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独りに慣れすぎた弊害

久しぶりに友達と会った。高校時代からの腐れ縁の彼女とは、毎度美味しいものを食べながらしゃべり倒すのがお決まりだ。

久しぶりと言えど2ヶ月程しか空いていないが、それでも今回も4時間くらいぶっ通しでしゃべるしゃべる。彼女とはくだらない話から真面目な話まで様々な話題になるが、ちょっとためになるというか、腑に落ちるというか、何かしらの学びというか収穫があるのがおもしろいところだ。

しばらく引き籠っていたから尚更、たまには外に出て人に会って、会話するのは大事なことだと改めて感じ、充実した気分で家に帰った。

すると、強大な(?)絶対的な(??)疲労感が私を襲った。

どんなに大きく呼吸をしても、胸がつかえる息苦しさ。
おなかいっぱいだし(ランチの後にケーキ食べたからね)、頭痛もするし(低気圧)、このまま床と一体化してしまうのではないかと思うほど、何もしたくない。

気の置けない友達に会っただけでこの疲労感。
あまりにも人と会わないと、独りでいることに慣れすぎると、対人免疫がなくなり、こんな弊害が待っているのか。ただの疲労か、はたまた老化か。満月のせいもあったかもしれない。

そして、何をしたらこの倦怠感から、憂鬱な状態から回復するのかわからない。
こういう時は自然か?キャンプか?ガーデニングか?まずは散歩か?

30歳手前頃、「翌日に持ち越す疲れ」を身をもって知ることとなった。
今まで疲れなんて、一晩で消えていたじゃないか。老いか。これが老いか。三十路というのはこういうことか。そんなプチ絶望を感じたのは記憶に新しい。
でも今回のは、身体的だけではなく精神的な疲労も含まれるのだった。

いや、さすがにこれはシンプルに老いか?とも思ったが、一人で電車に乗りデパートに行って人混みに揉まれ歩き回った日よりも、友達に車で送迎してもらいカフェに行きだらだら喋っただけ日の方が疲れてるってどない?なに?なになのこの疲労は?気疲れ?気なんて遣ってないのに?楽しくって疲れちゃったの?小学生か?でも今日はいっぱい遊んでよく眠れるね★のタイプの疲れじゃないじゃんこれ…。

定期的に外に出ないと。人と話さないと。どれだけ短時間でも、くだらなくてもいいから何かを話して笑って、外の世界と関わらないと。
でも疲れるってわかってるしやめておこう…。

独りに慣れすぎた弊害は、自覚無く私を蝕んでいく。そしてさらに私を孤独に追い込んでいく。こうやって人は孤立していく。なんて恐ろしい負のスパイラル。あまり人と会わない生活をしている人はみんなこんな感じなん?

この問題は今後改善していくのか、はたまたずっとこのままなのか、今のところ不明である。とりあえずしばらくは付き合っていかなければならなくなりそうだ。ちなみに写真は友達と行ったカフェで映えすぎてびっくりしながら撮ったもの。私だってたまにはこういうことしたいんだ!!
頑張れ、私。負けるな、私。

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