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日本語と漢字で思うこと

日本語も韓国も、ベトナムも実は中国からの漢字を継承しているのですが、現在漢字を使っているのは中国、台湾、そして日本だけと言っても過言ではなく、韓国ではハングをに統一したことで、過去の文献が読めない人が出ているとか。

ベトナムも同様に漢字が使われることはないと言ったことを聞いたことがあります。

本家である中国も、簡体字と呼ばれる漢字は、省略しすぎて、意味不明になっている漢字もありますが。

基本的には漢字には一つの音を当てはめるようですが、日本語では同音異義語が多数有るのが特徴ですよね。

例えば、「みどり」ということば

一般的には、GREENを表す、「緑」と言う言葉になるでしょうが、これ以外にも、「翠」とか「碧」なんていう字を当てる場合もあります。

「翠」という漢字の意味は、検索してみますと

下記のように書かれています。

みどり

【緑・翠】

中々意味深ですが、元々は木々の緑という意味合いからとも言われていますが、カワセミ(翡翠)もこの漢字を充てるとも書かれています。

他にも、「碧」という漢字もあります。

同じく検索してみますと。

へき

〖碧〗 ヘキ・みどり

と言った言葉が書かれています。

いずれもgoogleで検索

ですので、翠の方は、Yellow Greenが該当しそうですし、碧の方は、BlueGreenと言う言葉がしっくりくるような色を指すようですね。

もっとも、googleの翻訳では、「翠」は「Midori」、「碧」は「Ao」と表現しているようです。

まぁ、確かに翠も碧も微妙に色合いが違うと言えるわけですが、英語圏では適切な言葉が見当たらないと言うことなのでしょう。

斯様に、日本語では色一つとってもいくつかの色を分類して言葉を作ってきた訳で、これは自然と共に生きてきた日本人の特徴と言えないでしょうか。

その反面、自然以外の物事に対しては、ひとまずカタカナで表現しておこうと言うことから、余計に問題が生じている。そんな気がしてなりません。

改めて日本という国は、自然と共に生きてきたと言うことに改めて私たちは思いを馳せるべきなのではないでしょうか。

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