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初心者のための投資のこれから6月  (無料)

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

配信日> 4日 9日  14日 17日 22日 28日☜(最新記事)
あくまでも個人の感想です。

6月4日 配信分

6月になりました。台風2号による、集中豪雨で被害にあわれた方もいるかと思います。お見舞い申し上げます。
 みなさん、大丈夫でしょうか・

 さて、ドル円相場は、6月に入り、最初の大きな経済指標である、雇用統計の発表を2日金曜日の夜に迎えました。
 ドル高(円安)になったドル円の方向を見極める場でもあります。
2日 21:30 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)
       前回 25.3万人 (29.4万人) 結果33.9万人(予想 19.0万人)
       5月失業率 
       前回 3.4%  結果3.7%(予想3.5%)
雇用者数は大きく増加しました。しかし、失業率は上昇という相反する数値です。 138.902円から139.468円にドル円は上昇するにも すぐに下がり、731円まで下がります。そこからまたあがり、またもとの位置に。
次第に上昇をはじめ、ニューヨーク市場が開くと、さらにドル高方向に上昇します。その後は次第に上昇し始めます。
 日本時間の土曜朝方には、140円を付けた後、139.9円台で今週の相場を終えました。


 債務上限問題が解決したこともり、株価も反発、大きく上昇です。
ドル高、株高で終わりました。

内容を詳しく見ましょう。

 5月は広範囲の業種で雇用が増加しました。特に専門職・ビジネスサービスや政府部門、ヘルスケアでの伸びが目立ちます。経済の環境は予想を超えた伸びです。
 一方 マイナスに働く、失業率は前月からの上昇幅が2020年4月以来の大きさとなり悪化です。FOBが目標とする4%越えもみえてきました。
 平均時給は前年同月比では4.3%増。今年3月と並び、2021年半ば以来の低い伸びにとどまりました。そして、労働参加率は62.6%で変わらず。25-54歳の労働参加率は上昇し、07年以来の高水準。上昇分を女性が占めたようです。

 これから開かれる6月FOMCでの利上げはあるのか?どう影響するにか?
気になるところですが、マーケット関係者、アナリストの多くは6月は利上げの据え置き、様子を見るという観測で一致しています。
 去年から毎回のように利上げされてきた金利がはじめて上がらない、据え置きということになります。
 パウエル議長の考えもその方向だと、ウオールストリートジャーナルの「ニック記者」も伝えています。
 今後、強い経済指標がでても、上げるのは7月になるとみています。
そのため、アメリカ株価の上昇もこの金利値上げの停止で上昇するのは確実です。株価があがると、インフレ再燃ですが、私はまだ銀行問題がくすぶっていると思っています。銀行の貸し渋りは続くでしょうし、1年かかった金利の上昇はじわじわと経済にダメージを与えています。
 アメリカ株式をしている人は、上昇していきますが、思わぬところでの急落に気をつけるべきだと思います。私は個人的にまだ「6月暴落説」に注目しています。
 ドル円は高くあがったところで(140円越え)で下目線、ドル安(円高)方向にポジションを取っていこうと思います。

6月9日配信分


6月第二週のFXはどんな感じでしょうか?

 アメリカの債務上限問題も解決しました。それよりも日本株価の上昇が話題になっていますね。3万円を超え、さらに上昇しています。
 原因は、現時点で日本への投資が一番安全で有力だと、海外の大口が日本の株式に投資しているからです。アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアへの投資で、中国から引き揚げた資金が注入されています。これはしばらく続きます。ただ、浮動票みたいなお金の動きですから、いつ他に移動するかもしれませんから注意は必要です。
 日本株価にお金が入ると、リスクヘッジのために、為替に円売りがはいるので、FXはどうしても上昇していますから、注意です。

 それでは、まず、今週の動きをみてみます。
6月5日 23:00 5月ISM非製造業景況指数(総合)
  
前回51.9 結果50.3(予想52.2)
139.980円から139.307円まで下落します。

 ドル円は140円と139円の間の狭い幅のレンジ相場になります。
昨夜、8日21.30分に発表された 前週分新規失業保険申請件数と
               前週分失業保険継続受給者数

この速報値は両方の数値が上がり、雇用の悪化を示唆しましたので、ドル円はさがりました。139.600円から139.217円まで下がります。

実は今週は、140円と139円にかなり大きなオプションがあり、そこに挟まれた中での価格の上下移動でした。
 ドル円は、上がっても、141円を越えられず、139円をした回ることはできませんでした。オプションの影響というものは場合により大きいです。
初心者のころは「オプション」を知らないでいました。
私は、今週はこのレンジを利用して、せこくトレードをして稼いでいました(笑)
 でも初心者の人には勧めません。私も初心者のときに、今のようにトレードをしていると負けを増やすばかりだからです。

今週、オーストラリアとカナダの中央銀行が、金利を上げました!
据え置きとみられた両国が金利をあげたことはかなりインパクトがあります。
来週はアメリカの金利発表です。影響はあるのでしょうか?

