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<ブルックリン移民びいき>ソウル〜セブ島英語留学〜USで成功を掴んだコリアン女子の話

知り合いのアーティストのスタジオに遊びに来ていた28歳の若きNYU教授。新入生にコーディングを教える元CS(コンピューターサイエンス)専攻女子。NYUの前はシリコンバレーでエンジニア職に就いていたらしい。

ソウル出身の一人っ子で、両親がずっとUS志向だったので英語はマスト、でも人気のインターナショナルスクールに払えるカネはない、ということで親がUSの大学資金を貯めるあいだ、中学生から単身でフィリピンに英語留学し、現地校で英語力を磨き上げ、大学でUSに留学しコンピューターサイエンスを専攻。

英語にまったくアクセントはない。アメリカに遊びに来る金銭的・時間的余裕もないという親は、そのまま祖国に暮らしているのだとか。

日本でも最近セブ島に英語留学するのが人気のようだけど、実際にそれで英語を完璧にマスターしてUSのレベルの高い大学に留学し、初任給で100K(日本円で1400万くらい?)はカタい、という高給仕事にいきなりありつける子ってどのくらいいるんだろう。(ただし、そういう王道コースがすべて、と言うつもりも毛頭ない。)

同じ東アジア出身の移民女子の頑張りが正当に評価されるのは嬉しい。

その苦労話&サクセスストーリーにも拍手を送りたいが、それと同じくらい印象的だったのが、彼女が自作の絵を持ってきて、スタジオの住人のアーティストに品評してもらったりしているそのアーティスティックな面。日本の魚拓にヒントを得たという、ユニークな試み。右脳系・左脳系とバランスの取れた教育を、貪欲かつ浴びるように受けてここまで来たのだ、という感じが晴れ晴れしかった。ああいう若者たちにひたすらご飯食べさせるお節介オバサンとしての近い老後を妄想中。



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