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辺境のオーバー・ザ・サン偏狭感想日記 Ep.33&Ep.34(私の転機と私を救ったエンターテインメント)

2つの回のテーマでリンクするところがあるな、と思い一つの投稿にまとめることにしました。
Ep.33は2021.5.14、Ep.34は2021.5.21にアップされています。

ゲーム・音楽・本の起点に起こった私の転機、そして私が救われたエンターテインメントたちを大まかに3つずつ書いてみようと思います。



ゲーム

GBのマリオから、PSでFFTとの出会い

初めて買ってもらって遊んだゲーム機はゲームボーイ。
ソフトは「スーパーマリオランド」。
そこから今に至るまで、私とゲームは切っても切り離せない。
エジプトっぽい場所を冒険し、水中では潜水艇に乗って球を発射しながら突き進むのが私とマリオとの出会いだった。
ゲームを介して友達と繋がることができた。

小学生の時に出会ったFFTは、今も私の中に燦然と輝く星だ。
当時は習っていない漢字や複雑な世界設定や専門用語を特に調べもせずに遊び、戦略を練れずに詰まって投げ出してしまった。
キャラクターの服装や魔法を唱える詠唱文に創作する意欲をかなり刺激されたのは本作だったと思う。
後年クリアできるようになり、投げ出した自分を助けることができた。

ポップンミュージックとの出会い

初めて叩いたバージョンは8。今でも8に好きな曲が多い。
このゲーム音楽ゲームで、最大9つのボタンを使い、曲に合わせて降ってくるポップ君というアイコンをバーに重なる瞬間にタイミング良く押していく。
本シリーズはジャンルレスに音楽が展開され、多種多様なキャラクターと遊ぶことができる。今で言えば多様性を身につけることに大いに貢献していたと感じる。みんな違って、いろんな音楽があって、それが良い。

アトラス作品との出会い

もっと早く出会っていれば、もしかしたら学ぶ進路にも大きな影響を受けていたのではと思う。女神転生シリーズやペルソナシリーズ。
世界に数多くある宗教文化に触れることができ、世界は正と悪の二極論で簡単に分別できるものではないこと、多角的でメタな視点が必要なことを教えてもらった。

音楽

初めてのライブはアジカン

中学生の友達同士で好きな音楽を体感しにいくという経験は何ものにも変えがたいものをもたらしてくれた。
見知らぬ者同士でも、その音楽が彼らが好きで集まっていて、好きという気持ちで溢れかえった幸福な空間。

初めてのライブハウスはTHE BACK HORN

地元のライブハウスに初めて行ったのは高校の時。
アジカンを見た時とは違う距離感で、THE BACK HORNのネガティブで暗い衝動、そこから見える一縷の光に心を揺さぶられた。
それからライブハウスがずっと好きだ。
暗い高校時代でも、バンドとライブにかなり救われたところが大きい。
音楽と空間は人の命を救っている。

軽音サークル、HR/HMとの出会い

何気なくサークル仲間が教えてくれたA7Xが、私の初めてのメタルバンドとの邂逅だった。
それまでは邦ロック至上主義と、かなり偏った傾向も持ち合わせしまっていた自分(ポップンで多くのジャンルに触れたのに、視野狭窄になるという。その時熱を持ったものに偏りすぎ)にとって、轟音と身体全身を震わせながら吐き出される歪んだ声、その世界観にかなり心酔していくこととなる。
HR/HMのジャンルの無数の枝葉の広がりも、何かを調べるという探求の楽しさを教えてくれたと思う。

そして、理不尽なことにぶつかり気持ちが沈んだ時に聞くと心にとても効く。何度でも立ち上がれる力が湧いてくる。
アンジェラ・ゴソウ様 is my metal god.

スラムダンク

ずっと心の中のバイブル。
こんなに映画館へ同一作品で通ったことはない。
来年2月の円盤、楽しみです。

「風が強く吹いている」〜大学へ 吉本ばなな、太宰治、小川糸、森絵都

三浦しおん氏による箱根駅伝を舞台にした「風が強く吹いている」は、大学受験前の年末年始し大ハマりし、志望大学に対する気持ちがより強まるプラスの気持ちを増強してくれました。
あの頃の選手たちに声援を送り、今はニューイヤー駅伝が待ち遠しい…。

その後入学して諸氏の作品に出会い、授業中にも読み耽り、その時にあった諸々に押し潰されずに済んだのも、本が支えていてくれたからようなに思う。

佐藤優先生

小説を好んで読んできた私が初めて何作も読んだ小説以外の作家さんは佐藤優先生だった。
知の巨人と称される氏の作品は多岐に渡り、全てを読み込むのはこの人生では難しいかもしれない。(単に自分の食指が動くテーマか否かもあるが。)
15歳で当時のソ連圏内を旅した手記『十五の夏』、
ソ連崩壊を目の当たりにした『自壊する帝国』、
学生運動が残る時代に神学部生として学生生活を過ごされた『私のマルクス』など…。
ソ連や学生運動という私の中でなぜか非常に惹きつけられる事柄を、その渦中で邁進された稀有な氏の経験の刺激ったら半端じゃないのだ。

書いてみたけど、テーマに対してスーミカさんや互助会員さんのような劇的で美しく素敵にまとめられている話になるようなネタじゃないな…ただの好きなものの羅列でパンチが弱い気もする…。
確実に自分のキーにはなっている方々なんだけどなぁ…。

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