そして、来週に、初心者が勝てる機会が来ます。

それは 13日火曜日のCPI発表、15日のアメリカのFOMCと、5月小売売上高(前月比)があります。16日には日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
と重要指標が目白押しです。
 来週は大変です。大きくドル円は動きます。見やまらないで大局をとらえ、トレードしてください。

6月14日配信日


13日夜にアメリカの5月消費者物価指数(CPI)が発表されました。
重要な経済指標です。まず、これを見ていきましょう。

13日 21:30 
5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
前回 0.4% 結果0.1%(予想0.2%)
米国5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
前回 4.9%  結果4.0%(予想4.1%)
米国5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
前回 0.4% 結果 0.4%(予想0.4%)
国5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
前回 5.5%結果  5.3%(予想5.3%)
CPIは下がりました。CPIコア指数は予想通りの数値でした。

 発表直後、ドル円は139.326円から上昇したと思うと下降して、上下に揺れます。CPIは予想通りさがりましたが、コアはまだ高い数値のままです。ドル円はドル売りが起こり、139.019円まで下がります。が、そこから上昇をはじめました。
 ドル安以上に、円売りが起こります。ドルは長期金利の上昇が起こります。ドル円は次第に上昇し140円まで上昇します。
 ニューヨーク市場はCPIの結果を受けて大きく株価は上がります。
結局、株高、円安(ドル安ではなく)になりました。
ドル円は140.300円まで上がりました。
 
 CPIの結果がほぼ予想通りになったことに、マーケットは安心しています。
明日、日本時間15日午前3時に発表される、FOMCでの金利発表は、これで据え置きが確定しました。「フェッドウオッチ」は金利の据え置き、予想が94.2%になっています。(なんて確率だ)
 これでアメリカ株価は安心して上昇します。そしてドルはドル安方向に進みます。
でも、やっかいなのは「ドル円」相場の円の動きです。

 もうひとつ、重要な経済指標、日銀の政策金利発表が16日の昼にあります。日銀は今回も金利据え置きが濃厚になっています。
 これは円安方向です。

ドル安と円安と、強いほうにドル円は動きます。

 為替は単純な要素で動くこともありますが、今回のように複数の要素で動く、分かりずらい動きをすることもあります。
 こういうときに初心者は、単純な一つの動きで判断しがちです。(予想した動きが起こらずに、反対に行き、お金を失う)
 どしてもポジションをとることが多いですが、必ず損切り設定をしておきましょう。できれば、予想をしないで、動いてからその動きについていくほうがお金を減らさないのですが、、、(初心者のときにはなかなかそれができないです)
対局はドル安ですが、なかなかドル円は下がらないとみています。
FOMCもその後に会見がある、パウエル議長の発言でまた動きが変わってくるからです。
(初心者で文中の用語がよくわからないときは、すぐに調べて理解してください、特に用語の説明はしませんから、自分の知識能力をあげていきましょう)

6月17日配信分


6月14日【15日早朝】 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
6月16日 日銀政策決定会合 
ドル円は、一番影響の大きい二つの経済指標が発表されました。

 まず、14日21:30 5月卸売物価指数(PPI)(前月比)が発表されました。
 結果は悪く、経済のリセッション(景気後退)を感じさせるものでした。ドル円はドル売り方向に進みながら15日をおえようとしていました。
139.300円まで下がり、アメリカの政策金利(FOMC)の発表を待ちます。今回の発表では以前から据え置きが予想されていました。つまり前回の5.0%(5~5.25%)とみられていました。このままなら金利があがらないわけで、ドルはドル安になるとみられていました。
 つまりドル円は下がる方向に動くわけです。また、今回のFOMCではドットプロントの発表もあり、各議員がどのように考えているのかわかる、具体的な内容も公開されます。
(アメリカのFOMCはほぼ毎月ありますから、初心者の人は必ずFOMCがどういうものか、また三か月に一度行われる大事な発表の内容などを覚えておきましょう)

