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身近な人に悪態をつくもの

誰しもが経験あるだろう。思わず、嫌な態度をされること。まあ、一度や二度は、平気だが、常にとなると、哲学のスイッチが入り始める。
この人には、悪意はない。いぢめようとも、思っていない。一緒になにかできればと思っている。教育や改心、進歩させようといきなり詰め込んでもいない。むしろ、逆だ。
ならば、年齢や性別、見た目や性格なのか。
そういうのは、悪いが、あまりすぐには変えられない。誠心誠意、笑顔で接するだけぐらいしかやりようがない。それも気持ち悪いから、やり過ぎはできない。
私としては、精神的に安堵したいために、自分のなかで、その、悪態に筋を通さねばなるまい。
ここで、哲学がはじまる。悪妻をもつと、旦那は哲学者になるという。ソクラテスなどそうらしい。それは、永遠に解決しない問題の考察だからだ。女性の理不尽ほど、理不尽はない。しかも、わかっていることも多い。確信犯だ。そんな理不尽に、何が効くというのだろうか。そうして、男は解決しない問題の答えを探し始め、永遠に終わりのない考察は、男から笑顔を奪い、女性にすぐに返事をすることもなくなり、ひたすら考えるようになる。哲学者になる。
話がそれてしまった。悪態の理屈を考える話だ。
風の噂では、生理的に受け付けない、ということらしい。この人は少々頭が弱い。べらべらしゃべる。仕事で少し緻密になると、どっかにいってしまう。いつも誰かとおしゃべりしている。仕事中によそ事が多い。おそらく、想像力がないからではないだろうか。年齢は30スギぐらい、ゆとり世代の息もかかっているかもしれない。
ただ、この世代はデジタルネイティブであり、考えるより先に検索する癖がついている。絆や友達が大事で、よい会社への就職欲も強い。
いちばん問題なのは、検索で済ませる癖だ。考えない。少しでも嫌なことがあっても、自分で考えられない。考えて嫌なことを解決する術を持たない。いくら、私が嫌なことの解決する方法、と検索しても答えは出てこない、出てこないことぐらいはわかる。わかるといっても、私たちのように、そこでいくら探しても自分で見つけるしかないよ、といった理解ではなく、ネットは自分のパーソナリティーや課題などをわかったいないからだ。わかっていれば、答えは出るだろう、と考えている。だから、とドンピシャなことがかいてあると、おそらく満面の笑顔で信じきるのだ。
その悪態をつきたくなる感情を支配できない。これは、甘えから来ているが。親に大事に育てられた彼らは、親に反抗しなかったかもしれない。学生の時の悪態をつくことの青春の欠片が、まだ、30を過ぎても、彼らをチクチクさせている。
悪態をつくことの損失を想像しない。できない。いまさへ、自分さへ、嫌な気持ちを吐き出し、相手に自分が嫌だと思う気持ちをぶつけられれば、溜飲が下がり、もう、それでいい。仕事など、他の人とするからいい。とにかく、この人の前から、早くいなくなりたい。

さしずめ、そういうことだろう。考えることができず、検索してでしか、物事を解決できないから、そうなるのだろう。

なぜ、こんな高学歴が、と思うこともしばしばあるが、SAPIXがそうであるように、いまでは、ありとあらゆる試験の問題が分析されており、かつ、効率的に小学生に教えられるので、昔はひらめくものしか解けなかった問題は、いまや、頭がよいこちゃんなら誰でも解けるようになった。
学校も理解し始め、最近は文章を書かせるようになってきている。鼬ごっこだろう。

また、話がそれた。それてある間に、結論を考えているのだが、それは屁理屈か。

①悪態について、それが自分や相手に何をもたらすか、想像できない。
②悪態をつくことができると、思い込んでいる。すなわち、甘えている。

この二点か

私としての、対処法は、生理的にきらわれているのだから、仲良くしようとしない、すなわち、お互いもっと理解を深めようということをしない。
事実だけを連絡する。誉める機会があれば誉めておく。悪態をこちらからつかない。丁寧に親切にする。

要は、こちらとしては、できるだけのことをする。
私はこの人に全く興味はないので、好きなようにさせる。いうことを否定したり、適正しない。そうだね、そうだね、その通り、とやる。

絆、友情、友達、そういったことをものすごく重要視するくせに、人間関係には無関心だ。なんなんだ。私たちの世代は、すべて同じお皿の上だが、彼らはまるで、異次元に存在させているようだ。

考え方や捉え方の違いは、かなりある。
近付かず、近付けようとせず、こちらで理解し、コミヌニケーションすることだな。

案外自意識過剰で、話しかけると距離縮めてきていると思っている。
バカなやつらだ、近付きたくないからなのに、想像力がない。彼らは、たぶん人工知能にころりとやられる世代なのだろう。

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