それは全て僕なんだけど、関わる人によって「僕」と言う人間の公開範囲を無意識に調節していて、なんだかそれって人を選んでいたり信用していないんじゃないかって、自分って失礼な人間だなとふとした瞬間に自己嫌悪に陥ることもあります。

自分をすべて曝け出して生きていくことができれば、それはすごく素晴らしいことかもしれないけど、そうするには相当な覚悟が必要だと思うし、僕はビビリだからその覚悟を決めることが出来ないです。

それに僕の全てを会う人みんなに曝け出して生きていくって、それは果たして生きやすいのかって言われたらそれも「?」なんだと思います。

外野からの色んな意見に対して、ちゃんと自分の言動に全責任をもっていて自分を貫くことが出来ればいいけど、八方美人な僕には難しそうだなと思います。

だから僕はまだしばらくは、明るい僕の時もあるし、大人しい僕の時もあるし、ゲイをおっぴろげにする僕を演じ分けて生きていくしかないのかなって思います。

どんな僕でも紛れもなく僕であって、どれもちゃんと大事にしてあげなくちゃね。
間違ってないよ。それもこれも僕だよって肯定してあげなきゃね。

ものすごくありきたりな表現だけど、僕という人生の物語の主人公は僕でしかないのだから、これからも主演として演じきっていこう。

そして色んな僕を肯定してもらえるようなキャストが増えるとうれしいな。


そんなことを考えてた一週間でした。

全然知らなかったけど、今日は日本アカデミー賞授賞式があるみたいですね。

なんか狙ってこのタイトルにしたみたいになったけど、水曜日くらいから書いては保存して、また手直ししては保存してを繰り返してこの記事を書いたので、全然狙ったつもりはありません笑

でもね、気持ちはいつだって、僕は最優秀主演男優賞俳優だもんね。

明日も最高の演技をして生きていくよ。

以上、かわむらでした。

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