黒希夢

pixiv/エブリスタ/BLove を拠点にひっそりと文字書きをしています。 自分の脳…

黒希夢

pixiv/エブリスタ/BLove を拠点にひっそりと文字書きをしています。 自分の脳内の物語を気ままに書き出すだけの人。 創作に関することや、pixiv/エブリスタに載せている短編集を載せたりします。 その内、作品の裏話や設定資料のようなものも載せられたらなと。

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自己紹介的なもの。

初めまして。 黒希夢(くろきゆめ)と申します。 現在、pixiv/エブリスタ/BLoveの3つのサイトで活動している文字書きです。 趣味で書いているだけなので、稚拙な文ばかりですが……。 書いているジャンルはバラバラで、特に書くジャンルは定めていませんが、主に恋愛(HL/BL/GL)が多いかなと思います。 また、女性向シチュエーションボイスのフリー台本なんかも書いています。 noteでは創作に関することや、各作品の裏話や創作設定などを載せたり、現在pixiv/エブリスタで掲載

    • 誕生日(甘・恋愛)

      今、俺は目の前にある書類を死に物狂いで片付けている。 今日は、今日だけは残業になるわけにはいかない。 1年で1度だけの大切な日に、残業なんて許されない。 必死に書類に取り組んでいると、隣の仲の良い同僚がこちらを苦笑しながら見ていた。 それに気付いて顔を上げて奴を睨んでみる。 「こわ。そんな睨むなよ」 「こっちは必死なんだ!」 「今日は誕生日だもんなあ……」 手だけは必死に動かしながら、同僚の言葉に言葉を返した。 分かってるなら笑ってるんじゃねえよ! 「オレからの祝いだ

      • 悪魔の愛(死ネタ・悲恋)

        もう何十年も前の事。 私の前に、一人の悪魔が現れた。 とても美しい悪魔。 その姿に、可笑しな話だけれど惹かれてしまったの。 彼は私に言ったわ。 「何でも一つ、願いを叶えてやろう。しかし、代わりにその命を頂くがな」 だから、私は言ったの。 「じゃあ、私が死ぬその日まで、私を愛して頂戴」 って。 あの時の、とても面食らった顔は忘れられないわ。 それからの日々はとても幸せだった。 望み通り、私をとても愛してくれたわ。 誕生日や記念日、クリスマスには必ず私が大好きなお花を

        • 食事と言う名の作業(微鬱)

          僕は生まれてから、食事と言う食事をした事がない。 正確には固形物を口にした事がないのだ。 離乳食の時期ですら、ペーストにしなくては口にしなかったと親が言っていた事もある。 無理に食べさせようとしても口を開かないか、吐き出していたらしい。 固形物の一切を拒絶していたと。 飲料やスムージー、ペーストにした物、具の無いスープ。 僕の食事はそれだけだ。 僕は食事が嫌いだった。 食事と言う動作が面倒で仕方がない。 口に運び、咀嚼し、飲み込む。 たった此れだけの動作が嫌いだ。 もし

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        自己紹介的なもの。

          一頁物語の小瓶「氷少女」

          がりがり。ごりごり。 硬い音を立てながら、氷をひたすら咀嚼する。 もう、何個目か分からない。 私は氷を噛み砕いては飲み込んで。 また氷を口に放り込んで、噛み砕いては飲み込んで。 それを幾度となく繰り返している。 昔から、何故か私は氷が好きだった。 食事よりもお菓子よりも、私は氷を好んだ。 氷なら何でも良かった。 冷凍庫には、水で作った氷の他に、果汁ジュースで作られた氷が大量に詰め込まれている。 その他に、氷菓用キャンディー(俗称:チューペット)も大量に詰め込まれている。

          一頁物語の小瓶「氷少女」