1ヶ月にかかる介護費用(要介護5の母の場合)とnoteのクリエイターさん
増えるビジネスケアラー
2030年には、家族介護者のうち約 4割(約318万人)がビジネスケアラーになるそうだ。
4割って・・・かなり高い。
そして2030年って6年後のことだ。もうすぐ。
この数字、決して低くはない。
私が今よく会う中高時代の地元の友達は、ほぼどちらかの親が介護状態。
誰しもこの問題に直面する可能性がある。
となれば、気になるのは、一体介護にどのくらい費用がかかるの?ということではないだろうか。
介護にかかる費用ってどんなものがある?
今ざっと把握している項目は、
・オムツ代
・小規模多機能の利用料
・福祉用具のレンタル代
・医療費
だいたいこんなものだと思う。
上図によれば一時費用として住宅改造や介護用ベッドの購入などと書かれているが、我が家の場合、福祉用具はレンタルしている。
我が家のある月の介護費用
オムツ代:20,000円
父によればおよそ2万円くらい。
リハビリパンツと中に敷くパッド代。
自分で日常生活ができて、トイレ介助も不要であれば、この費用はほとんどかからないと思う。
オムツ代は、補助が出る場合があるが我が家は出なかった。
いくつかの条件を「すべて」満たす必要があり、
「ご本人及びご本人と同一住所地に居住する親族全員が市民税非課税であること」に該当しなかった。
*あと我が家は母が病気のせいで涎が出てしまうのでティッシュの消費も多い。ティッシュ代やお尻拭きタオルとか、顔拭きタオル、などそういうちょっとした物にもお金はかかる。
福祉用具レンタル:6,743円
(借りている福祉用具)
・車椅子2台
・介護ベッドと付属品
・手すり
・スロープ
・リフト(昇降機)
今度、トイレの手すり設置で手すりのレンタルがなくなればその分は減る。
小規模多機能施設利用代 64,138円
上記のうち、通常の利用代金は、36,837円。
差額は月2回のショートステイ利用代金。
2泊3日を2回利用でこの時は27,301円。
介護保険適用はサービス利用料金なので、適用外の費用は自己負担になる。
*サービス利用料金=介護サービス費:食事や入浴などの介助を受けるための費用(ショートステイを利用する場合必ずかかる費用)
医療費:10,000円(仮置き)
・持病の治療費と薬代
・訪問歯科(毎月1回)
ただ母の場合持病にかかる治療費と薬代は上限1万円か5千円。
父の収入によって変わるらしい。
今年分はまだ未定。
難病指定されているので、難病に関する治療費は一定以上かからない。
*薬代ではないが、薬を飲むときのとろみ剤の購入も薬に関係する費用。
訪問看護と訪問リハビリの費用
上記は小規模多機能施設と福祉用具のレンタル代など。
つまり介護保険部分。
別に訪問介護と訪問リハビリを利用している。こちらは医療保険部分だと思う。
この費用が、2,500円〜5,000円くらい?
利用回数によってばらつきがある。
これはまた別の会社から請求書が来ている。
・訪問看護:週2回
・訪問リハビリ:週3回
小規模多機能とは別の会社から看護師さんや理学療法士の方がいらしているのだ。
父が管理していて(自分でできるから、と私に介入させない)、全部把握できていないかもしれないが、およそ上記の通りと思う。
合計およそ120,000円前後
(医療費が1万円の場合)
母の正確な年金額を知らないが(父が管理)、サイトで検索して母の世代の専業主婦の場合、66,008円が老齢基礎年金だとすると、母の老齢基礎年金だけでは足りない額。
父は母の年金は使わないでいるので、そのまま貯まっているが、この金額、心許ない。(結婚するまで勤めていたので厚生年金があるのかもしれないがそんなに大した金額ではないと思われる。)
あくまで我が家の例だし、ショートステイの利用回数によっても変わるがおよその金額である。
介護保険のサービスと医療保険のサービスが別だが、ともかくトータルでは10万円〜12万円くらいかかっていると思う。
フルにサービスを活用して仕事と両立
在宅介護といっても、小規模多機能施設の併用で、半在宅みたいな感じである。
今は平日と土曜日は何らかのサービスを入れて、完全在宅は日曜日のみ。
ただこれは父が家にいてくれるから成り立っていると思う。
同じ小規模多機能施設を使っている同級生は逆パターン。
平日預けて週末の何日かを自宅に連れて帰っている。
訪問看護では、
・排便コントロール
・歯磨き
・爪切り
・足湯
(条件が整えば入浴介助も可能)
などなどの清潔ケア
訪問リハビリは、
・足のストレッチなど体がかたまらないようにするリハビリ
・歩行訓練
・トイレや車椅子移乗の練習
など、体のリハビリをしてくれる。
皆様とても親切で母を大事に思ってくださり、ありがたい。
小規模多機能施設(デイサービス&ショートステイ)では、
・入浴
(訪問看護でも条件が整えば入浴介助も可能)
・生活リハビリ
(歯磨きやトイレ、食事、着替えの日常生活のリハビリ)
をしてくれている。
ただ平日は戦闘状態・・・主に
・時間との戦い
・仕事との戦い
・いうことを聞いてくれない時の母との戦い
