MADE IN JAPAN

皆様こんにちは。
現役ファッションデザイナーのYOです。
現在、BLOOM&BRANCHのブランド"phlannel"にてデザイナーをしています。

日々の気付きやファッションに関わる事を書いていきます。

今回は日本生産(made in japan)について書こうと思います。

phlannelはBLOOM&BRANCHが創業してからずっと一貫して日本生産です。

これを読んでくれている方はご存知かもしれませんが、国内で見るブランドはほぼ全て中国生産かタイやバングラデシュ、ミャンマーなど国外で作られています。

この理由は工賃が安いからです。

物価が違う為、人件費が圧倒的に安く、同じものでも安く作れます。

例えば、
1m1000円の生地を使ってオーバーサイズなシャツを作ったとします。

国内生産　¥19,000〜¥22,000
中国生産　¥13,000〜¥15,000

皆様が買う価格でこのくらいは差は出ます。

これが1000〜10000枚とかになってくると経済ロットで更に安くなります。

逆に、国産だと大量生産のキャパシティが無いので10000枚とかは作れないと思いますが..

どちらが良いとかは有りません。
どちらにも良いところは有りますし勿論悪いところもあります。

例えば中国でも日本より縫製の仕上がりが綺麗な工場もありますし、加工が上手かったりする事もあります。

日本だと細かい意思が伝わりやすいけど結構威圧的な昔ながらの方とかも居たりします。

国内生産の1番良いところは為替やコロナなどの外的要因に左右されにくい所ですかね。

アパレルで納期遅れは致命的なので。

phlannelは一度着て完成する洋服じゃ無いですし、価格を抑える事よりも全体的なバランスや仕上がり、メーカーさん、工場とのお付き合いを重視しています。

あまり数多く作らないからこそ完成度が大切ですし、細かいコミュニケーションの積み重ねが良い風合いに繋がっていると思います。

展示会形式なので余裕をもって生産時間を取っている所も、仕上がり重視の為です。
[基本的に、ハウスブランド(セレクトショップオリジナル等メーカーオリジナルブランド)で展示会形式で1年前にコレクションを発表するメーカーはあまり有りません。]

色々理由は有りますが、単純に全てのブランドが海外生産をすると国内の工場さんや機屋さんは潰れます。

かなり微力ですが国内生産をする事で自分が存在する事の意義、国内でしか使えない糸や生地、技術を次の世代に伝えて行けたら良いなと思います。

たぶん、将来的に自分で何かしら作るとしても国内生産を選びます。

皆様も、機会が有ればお店で洋服を買う時、生産国を見てみてください。

その洋服を買う事で日本の遠くの誰かがご飯を食べれるし、商売を続けれるかもしれません。

これからもphlannelは国内生産で頑張ります！


今年の夏くらい迄は結構お店に立ってますので是非、BLOOM&BRANCH東京店にお越しください◎

DM貰えれば、ご対応します！

良かったら、instagram、WEAR、楽天ROOM覗いてみて下さい◎

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