シャイン集めに必死になる2020年秋

※この記事はゲームのレビューではありません。スーパーマリオサンシャインを久々にやってみた一個人のただの感想です。

※2020/10/1 追記: Googleの検索で引っ掛かってしまうのを防ぐためにタイトル変えました…。

『スーパーマリオサンシャイン』が2002年の発売された当時、まだ小学生だった私は、その6年前の1996年に発売された『スーパーマリオ64』をなかなかクリア出来なかった苦い思い出がありながらも、気持ちを新たにプレイすることにしてみた。

「おぉ、64より操作しやすいし、なんか…私でも出来そう!」

2002年にゲームキューブで最初にプレイしてみた時、私はたぶんそう思ってたと思う。64のときより自分の体も心も頭も成長していたというのもあるが、何よりキューブのコントローラーが64のコントローラーよりも操作しやすかったという記憶がある。

ストーリーも、やるべきことも、明快で分かりやすい。島内のラクガキをポンプで綺麗にしたり厄介事を解決したりして、島の力の源である”シャイン“を集めていけばいいだけ。

各所のステージも適度に簡単で、適度に難しい。全然出来ないならたぶんすぐに投げ出していたのだが、操作のコツを掴んで何度かトライしてみたら出来るぐらいの難易度だったので、続けてゲームを進めることが出来たんだと思う。

当時は、インターネットで攻略サイトを見るという手段も出来なかったから、本屋でサンシャインの攻略本を買って、ボロボロになるくらいに読み込み、一つずつシャインと青コインを集めていくのが、むちゃくちゃ楽しかった。

ボスを倒したり、アスレチックコースをクリアしたり、ヨッシーに乗ったり、ジェットコースターに乗ったり、赤コイン集めたり…。

誰でも簡単に出来る平和なステージもあれば、何度やってもクリアできないような難易度高めのトラウマステージもあって、初見で、すり抜けなどのバグを使わずに正攻法でいけば、なかなかに時間が掛かる。小学生なのに外にも出ずに、テレビにかじりついてやってたなぁという記憶がある。

さて、2020年の秋。私はまあまあいい歳の大人になった。ゲームの経験もそれなりに積んできた。小学生の時にやってたゲームをもう一回やってみるとどうだろう?あの時よりは上手にできるのだろうか?

ワクワクしながら、『スーパーマリオ3Dコレクション』の中に収録されている、『スーパーマリオサンシャイン』をプレイしてみた。

…もう、それはそれは、楽しくてしょうがない。操作方法は当時と少し違うところもあるけど、慣れたらだんだんと昔の感覚が戻ってきた。

とはいえ、最後にプレイした時からかなり時間が経っているので、ステージの攻略の仕方を完全に思い出せるはずもなく、各所でまあまあ苦戦することになった。

昔スイスイ出来ていた、ビアンコヒルズのボスパックン戦で、ペンキから出てくる雑魚の攻撃で死にかけた時は、少しショックだった。ポンプでボスパックンの口に水を入れるという操作が難しくなっているような気がした。固定視点のやり方が昔よりかやりにくかったからかな。

アスレチックコースでは、昔と同じく、緊張して手汗でコントローラーがビシャビシャになりながらも、なんとかチャレンジ回数のゴリ押しでクリアした。

シレナビーチのマンタ戦は、昔読んていた攻略本で学んだ、安全地帯に逃げ込みながらの戦法で、まあまあの時間を掛けてなんとかクリアした。

おおすなどりは、嫌すぎてもう一回やりたくないから、何度か雲に降り、おおすなどりが一周してくるのを待つという地道な戦法で、赤コインと青コインを同時に集めた。

ピンボール台はどんなにゲームが上手くなっても一発では出来ないと思った。ビヨーンと飛んだ後に確実に穴に入るコツがいまだによく分からない。逆にあれを一発で確実に成功できますという人がいたら教えてほしいぐらいだ。

