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プログレとは何だったのか?その3

私はいろいろ多岐にわたってプログレを聴いていない。なので実際どういったバンドが良いのかは詳しく分からない。ではなんで興味があるかと言ったら、ロックの新しい形だと思ったからだ。

というのもロックやポップはR&Bやフォークミュージックの影響が色濃く残っているのが普通だけど、プログレはロックという大衆音楽に新しい要素が入ってきているなというのが如実に分かる。

例えばフランクシナトラの50年代のこういった曲を聴くとかなりクラシックの主にロマン派の影響が強いというか、とりあえずプロの仕事だなと思う。

こういったプロの仕事とは違う大衆音楽でもクラシックなどの音楽をモチーフにした楽曲が多数生まれるようになった。基本的に素人に毛の生えたようなミュージシャンだろう。

個人的にプロコルハルムのこの曲が好きだけど、こういった自作自演のクラシックの雰囲気を醸し出すようなフレーズを大衆音楽にガンガンぶち込んでいくというのがプログレだと思っている。R&Bをあまり出さない感じか。

何となく音色をクラシックぽくしてフレーズもクラシックぽいオリジナルのモチーフを曲中にぶち込もうと言った感じだろうか。音楽機材の進化も後押ししたと思われる。特に英国のお国柄も拍車をかけた。

クラシックやモダンジャズとかじゃない大衆音楽にこういった要素を取り入れたという意味では画期的だったのではないかと思う。今では何でもありの時代だから良く分からないと思うけど。

じゃあクラシックの演奏家がロックをやればいいのかだけど、有名なクラシックギターのJohn Williams(スターウォーズの作曲家とは違う)がプログレをやっていたスカイというバンドがある。残念ながら本領を発揮できていないように思える。ジョンのガットギターの存在価値がないような気がする。

プログレは単純にクラシックとロックを足し算したものではないということだ。じゃあ何なんだと言う話だけど。

つづく。

おしマイケル。

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