カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 関連付けて覚えて応用しよう b labo vol.70
関連付けて覚えて応用しよう
例えば先日紹介したモータウンビートですが、これには元となったビートがあります。1950年代に流行ったジャングルビートです。
ブルースミュージシャンのボー・ディドリーが創始者みたいなのでボー・ディドリービートとも呼ばれています。
ローリング・ストーンズは好んで取り入れたりカバーしていました。「Mona」という曲は日本でもルースターズがやっていました。
ジャングルビートを文章で伝えるのは難しい。
ドン・カツ・ドン・カツ・ドン・・・?ドラムで一定のタム回しを繰り返すのですが気になった方は調べてみてください。
さて今度はモータウンビートを発展させて応用したもの。
パートタイム ラバー(スティービー・ワンダー)
ハイハットの4分音符を3分割して高速三連符にしています。
1980年代に入っていたのでリズムマシーンを用いていますが、これを人間が片手でやったら腕がもげそうですね。
飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)ですぐに取り入れられていて、ベースの動きはモータウンビートから離れています。
このように今ある音楽には必ずルーツみたいなものがあります。
歴史を紐解くように関連して覚えることで応用できるようになります。
単調な2ビートのなかでもジャングルビートや高速三連符をさりげなく入れてくれるドラマーは楽しい。
知識やテクニックを単発で終わらすのではなく、歴史的に関連付けて覚えてください。マイク・クラーク(D)やポール・ジャクソン(B)なども大切って言ってましたよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?