・父との戦い
・睡眠不足と疲労との戦い
日曜日は仕事がないだけ、時間と仕事との戦いがないのが嬉しい。
平日はだいたい朝4時半から8時まで、夕方は17時から21時までが忙しいのだが、仕事がなかなか17時に終わらないので、そこがきつい。
朝は、6時から7時の間に隙間時間があってその辺りで家事をしながら、更新されているクリエイターさんをチェックしている。
私にとっての「おめざ」みたいなもの。
いろんな日常が楽しく、全部真似できないまでもいいなと思ったことは何らかの形になって私の日常にもいい影響を与えてくれている気がする。
ちなみに今は訪問看護の方がいらして母の清潔ケアをしてくれている。
その間、私はさっき洗濯物を干してきて今2回目の洗濯を回している最中。
適宜見直しが可能、情報収集が大切
最初に戻った時と比べて、いろいろと受けるサービスを試行錯誤しながら、見直してきた。
私は会社のケアマネさんやnoteのクリエイターの皆様の情報が非常に勉強になった。
山川さちえさんからは、「訪問看護の人にお願いしていいこと」を教わって、排便コントロールをしてもらえることを知った。
そんなことをしてもらえるんだ!って驚いた。誰も教えてくれなかった。
他にもいろいろ教えていただいた。
これをもっと早く知っていたら・・・最初1年半の苦労はなかったと思う。
我が母は滅多に失敗しないが、たまにオムツの中に大きい方を溜めてしまうことがあった。
そうなるとシーツや衣類の洗濯と、母をお風呂に入れて洗うという作業が発生し、冬などは大変だった。平日の朝だったりすると遅刻しないかハラハラだった。
でも今は排便コントロールのおかげで下の世話のストレスが大幅に減った。
介護でお世話になったクリエイターの皆様
介護を始めたばかりの頃、本当にお世話になった・・・
改めてありがとうございます。
介護だけの人生にならないように、「介護者にも介護者の暮らしがある」ってことを早い時期に私にインプットしてくださったおかげで私は諦めなくなった。
介護の渦中にあるクリエイターさん
私など、まだまだ序の口と思える皆様の介護生活・・・尊敬しかない。
記事を読んで励まされることばかり。
*****
要介護5をワンオペ・・・!
すごすぎる。
しかも軽くて小さな我が母と違って、パートナーさんは188センチと大きな男性!ポテンシャルが非常に高いとんすけさん。かっこいい。
Drop inさんも要介護5をワンオペ・・・。
完全在宅といい、ケアの内容といい・・・真似できないレベル。
認知症の介護は・・・本当に大変。
体が動かないよりある意味きついかも・・・。
ビジネスケアラーのtakaさん。
最近フォローさせていただいたのでこれからも読ませていただきます。
kyokoさんのパワーがすごい。とても愛情深い方だなって思う。
他にもたくさんいらっしゃるのにすぐに探せない・・・
多くのクリエイターさんの記事で、私なんかまだまだって思える。
もっとやれることがあるって。
そして自分のキャパシティの小ささに落ち込んだりする。
でも仕方ない。私には私のできることしかできないのだから。
介護は本当に大変だ。
育児と両方経験された方が、「基本子育てはできることが増えていくけれど、介護はその逆。できないことが増えていくから。だから大変なの。」とおっしゃっていた。
(でも育児は育児で・・・やっぱり大変。だって大きくなればなったで受験やら就職やら独り立ちするまで心配事は尽きないから。)
ただ介護だってきっと得るものもある。
得るものがなかったとしても、親と過ごす貴重な時間であることには変わりはない。
こういう機会をもらったことは、とてもありがたいことなのかもしれない。
できることをできるだけ淡々と・・・やっていきたい。。。。。
おまけ 本日の父
今朝から証券会社のサイトを見ている。
訪問看護の人がいるからその時間が取れる・・・。ありがたい。
利益が出ている分から5万円分利益確定したと言っている。
それは昨日駆除したアシナガバチの巣の駆除代にするんだと思う。
母の昇降機設置のために出窓の下のなにわいばらの枝をカットしたところ、中から20センチ近い蜂の巣が・・・。
施設の人や私達が刺されたら怖いので専門の業者さんを依頼していたようだ。(そういうところはまだ健在)
税抜38,000円だったらしい。(まあまあ相場)
ただ・・・この投資についても不安は伴う。
運転免許と共にいつ止めるんだろう・・・。
そして思う。
私もこのスキルを身につければ老後の楽しみのお金などは捻出できるだろうなって。
母は60歳から株の投資の勉強を始めた。
私はやらなきゃって思いながら10年が過ぎた。
落ち着いてやらないと危ない気がしている。
他にも自分の懸念材料は多々あるのに・・・親を理由にやっていないのは私の怠慢だ。でもね、心の余裕がないと頭を使わなくてもいいことに逃げてしまうのだ・・・。(言い訳)
話が逸れてくるのでここでやめる・・・。
洗濯物が仕上がったら干してこよう。
皆様も良い1日をお過ごしください。。。。
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