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【日記】左手機能/2023年2月10日(金)其の弐

※写真=1週間、ろくに風呂にも入らずに原稿書いたり編集したりしてたオッサンの“祭り”のあと。いや、前からこんなんだったかな…

 このまま春になっていくんだなぁ…なんてのほほんとしてたのも束の間、また急激に寒くなりやがった。幸い小田原は雨だけれども、東京は雪が降ってるとか。もっと冷える前に買い物に、とは思うものの、中西太が椅子にくっついたまんまなかなか離れない。つか、すでに数日前から椅子にバックからヤラレテル感覚になってきていたのだった。

 そうそう、昨日、那須川天心のプロテストがあって大騒ぎだったようだが、たまたま気になる書き込みを山ほど見てしまった。日記にはボクシングのことを極力書かないようにしてる(なぜかわからんが)んだけれども、いつもはあまり機能しない左手が、いつの間にかぴこぴょこ打ち始めちゃったからほっておく。

 あれだけのキックの大スターがこれまでのスターロードを捨てて、わざわざボクシング界に来てくれるってぇのに、ボクオタだかなんだか知らんが冷たすぎやしないかい? そりゃ人間だもの、好き嫌いはあるかもしれんけど、一方では散々日本ボクシング界の不人気ぶりを憂えておいて、いざボクシング界が注目を集めることになると、途端に外様扱いでひどい言葉を浴びせる。いや、あいつら直接言う勇気なんかチンカスほども持ってないから、身元不明で書き込む。しかも、彼はまだ1試合もしていないのに、一体何がわかるっての?

 だから日本ボクシングは一般にまで広まらねーんだっつーの。自分たちが「害」になってるって、いい加減気づきなさいって(ここだけ兼子二郎風)。

 いずれにしてもとてつもない挑戦だ。那須川も、バックアップする本田明彦会長も。井上尚弥を支える大橋秀行会長もそうだけど、みんなやっかんでいろいろ言うけどさ、そのプレッシャーを考えたらオレには(っつかわれわれ凡人には)とても無理! っていっつも思う。ゾッとする。サポートする周りの人たちすべて、ホント凄いと思う。そのあたり、ちょっとでもいいから想像してみ?

 プレッシャーが1ミリもかかんねーとこでぬくぬくしながらちまちまと酷いこと書き連ねるって、ちったぁ情けない我が身を省みて恥ずかしく思えって。どうしてもなんか言いたいんなら、人の目につかんとこ耳に入らんとこでコソコソ話してろっつーの。

 文句があるならオレの左手の耳に言ってくれ。

 久々に右脳作動で左手を動かしたせいか、急激に腹がへった。それをごまかすために夕風呂に浸かる。もう、このあたりになると完全に買い物行く気がなくなった。まだもうちょっとある「つや姫」と昨日の残りのイベリコ豚バラとキャベツで何とかすることに決めた。
 イベリコ豚ってこんなに美味いんだね。おそらく人生で初めて食った。定価は高かったけど、半額だったから思わず手に取ってみたんだけど、もう1パック買っときゃよかった。そういえば、イベリコ・ユンってどうしてるかなぁ…。

 しかし『大人失格 子供に生まれてスミマセン』(松尾スズキ)はおもしろすぎ。自分で言うのもなんだが、不気味な笑い声が間違いなく隣の家へ届いているはずで、恐れおののく隣家の状況が手に取るようにわかる。が、だからといって、家以外で読める場所がない。電車なんかで読んでしまったら、即降ろされて駅員室行きだ。
 文庫版は1999年刊。hontoで調べたら、まだ在庫がある。椎名桜子と松本伊代を綴った「耳がらみ」だけでも充分買う価値あり。

 なんて書いてたら、まだ今日は4時間半もあるのに、一応自分で設定してるリミットの1500字に到達。初の「日記其の参」挿入、いや突入だな。

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