便利な言葉を多用すること
ランニングをしていると、道路で車の往来の激しいところも通過する。
信号のない横断歩道があると、時に車がこちらに気づいて止まってくれることがある。
「すみません!」
と軽くお辞儀、あるいは手を挙げて渡らせてもらう。
あるいは、宅配業者の方、郵便配達の方が荷物を届けてくれるとき。
「すみません。」
といいながら受け取りの印を押す。
気が付くとありとあらゆるときに、私は「すみません」と連呼している。
でも「すみません」とは詫びるときの言葉ではないのか。
ふとランニング中に思った。
横断歩道を歩行者が渡るために、車が止まってくれることに対して、歩行者は詫びるべきことなのか?
暑い中、重い荷物を抱えて届けてくることは、悪かった、と詫びることなのだろうか。
いや、違う。
なんでも下手にでて謙遜するのが美徳とされる文化で、すっかりその言葉をすり替えられてしまったのではないか。
本当に私が言うべき言葉は、
ありがとう
なのではないか。
気が付くと、なんにでも、どういうシチュエーションでも、とりあえず「すみません」と言っておけば、丸く収まる。
かもしれない。
でも感謝とお詫びは違うのだな。
それから私は、うっかり「すみません」ということがデフォルトモードになっている自分の思考回路を、あえて「ありがとう」ということに切り替えている。
きっともし自分も何か誰かをお手伝いしたり、譲ったりしたときに「すみません」と言われるよりも、「ありがとう」と言われた方が何倍もうれしいと思うから。
便利な言葉に流されて、何となくうやむやにしていた感謝の気持ち。
意識してこれからは使い分けたい。
(ランニング中に出会ったキレイな花の写真を添えてみました)
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