【マネジメント】頑張っている姿の評価が組織の生産性を87%落とす。
こんにちは!おーぞのです!
第3回の内容では第2回で評価基準の話をしたのですが、数字、結果(事実)に依存しない概念で評価することがいかに会社の業績を落としてしまうのかについて書いていけたらと思います。
『頑張っている!その評価をやめる』
に関してです!
「頑張っている姿を見た際はできる限り褒めるようにしています!そのほうがみんなモチベーションも上がりますからね!」
「一生懸命に取り組む姿を評価してあげないとね!結果は頑張ってる人には自ずとついてくるものだからね!」
僕も実際そう思っていました。とりあえず褒めろ!!!これが正義であるかのように教わったから当然なんですが笑
しかし、本当にそれは矛盾の生じない芯のある言葉でしょうか?
プロセス評価は個人的見解、感情感覚に左右される
「プロセス評価」はよくある誤解と言っていいでしょう。結論から言ってうまく機能することはありません。
そもそもここでいう「プロセス」とは何を指しているのかに異差がないように具体的に説明しておきます。
例えば、「チーム内で一番頑張っている。」「積極的に質問をし、勉強をしている。」「部下とも隙間時間ができればよくコミニュケーションを取っている。」
結果(事実)というよりかは個人的感覚、感情で捉えられた内容です。基準が曖昧で数字もしくは○、×での評価ができない。何かしらの結果が出るまでの過程を「プロセス」と定義することにします。
この定義付けからすると「プロセス評価でのデメリット」では、どうしても個人的見解が入ってしまうこと。そして、評価される側にも感情が入ってしまうということです。
それでは、よりイメージできるように実際にありうる状況を以下に記します。(営業に関して。AさんBさんは同じ等級の部下。)
Aさん:毎日のように残業をして資料作成をして、上司に営業スキルの上達方法など積極的に質問し、契約ができた際は上司に嬉しそうに報告をしてきます。いつも一生懸命やっていると感じることが伝わり、半期の月売上平均は100万円です。
Bさん:毎日、定時退勤します。営業方法も上司に聞いてくる様子もありません。契約が出ても淡々と報告をしてきます。半期の月売上平均は120万円です。
営業に求めるものは売上です。それを前提とするならば当然Bさんの方が高い評価を受けるべきでしょう。
しかし、「プロセス評価」を重視する会社はどうでしょうか。Aさんが高い評価を得ることも少なくないでしょう。上司の認識できる範囲で頑張ってる姿を個人的見解で判断してAさんが高い評価を得る。
もしかしたら、Bさんは帰宅後にロープレをしていたかもしてません。営業のコツも上司の電話を耳を済ませてメモしていたかもしてません。それは上司の認識できる範囲ではないが故にBさんは低い評価を得ることになってしまうのです。
事実で評価しなければ、結果業績は落ちる
なぜか?
評価される側は思考はこんな考え方になるからです。「頑張っている姿を見せればいいんだ」
【良い結果を出す<<良いプロセスを見せる】ことを重視し始めます。
「求められているゴール」を自ら走り切らなければならないのに良いプロセスを見せればいいと勘違いしてしまうのです。その結果、本来在るべき姿である「結果を追い求める存在」の人が減少し業績は落ちる仕組みになります。
この事実からやはり評価すべきはプロセスではなく結果。
結果という無機質な事実でしか、正しい評価はできないのはここまでで理解いただけたかと思います。「プロセス評価」では正しい評価ができないどころか誰も真剣に結果にコミットしなくなってしまいます。
頑張っている姿を評価するのは、「達成率120%だな!よく頑張った!」このように評価、褒めてあげることが重要です。
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