 14日27:00(日本時間15日3:00)発表 アメリカ政策金利5%(5.0~5.24%)据え置きです。
 140.176円まで大きく上昇します。ドル高です。
ある程度据え置き予想は価格に織り込まれていたとはいえ、ドル安でなく、ドル高に反応しました。原因は一緒に発表された、ターミナルレイトです。今年のおわりまでに、金利の最終到達金利をいくらにするか?といものも今回発表されます。それは5.5%でした。
 つまり、今が5%、これから5.5%まで上がることを意味します。0.25%づつ上がるとして、あと2回金利を上げるということも発表されたのです。
FOMCは今後、金利を上げると発表したわけです。このためドル高方向にドル円は走りました。
 30分後にパウエル議長の会見で様子をみられましたが、特に大きな変更の発言はなく、具体的な利上げ時期はされず、いつものように経済指標が注目されることを話しました。市場は安心したのか、ここでドルは少しさがります。
 こうしてドル円は、ドル高で15日をむかえたわけです。
15日の日本時間、ドル円は上昇します。141.497円まであがります。しかし、ニューヨーク市場が始まると、ドル安方向にむかいます。
21:30に発表された 5月小売売上高(前月比) 前回0.4% 今回0.3%
となり、数字をみると、経済は落ち着いてきています。
ドル円は次第にドル安方向にすすみ、
140円まで下がって、次の大注目の、16日の日銀会合を迎えます。

16日昼 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
日銀は金利据え置き
と見られています。現在の金利はマイナス1.0%です。
今年からFXを始めた人はわかりずらいかもしれませんが、日本の日銀政策とドルとの関係をよく勉強しておかないとドル円相場を理解できませんから、頑張ってください。

昼、11:47 金利据え置き -0.10% 変更なし
ドル円は140.17円から140.74円まで円安で上昇します。
あらかじめ予想通りでしたが、発表直後は以前ほど円安にはなりませんでした。これは欧米勢が据え置きと認識していたからです
(以前は日銀の政策変更を見込んで欧米勢が円買いをしていて、据え置きで、その反動で大きく円安に走ったものです)
そのあとは15:30の植田総裁の会見を待ちます。
植田総裁の会見が特に問題なしとみると、どんどん円は売られて円安に動きます。
結局ドル円は上昇して今週を141.857円で終えています。
139円から141円、142円は目前です。

ドル円は去年のように150円に向かうのでしょうか?また日銀の為替介入はあるのでしょうか?

私は個人的には無いとみています。(今回、長いので次回に話します)

15日のドル高16日の円安という結果でした。
これからを予想するのは簡単ですが、そこで安易なポジションをとると、裏切られる相場です。
さて、
仮想通貨は米証券取引委員会(SEC)によるバイナンスとコインベースの提訴が起きています。
 
そろそろチャンスが来るかなと思っています。(笑)
いまは、仮想通貨で利益をあげてますw

6月22日配信分

ドル円は 「アメリカFOMC」日本の「日銀会合」を終えて、それぞれの金利と今後の見通しを発表して、大きなヤマを通過しました。
 今のドル円は140円台、141円~142円という上昇で6月後半を迎えました。
 この後は、月末の29日「GDP] 30日「PCEデフレーター」の経済指標発表まで大きな動きはありません。
 21日と22日夜に議会証言があります。
FOBのパイエル議長の発言があります。公聴会の議員の質門にどのように答えるのか?そこに注目が集まっています。
 21日は時間前に内容の文章(利上げについて書かれている)が伝わり、公聴会前に、ニューヨーク市場が売られて下がり、ドル高になりました。ドル円は上昇です。
 11:00からの公聴会では今後の利上げの説明があり、「インフレは『社会の敵ナンバーワン』であり、米金融当局はシステムの安定と経済の安定成長のためにインフレを抑制しなければならない」とタカ派のないようでしたが、質問に対しては比較的穏やかな発言のパウエル議長に対して、マーケットはややハト派とみて、公聴会終了後はドル安、ドル円は次第に下げていきました。
 今後は経済指標が強ければ、金利上昇のドル高とみていますが、そうでなければ自然に下がるドル安をみています。マーケットの判断もフェッドウオッチの予想数値をみると金利の再利上げに懐疑的なのがわかります。

