23SSメンズデザイン②
皆様こんにちは。
現役ファッションデザイナーのYOです。
現在、BLOOM&BRANCHのブランド"phlannel"にてデザイナーをしています。
日々の気付きやファッションに関わる事を書いていきます。
今回は引続き23SS phlannelメンズの企画について書こうと思います。
今週、BLOOM&BRANCHのディレクター柿本さん、ウィメンズディレクター中出さん、先輩デザイナーである浅川さん、メンズデザイナーの先輩の川◎さんと23SSの空気やお互いの気分についてミーティングを行いました。
色や柄、テーマや今年の反省なども含めて少しずつ擦り合わせをして行きました。
各々気になる写真やムードを可視化して話すと同じ時代に生きる人間だから共通点が現れてきます。それを具体的な型にしていく事がデザイナーの仕事です。
ディレクター柿本さんからワードが出てきて、例えば今年のメンズはクラシックを遊ぶ感じが良かった→来年はこの合わせはどうですか?とか、最近この色が気になる→こう言う手法でやってみます?とか。
引出しの多さと経験がかなり大切だと痛感しました。
先輩達は僕なんかより経験豊富でその両方を持ち合わせておりかなり上手く料理されていきます。
企業デザイナーってクリエイティブと言うよりかは僕はエディターだと思っています。
今を体現する素材、色、トレンド、空気の組み合わせを探すみたいな。
布帛(経糸と横糸がある生地)はパターン、生地、縫製、加工、仕上げが一貫していると完成度が高く見えますし、
ニット(横糸のみで構成される編み地)はパターンが要らない分基本的な構成を知っている人でないと料理が難しい。
ニッターという職業がある程です。
もしデザイナーになりたい方でこれを見ている方が居たら、ニッターも視野に入れる事をオススメします。
布帛デザイナーより競争率が低くて、もしニットブランドをやる場合、パターン代やサンプル生地を作るお金(結構高いです)がかからないし、基本的に仕様書だけでサンプルが上がってきます。その分完成度の高い仕様書が必要になりますが。
ニットデザイナーの方が給料も高い説があるらしいです。諸説ありますが。
僕はニットこれからやるので覚えることが沢山で楽しいです!
自分の出来ることが増えるのは本当に嬉しい事です!益々頑張って、自分で作って自分で売って、皆様にささやかな幸せを届けられたらなと思います◎
今日これからミーティングでのキーワードを基に生地やデザイン提案を纏めていきます。こう言う時間が楽しいんですよねー!!
全国のphlannelファンの皆様にもphlannelのメンズが良くなったと思われたいので必死に頑張ります。
因みにphlannel22SS渾身のコットンバナナデニムは唯一無二でカッコ良いですよ◎
https://www.palcloset.jp/display/item/BBZ2021303A0002/?cl=0500&b=bloom_branch
バナナの茎を叩き繊維状にした素材を混紡したデニム地は、リネンより太く不均一な繊維の為、独特なドライでハリのある面持ちに仕上がっています。
デザインは90年代のリーバイス506のディテールを踏襲しながらも、今年らしくテーパードを緩くワイドシルエットにアレンジ。
バナナ繊維らしい黄色の耳をアクセントに笑。付属のフラッシャーはPhlannèlで展開するスカーフと同じ柄のバンダナが付いてきます。
デニムがファッションとして普及し始めた70年代以降のブルーをイメージして加工されたブリーチカラーが良い感じです。所謂ウォッシュドではなくて淡いブルーで上品に仕上がっています。
結構人気なので、早々にサイズ欠けしそうな予感がしています。
現物見たい方はBLOOM&BRANCH東京店にお越しください◎
良かったら僕のinstagram、WEAR、楽天ROOM覗いてみて下さい◎
https://www.instagram.com/____tamyo/
https://wear.jp/nainsagen/
https://room.rakuten.co.jp/room_04d6b363b1
それではまた来週です!
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