細胞、ウイルス、意識、人間

定期的に調子が悪くなるような気がする。実際それほどでもないけど。もちろん若いころはそうではなかった。今年の冬は越せるかなとか思ったりする。たいがい越せると思うけど。その原因はコロナなんだけど。気が滅入る。

ところで人間とは数十兆の細胞の塊だ。よくこれだけ細胞がかたまったなと思う。なぜならそれこそ1億年前はバラバラだったからだ。大腸菌みたいな単細胞生物だった。生命が地球上に生まれて30億年くらいまでは細胞はバラバラ状態だった。かたまって多細胞になって2億年程度が経つ。ちなみに恐竜は7千万年前くらい。

細胞がバラバラの時代から細胞はウイルスに駆逐されていたらしい。ウイルスと細胞の戦いは果てしなく続いていた。

単細胞生物が細胞分裂で自分のクローンを作るとまたたく間にウイルスに侵食されていったのだという。クローンは遺伝子配列が全部一緒なので同じウイルスに対して非常に弱い。滅びるときは一気に滅びる。

そうこうしているうちにクローンをなるべく作らないように交配システムが工夫された。遺伝子の半々をオスメスで分け合って全然別物の遺伝子が受精で合体するような仕組みにした。受精で常に遺伝子が変わるような仕組みだ。そうするとウイルスに対して強い細胞が出来て生き残ることができた。

そんでその細胞たちは集まって多細胞生物となった。多細胞生物は複雑になったけどオスメスのセットで1つの別の遺伝子を作る。多細胞生物はやがて人間になった。

人間の細胞はその個体に特有な意識という二次創作物を作った。意識を鼓舞することによって難局を乗り越えようとした。ただし、それはあくまで細胞が作り出した二次創作物だ。健康な意識は健康な細胞があってこそだ。

おしマイケル。

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