19.7.14 独立リーグの沼に引きずり込むための方策
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こんばんは伴です。
独立リーグでのプレーを離れてもうすぐ2年が経とうとしています。
今日は選手を離れた立場から考えた、独立リーグの沼に引きずり込むための方法をいくつか提示してみたいと思います。
ポイント
1.キーワードは「○○はワシが育てた」?
2.AKB総選挙スタイルを取り入れた選手支援方法
3.ホームゲームお見送りを利用した選手サポートシステム
4.選手はシーズン終了後に返礼品を
5.ファンは選手が思っている以上に「感謝」が嬉しい
1.キーワードは「○○はワシが育てた」?
これは日本人の国民性も関係していると思うのですが、発展途上の人間が成長して立派に育っていくプロセスに喜びを感じる人が比較的多いような印象があります。
特に「恵まれない環境で頑張っている」「挫折を乗り越え復活」要素が強いストーリーに惹かれる方々はまだまだたくさんいるでしょう。
そんな中、ファンの方達が選手の育成や成長に関われる機会が、これまで以上にたくさん設けられているとしたら?
たとえばドラフトにかかった選手がいたとして
「あの子は僕(私)がサポートしてたんだよね」と言えるようになったとしたら。
相撲で言うのタニマチのようなものです。
もしくは個人スポンサーの個人版とでも言いましょうか。
(通常個人スポンサーは企業がスポンサーになります)
通常、個人は球団の後援会という形でチームを支えてくださっていますが、より直接的に選手を支援するシステムがあっても良いのではないかと思います。
最近ではクラウドファンディングなど、オンラインのシステムを使って個人をサポートできるようになっています。
個人が直接選手を支援するというスタイルがリーグ(もしくは球団)で公式に認めていけば良いのではないかと考えました。
2.AKB総選挙スタイルを取り入れた選手支援方法
AKB総選挙の場合はグループ全体で順位を決めるイベントですが、この場合は選手に対する支援の大小に応じて、各選手からお礼の品が届くというものです。
それを金額で基準を決めるのか、ランキングで決めるのかはわかりませんが。
例えばランキング形式であれば
1位はサイン入りユニフォーム上下セット+お礼の手紙
2位はサイン入りゲーム用キャップ+お礼の手紙
3位は練習用シャツ+お礼の手紙
など。
3.ホームゲームお見送りを利用した選手サポートシステム
独立リーグはホームゲームの場合、試合観戦に来てくださったファンを選手がお見送りをする球団がほとんどです。
ここで選手個人に対して援助ができる正式な取り組みがあればよいのではないでしょうか。
例えば「僕にプロテインを!基金」とか。
タイトルはなんでも良いのですが、集まった金額で何を買うのか明確に示した状態で寄付を募るという事です。
各選手が自分で考え、今の自分にとって必要なものはなにかを意思表示すること。それに対して援助する価値があるかどうかを第三者に決めてもらうということです。
4.選手はシーズン終了後に返礼品を
上の二つで実際に援助をした人達には名前や住所など(個人情報が関わるので希望する人のみ)を記録し、選手ごとに支援者を一覧にして保管します。
もちろんお金に余裕があるわけではないので、せいぜい手紙を書いて送る、直接会って挨拶をしに行くなどがメインになるかもしれません。
大きなリターンは難しいかもしれませんが、シーズン終了後に各選手が支援者に対して何か返礼品を送るようにすることで感謝を形に残していくことが望ましいでしょう。
5.ファンは選手が思っている以上に「感謝」が嬉しい
これは半分想像も入っているのであまり信憑性が高いとは言えません。
恐らく応援している選手から直接お礼の言葉を言われることの嬉しさは、選手が考えている数倍(数十倍?)の嬉しさです。
だからこそ好きな人は毎試合のように観戦に来て、写真を撮って、お見送りの最後まで選手と触れ合って、差し入れを持ってきて。
時には仕事を休んでまで、時間とお金を使ってくれているのです。
もちろん好きでやってくれているのでしょうが、だからと言ってそれが当たり前に感じるのは良くないことです。
なのでキチンとお礼を伝えて、次回以降も「また応援しよう」と思ってもらえることが重要です。
僕は独立リーグにいる選手は全員NPBを目指していると思っているので、独立リーグにいるうちからファンサービスを大事にしてもらいたいと考えています。
ここから先、独立リーグが長く続けていけるためにはNPBにはない魅力を作っていく必要があるのは多くの球団関係者もわかっているはずです。
今回ここに書いたことは現実的には難しい無理難題もあるかもしれませんが、なにか一つでも球団運営、リーグ運営の足しになればと思い書き記しました。
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