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「変わる」ということ

「次のシーズンが終わる時、また自分が違うステージにいってる気がする」
1つのシーズン*を振り返る、エバリュエーションセッションの最後にクライアントさんがそうおっしゃった。

*シーズン; 当社では、コーチングセッション約10回を一つの単位として、提供しており、その10回の塊を、「シーズン」と呼んでいます。
*エバリュエーションセッション;1シーズンに1回行う振り返りのセッションのこと。

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その時、(あぁ、もうこの方は、自分が変わること、変わっていくことを心からゆるし、それを歓迎しているのだ)と、しみじみと感じました。

変化とは何か

私たちコーチの元には、なんらかの変化を起こしに来る方がたくさんいらっしゃいます。
しかし真実は、変化は「起こるもの」で「起こす」ものではなかったりします。
私がその「変化」というテーマでお手伝いできていることがあるとすれば、
・変化が起こることを迎え入れる
・自分から分離して見ている世界から、影響を受けることをゆるす
・自らが世界の一部であり、今ここにあることを感じる
・世界を作り出している、もっと言えばあなた自身が世界であること
それらの可能性を共に冒険する、ことなのだろうと思います。


命の世界と、ビジネスの構造

最近、コーチとして関係性に関わっていくシステムコーチング(ORSC)の実践を通じて、人の全体性への関わりや命の世界をビジネスの構造や文化に持ち込むことの難しさを生々しく、自分の痛みとしても感じる日々を過ごしていました。
しかし、その一方で、ビジネスの構造や文化に”人”や”命”という文脈を吹き込める関わりをさせていただけている尊さと、喜びも感じるようになりました。

さまざまな側面で時代も変わり、複雑化する社会、そして社会課題が事業課題として語られる構造が世界的に始まっている今、そしてこれからは特に、命、そして人という側面からビジネスが語られる機会も増えていくだろうと感じてます。
そしてだからこそ、この仕事があるのだろう、と。

人のあり方が変わると世界が変わる

少し前に、ある経営チームにシステムコーチングで関わらせていただいているとき、「〇〇さんが変わると、世界が変わりますよ!そりゃもう!」
という声が出て、「え、、、」とその方の胸に届いていくシーンに共に居させていただいたことありました。

変わらないと思っているものが、変わるとき、それは本当にさりげなく変化を遂げます。そして、それは関わりに必ず反映され、そこからそれが起こっていることに気づかされることが多くあります。

今日は、数年のお付き合いでその方からは一度も届いたことのない「確認しました」という了承メールが、私に届きました。
特段ご本人からの用事が特別ない限り、了承や受け取りを知らせるメールをお送りされない方からの突然の了承の返信メール。
何らかの変化がここで起きているのだな、とあたたかいエネルギーを感じながら、その返信から、その方とのつながりを感じてうれしい私は、その方が私の世界を変えてくださっていることにもまた、改めて気付かされるのでした。



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