一度落ちたら即ミスの毒の川で草に乗りながら赤コイン集めるステージは相変わらず、全然出来なかった。マリオのストックをたくさん消費してしまった。

コロナマウンテンは、昔よりはサクサクできた。今の私は、昔よりの私はよりかは、慎重さと辛抱強さを覚えたんだと思った。おかげで泥舟は昔より早くクリアできた。

…などなど。全てに思い出があるのでここでは語り尽くせない。とはいえ、ステージ攻略の記憶は曖昧だったから、良い具合のテンションで、サンシャインをプレイ出来た。

一通りクリアし終わった今も、残りのシャインと青コイン集めで、ちょっとずつ進めている。毎回ワクワクして、本当に楽しい。なかなか出来なかったステージが、ようやく出来た時の達成感が爽快で気持ち良い。(シャインを取った時の、あの演出と音楽がたまらなく好き。)

時々ネットで検索して出てくる攻略サイトの古さにもノスタルジーを感じる。「一応古いんだよなぁ、このゲーム」ということを改めて思い知らされる。でも、プレイ画面からは全く古さを感じない。一度やっているはずなのに、新鮮な気持ちになる。子どもがやっても、大人がやっても、全然飽きない内容と適度な難易度。これぞいわゆる、”神ゲー“ってやつだろうか。…あくまで個人的感想だが。

…とまぁ、こんな風に、スーパーマリオサンシャインにもう一度夢中になれるなんて、思ってもみなかった。ありがとう、任天堂さん。私は本当に涙が出る思いです。

2002年から18年間、私は色々あって成長して大人になったけど、根本の部分は変わらずに、ずっとずっとゲームが好きで堪らなくて、その理由の一つは、スーパーマリオサンシャインであることは間違いなくて、サンシャインを必死になって夢中になってやっていたからこそ、今の自分があると思っている(ちょっと大げさ)。

サンシャインが無かったら、難しいステージをクリアした時の喜びを感じられなかったし、クリアするために何度も試行錯誤するという、人間にとって大事なことを学べなかったのでは?とも思う(かなり大げさ)。

まぁ、大げさでも、このゲームをプレイ出来たことは、私の人生にとって大切な思い出、かけがえのない宝物であることには間違いないと断言できる。

それぐらいのゲームなんです、『スーパーマリオサンシャイン』というゲームは…。

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ここまで読んでくださいました読者の方、スーパーマリオサンシャインが好きで好きで堪らない気持ちだけは伝えられたような気がするけど、内容がまるでなくて、スミマセン。

百聞は一見に如かずという言葉があるように、一度プレイすることをオススメします。どんなにゲームの上級者であっても、簡単すぎて単調すぎてつまらないなんてことは、決してないです。…たぶん後悔しませんから。

なお私は、サンシャインと同じく『スーパーマリオ3Dコレクション』に収録されているゲームである、小学生の時に苦い思い出を持ってしまった『スーパーマリオ64』と、受験期真っ盛りでプレイすることなく終わってしまった『スーパーマリオギャラクシー』も、近々プレイする予定でいます。

『スーパーマリオ64』はリベンジ、『スーパーマリオギャラクシー』は初見プレイです。どちらも楽しみ…。

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(余談)

こんな感じで、まだまだ楽しいことが残っていて、だからまだ生きていようと思う。人生そんな感じで良いんだと思う、今日この頃です。

たかがゲーム、されどゲームです、侮れません。人生においてゲームは、あってもなくてもいいけど、夢中でプレイした思い出は色褪せず、人生の彩りにはなると思います。それでも、スパイス程度のものなので、程々に…。

ちなみに、ここまでゲーム好きとか言ってますけど、はっきりいって、私はゲームが下手です。下手の横好きです。私の旦那や、男兄弟には、いつも圧倒的にセンスで負けます。

自分の下手さに時々打ちひしがれることもあるけど、スーパーマリオサンシャインをはじめ、マリオシリーズのゲームはそれさえも乗り越えさせてくれる。何回かやってたら、私なんかでも出来る。そういう面でも、マリオシリーズって凄いです。

だからずっと、推していきます。






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