【北欧田舎暮らし】人口1400人の村で働いた日本人理学療法士の村生活全公開
ノルウェーでPTとしてのキャリアをスタートしたのは2016年。未だに私の人生山あり谷ありなんですが、その中でも2018年、PTとしての仕事を探してくれた私を、広い心で受け入れてくれたとっても大事な場所がノルウェーにあります。
今回は、当時の仕事やプライベートの生活の様子などを写真や動画をたくさんまじえて書き綴ろうかなぁと思います(^_^)/
ノルウェーのどこの田舎?
私が働いていたのはオスロから車で3時間ほどの場所にある自治体ローラグという場所です。
ローラグってどんな村?
ローラグ(Rollag)は人口1366人(2023年時点)の小さな村です。ヌーメダルという長い谷・川沿いにあり、スキーリゾート地のヤイロから車で1時間半のところにあります。
かつてはヌーメダル鉄道も運行されていましたが、1989年に旅客輸送は終了しました。しかし観光としてローラグはレールサイクルのレンタルをしています。
実はローラグからお隣の村ローバルぐまでの区間は2013年に文化遺産として保護されています。また村の中心地には中世のスターヴ教会(ノルウェーを中心とした北ヨーロッパに建てられた木造教会)や郷土博物館があります。
働くことになった簡単な経緯
当時働いていた自治体での地域理学療法士としての契約が切れたタイミングで、夏休み&結婚式もかねて久しぶりに日本に帰国していました。思う存分日本を堪能したあと、当時学生だった夫のセメスターも始まるのでノルウェーに帰国。さあ、また仕事しなきゃ。。。辛抱強く就活を続けていたある日、住んだことも行ったこともない、オスロから3時間ほど離れた小さな村で理学療法士の募集をしている情報をゲット。(就活の話はまた別の記事でさせてください(^_^)/)全てリモートでインタビューもすませ無事契約をとることができました。
内見以外は全てネットで済ませ、無事引っ越し完了
人口は少ないので賃貸に出されている家もとても少ないなか、偶然ネットで見つけた賃貸一軒家。早速連絡をいれ内見を済ませて契約完了をささっとさせて、仕事始めに向けてオスロからの引っ越し準備も猛スピードで済ませました。
引っ越し先の家は築100年の古~いおうちでした。この家は、後に私のグループトレーニングの利用者さんとなる、おばあさんのお父さんたちが建てた家だとのこと。小さな村なので、村人の多くの高齢者の方がこの家に遊びに行ったことがあるそうです。そのすぐ横には大家さんが奥さんと2人で暮らしていていました(写真左の白い家)。
家の隣には車庫や倉庫があり、冬タイヤへの交換は自分たちでできる環境がありました。上の写真の奥に見えるのは、薪です。大家さんが建築系の仕事をしていたのもあり、薪は買わずに大家さんが工具で割って、私たちは自分たちで朝起きたら拾いにいきます。
ローラグ村の一年の天気は、典型的なノルウェーの内陸気候で、四季がはっきりとしています。冬は12月から2月にかけて非常に寒く、気温は氷点下20度に下がることもあり、雪が多く降ります。春は3月から5月にかけて気温が徐々に上がり、雪が溶け始めます。でも私が住んでいたときは5月に雪がどさっと降りました(爆)夏は6月から8月にかけて短いが温暖で、日中の気温は20度前後まで上がることがありますが、夜は涼しくなります。秋は9月から11月にかけて気温が再び下がり、降雨が増え、初雪が見られることもあります。
今回は引っ越しまでの様子や引っ越し先ローラグの基本情報や、住んでいた場所の写真などを記事にしてみました♪
約1年間の短い期間でしたが、ここで出会った人たちや経験は今でもとても大切に思います。もう5年以上前になりますし、なかなか会えないですが、いまだに昔の同僚や村人の方とSNSで連絡も取りあって近況報告などしあえていることをとても幸せに思います。
次回はローラグ村周辺での思い出や地域理学療法士としての経験を、写真を主に使いながら記事に出来たらいいなぁと思います。
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