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語彙の不足と言うことについて考える。

語彙(ごい)と言う言葉を聞いたことが有るだろうか、もちろん、よく知っているという方も多いかと思いますが、中々この字を見ることは少ないですね、

私も、漢字で書けと言われれば正直きちんと書けるかと言われると全く自信がありません。苦笑

中学で習うらしいですね。すっかり忘れている自分がいます。

さて、語彙という意味をネットで調べてみますと下記のように書かれていました。

【語彙の字源】
語彙の「彙」という字は、「彑」(彖(ぶた)の略体)という部位と音符の「胃」によって形成されている。音符とは、漢字のなかで発音(読み方)を司っている部分であるが、この音符の「胃」には「丸くまとまったもの」という意味がある。語という小さなものが丸くひとつに収まっているというイメージによって、「語彙」には単語の総体という意味が生まれた。

語彙(ごい)の意味や読み方 Weblio辞書語彙(ごい)とは、ある人やある国が持っている単語の総体のことをいう。Weblio国語辞典では「語彙」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。

www.weblio.jp

とありますように、日本語の単語全てを語彙と言うわけですが、この単語が少ないと表現力が貧弱になってしまいます。

まぁ、最近は語彙と言い言葉を使わずに、「ボキャブラリ」と言った方がわかりやすいという方も多いかもしれませんね。

ただ、人とお話をしているときに、ボキャブラリ【語彙】が少ない人と話をしていると、正直疲れを感じてしまうことがあります。

というか、疲れというか、聞いていてそうした場合にもう少し適切な語彙があるのじゃないかなぁとか、ここはこうした言い回しをした方がより伝わりやすいのと脳内変換してしまうからかもしれません。

若い人がと限定するわけではないですが、何でも「やばい」で片付けてしまうことが多いのも少し気になります。

「この料理、やばいわ」
 「本当にやばいね」
「箸が止まらないよ・・・、もう一杯」

・・・全体の流れを読めば無茶苦茶料理が美味しくて、ついお代わりをしたというのは判るのですが、最初の二行だけだと、料理を出した人は一瞬顔が青くなるでしょうね。

何か間違った?ということで。

少なくとも、こうした場合に「やばい」を使うのはおかしいわけですが、それがおかしいと気付かないというのも困ったわけで、時々聞くともなく聞こえてくる会話を聞いていると、そうしたことがよくある訳です。

あの人やばいよね、・・・

見た目がね、やばいよね・・・

そうよね、やばいよね・・・・

でも、料理は超絶、上手すぎてやばいよね・・・・

なんて、言う話を聞いていたらそれだけで漫才かよと突っ込みたくなるのですけどね。苦笑

ただ、やはりそこで思うことはもう少し語彙を増やそうよと言いたいわけです。

語彙、ボキャブラリと言った方が通りは良いかもしれませんが、そういった言い方が貧困だと、益々表現力の幅がなくなってしまうし、脳を使う機会が無くなってしまうような気がするわけです。

脳というのは、別に特別に才能を与えられた人だけが使える特権ではありません。

そんな大きな差は個々人でないはずです、もちろん両親から受け継いだ遺伝子情報による天賦の才能というのもあります。
しかし、生まれてからの社会経験や自分の努力などで獲得した後天的な才能の方が多いはずです。

私のようなロートルと呼ばれそうなポンコツでも、常に新しい情報を仕入れようとして、本を読みネットで情報を収集したりしているわけです。

我々よりもっと若い人が、自ら学ばず、一部のインフルエンサーの意見だけを鵜呑みにしてしまうと言うのは非常に危うい、そんな気がするんですよね。

皆さんは、どのように思われるでしょうか。

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