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インバスケット演習サンプルその17:従業員からの休暇取得相談

今回のサンプルは、自分の不在期間中に部下が休暇取得を希望しているというシチュエーションです。

問題内容

あなたはある家電量販店の新任支店長で、本日から8/22まで社外研修のために不在の予定です。前任者のPCを確認したところ、生活家電売り場のフロアリーダーである和田さんから以下のような相談が入っていました。

〇〇支店長
お疲れ様です。急なご相談となり恐縮ですが8/20に休暇を取得したく、ご承認頂けますでしょうか。
妻が急遽日帰りで検査入院することになり、1歳の娘を私がみなければならなくなりました。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

文面からも申し訳なさがにじみ出ているこの依頼、あなたはどのように対処しますか?

次のアクション例

  • 和田さんへ承認の旨を伝える

  • 8/20の売り場運営について、事前引継ぎを指示する(引継ぎ相手は副店長、副リーダー等)

  • メールのCCに引継ぎ相手を入れ、8/20の売り場運営をお願いしたい旨を直接伝える

  • 出社後の課題として「売り場運営マニュアルの有無確認」「各従業員の休暇取得状況確認」をメモに残す。(リーダーも含めて従業員が休暇を取得しやすい職場環境つくりを推進)

休暇の取得は「従業員の権利」であり、会社の運営に著しい支障がある場合などを除き、会社側は取得を拒否することは出来ません。和田さんの事情も考慮し、きちんと事前引継ぎを指示して承認してあげましょう。
また今後も同様の相談は発生しうるので、きちんと従業員が休暇をとれる体制が整っているかは早急に確認しておくべきですね。

なお、従業員からの休暇相談は緊急度・重要度を低く設定しがちですが、休暇の承認はマネージャーである貴方にしか出来ません。(正確には貴方の上位者も承認可能ですが、委任する必要性はないですね)
相談を無視された従業員も嫌な気持ちになるでしょうし、きちんと対処すべき案件というのが私の考え方です。

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