 さて、ここで暗号通貨、仮想通貨の話題をしたいと思います。仮想通貨のビットコインは21日41600円と4万円を越えてきました。
仮想通貨市場はアメリカ証券取引委員会(SEC) が大手取引所の「バイナンス」さらに「コインベース 」を提訴しました。
 これでアルトコインの多くが大きく値を下げたのが6月でした。全体的に下落して、低迷という感じでした。
 ただ、アルトコインが値を下げた分の、その資金はビットコインに流れて、ビットコインは値を上げました。
まさにビットコインは別扱いという感じです。
ここにきて、
【ブラックロック】が、ビットコインのETFの申請をしました。(申請が通るのは来年の2月です)ほかの会社でもコインのETFを進める動きがあります。
 また、ウオール街の金融マーケットが出資した、新しい仮想通貨取引所「EDX Markets」がオープンしました。いま、規制とともに新しい波が生まれています。ようやく仮想通貨にお金を入れる時期がきそうだとおもっています。
 ただ、初心者は「ビットコイン」「イーサリアム」のふたつにしぼり、ほかのアルトコインには手を出さないほうがいいいと思います。

6月28日 最新の配信分

 ドル円は144円に上昇しました。

今日は

「為替介入」

について書いていきたいと思います。

 昨年の9月に 24年ぶりの政府日銀による「為替介入」が実行されました。

 今年からFXを始めた初心者の人も、昨年、為替介入を経験したものの、いまいち「為替介入」がよくわからない、という人のためにも実際どうしたらいいのか?というトレダーの目線で説明したいと思います。

 「為替介入」は人為的に各国の政府や金融庁が為替の相場を操作することを意味します。
 去年であれば、急速に進みすぎた円安を抑えるために日本政府が実行したものです。もちろん、世界経済の流れを人工的に変動させることには無理があります、なにより大量の資金が必要ですし、仮に行ったところで限定的なわけです。
 「伝家の宝刀」といわれながら24年間抜かれることのなかった為替介入の実行はかなり特別なことだったとわかります。

 去年の夏ごろ、アメリカと日本の金利差から、急速に進んだ円安は、輸入品の高騰と、物価上昇を招き、ニュースでもよく取り上げられていました、政府への圧力も相当にありました。
当然、政府から日銀や金融庁に要請があって為替介入に至ったわけです。

 円安を抑えるには、円を買って円高にしなくてはなりません、そのためには「ドルを売って円を買う」わけで、大量のドルを日本が持っていないと無理なわけです。幸い(?)なことに日本は大量の外貨(ドル)を保有しています。そこで<昨年の介入は9月から10月にかけて合計3回、総額9.2兆円の規模>のお金を使用したわけです。
 今年もまだたくさんのドルを保有していますので、十分に介入のための資金はあります。
 そして、去年は24年ぶりでしたが、今年は去年に続きですので、実行に対するハードルは低いと思います。145円をこえて150円に向かえば必ず介入が実行されるとみています。

 いま、政府の関係者が円安は良くないと、発言をしています。いわゆる「口先介入」です。これは市場を警戒させるので、一時的に円高になります。しかし、何も実行はされていないので、すぐに円安に戻ります。

 なので、トレーダーは「口先介入」があったら、下がったところで買います。つまり押し目買いですね。これで利益をとりましょう。
 気を付けたいのは、金融庁が「レートチェック」を行ったら警戒です
これは日銀がメインの銀行に相場の内容を確認する行為で、介入準備をする段階ということで、「為替介入」近しという合図です。
 レートチェックがあったら、なるべく利益をとったらポジションをはずすことです。また、下がった場合の損切り設定をしておくことです。
 初心者の時にはこれができていなくて、大きくやられた人が多数出ました。ロングポジションで利益を積み重ねているので、なかなか、トレードを休むことができないのです。つまり介入されたときもロングポジションを持っていて焼かれるわけです。(去年の1回目は介入で、4円さがりました!)

 では、いつ介入があるのでしょうか?
短期的に円が上昇したとき、などといわれていますが、実際のところは誰もわかりません。ひとついえることは、油断しているときです。まさか、ここで介入してくるとは?というところで仕掛けてきます。
 そろそろ、介入あるかも、というときには何も起こりません。基本、介入の目的は投機筋や為替で利益を上げている人間に痛い目を合わせるのが一番の目的ですから、みんなが安心してロングのポジションを持った時に介入してきます。
 日銀や金融庁を出し抜こうと思う人もいると思いますが、まず無理です。(私もそうおもったけど、やられました)あの額のひろすぎる「神田財務官」を甘く見てはいけません。
 アメリカのFOMCは後2回の利上げを宣言しています。経済指標の結果次第では、7月にも利上げがあります。今のところ、経済指標の結果は強いですから、十分に利上げの可能性があります。
市場はドル買いをすすめています、だからこそドル円は上昇しているわけです。このあと、140円台にさがらないとかならず「為替介入」は起こります。




柔軟に頭の中を入れ替えて最新の情報を仕入れましょう、相場で生き残るためにとても必要です。


 


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