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旅行、写真、音楽、商店街、鉱山、民俗学、オートバイ歴→TRACER900GT・TDM900(南ア)・CRF250L・VMAX1200(北米)・XR250(前)・XLR250BAJA・XR250(後)・FJR1300(南ア)・GPX250R2・ELIMINATOR400SE

最近の記事

波の上ビーチと沖縄返還前後の話

以前、沖縄にハマっていた。 というより沖縄に日常の逃避の目的地を見出していた。 全く沖縄に対して失礼な話だが、沖縄の歴史や風俗、文化を毎日のように調べていたから、たぶん「沖縄病」だったのだろう。 1年間に東京から沖縄に4回ペースで行っていたときは、金曜の仕事後に羽田から那覇に行って、日曜夜に那覇から羽田に帰ってくるということも何回かあった。 ただ沖縄でも弾丸旅行が無理だったのは八重山地方へ行くときで、連休と有給休暇を利用するなどしたが、それでもそのうち数日は那覇に滞在するこ

    • 犬がいた日々(前半)

      子供時代から社会人になりたての頃まで柴犬を飼っていた。 時期は、小学校3年生から社会人2年目までの15年間。 小学生当時、親に駄々をこねて横浜のペットショップで買ってもらったのだ。親からの猛烈な反対を押し切って買ってもらった訳だが、それには条件があった。 「ちゃんと面倒を見ること」という至極まっとうな、しかし一番大変な約束を親とかわした。そのときはそんなこと自分一人で簡単にできると思っていた。実際には家族の協力がなければ無理なのにそのときは自分一人でなんとかしてみせると思っ

      • 悪魔の呪文(HOCUS POCUS)- FOCUS

        オランダのプログレッシブバンドFOCUSの曲について語ってみたいと思います。 その曲は、アルバム『Moving Waves』の1曲目に収録されており曲名「HOCUS POCUS」(邦題 - 悪魔の呪文) です。 たまたまクレイジーケンバンドのギタリスト小野瀬雅生さんのnoteで、この曲について書かれた記事を読んで触発されました。 学生時代に友人からヨーデル風ボーカルを大笑いされながらもよく聴いた曲です。このバンドのボーカルの人(タイス・ヴァン・レア or リール)は、実

        • The Look of Love(恋の面影)

          The Look of Love とは映画「007 カジノロワイヤル(1967)」内で使用された邦題「恋の面影」という楽曲です。 バカラックの膨大な楽曲群の中でも特によく聴いている曲です。 この曲は発表されて50年以上経った今でもたくさんのアーティストからカバーされ続けていて、私はそれらが収録されているアルバムや音源を機会があればできるだけ収集するようにしているくらい好きなのです。 今回、収集したものの中から一部を簡単に紹介してみたいと思います。 まずどのような曲なのかは

        波の上ビーチと沖縄返還前後の話

          北海道を駆ける(オホーツク篇)

          ツーリング日記のようなもの。 *** オホーツク海沿いの宗谷国道をひたすら南に向けて走っている。 猿払(さるふつ)では、牧草地を貫いている道路がずっと直線のところがある。 10km位はあるんじゃないだろうか。 独占状態で走る。 猿払付近 クッチャロ湖、浜頓別(はまとんべつ)を過ぎ、神威岬(かむいみさき)に寄り、枝幸(えさし)に入る。 朝から何も食べずに走っていたので、ここで昼飯にしよう。 朝と夜はとても質素なので、昼はちょっとだけ豪華にしようか。 枝幸では

          北海道を駆ける(オホーツク篇)

          ミッシェル・ガン・エレファントについて

          解散して随分経っているバンドですが..... ミッシェル・ガン・エレファント(TMGE)は、バンド内のあるメンバーと昔、一緒にバンドを組んでいた等の個人的なつながりがあって、少しだけですが特別な存在です。 彼らがプロとして活動していた期間も、邦楽はほとんど聴いてなかったのですが、そういう理由もあって熱心ではなかったかもしれないですが、このバンドの曲は聴いていました。 2003年の9月1日に突然、解散発表があり、その年の10月11日に幕張メッセでラストライブが行われました。

          ミッシェル・ガン・エレファントについて

          沖縄にかぶれる(金武・辺戸岬篇)

          那覇空港からゆいレールに乗って外を眺めると、那覇という街は「白い」と思ってしまう。 白くしたいというのは沖縄の人の深層心理にあるのだろうか。 以前、沖縄病を発症気味であったものの、それもだいぶ治まってきた。 沖縄病といってもいろいろな種類があり、主に沖縄の歴史、文化によって、この病になりかけた。 基地問題については、調べたり、実際現地で体験したことなどを考えると、自分でも何がいいのかよくわからなくなってくるので興味がなくなってしまったのだが、沖縄戦の経緯を辿った

          沖縄にかぶれる(金武・辺戸岬篇)

          北海道を駆ける(サロベツ原野篇)

          ツーリング日記のようなもの。 *** 留萌から内陸部に入り、旭川に向かっている。 高速道路が見えるが、一般道で行く。 今では北海道にも高速道路が複数出来ているが、北海道の一般道は一部を除いて大体空いていて、高速道路が本当に必要かどうかと思っていた。 だが、長距離を一気に走り抜けてしまいたいという思いが、本土とは違う感覚で存在するのだ。 高速道路は、期間限定かもしれないが、無料開放している区間が結構あって走っている車両はわりと多い。 しばらく走ると北海道第二の都市、

          北海道を駆ける(サロベツ原野篇)