見出し画像

サムクックについて

サムクックを聴かないわけにはいかないと思う。別に深い意味はないけどロッドスチュワートも言っているから間違いない。

サムクックはソウルスターラーズというゴスペルグループの一員としてスタートしたのは有名。ソウルがゴスペルから派生してものだという良い例だ。しかしものすごいシンガーだ。ハードロック系のシンガーのようでもある。まあハードロックのルーツがこの人なんだけど。

カッコいいし大人気ということでゴスペルからポップスに転向することになる。ヒットも飛ばしまくった。

ロッドスチュワートが60年代にアメリカでのライブを怖がったのがサムクックのヘタクソなパクりということがすぐにバレてしまうだろうと思ったからだと言う。ところがすぐにはバレなくて安心したらしい。

絶対に聴かないとまずいのが二枚のライブ盤。

ほぼほぼ同時期に二枚出したみたいだけど、どっちも信じられないくらいすごく良い。

こっちのハーレムライブはあまりにハードすぎて死後に発表されたという。激しすぎて発禁という時代だったのだ。

ある意味順風満帆だがルーツであるゴスペルの世界には戻ることが出来なかった。金に目がくらんでポップス界に魂を売ったということでゴスペルのステージではブーイングの嵐を浴びて涙を流したという。今だったら普通に許してくれそうだけどな。

そんでこのライブ盤と同じ年にホテルで女性を襲おうとして逆に射殺されてしまった。明らかに二面性のある人だということだ。

我々の聴くポップスやロックってこの人の唱法のコピーに過ぎない。どうやってこういった歌い方を身に着けたかは謎だけどゴスペル文化の力なんだろうな。

おしマイケル。


この記事が参加している募集

#はじめて買ったCD

3,410件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?