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【営業って、どんな仕事?】第三話 誰もやらないから、君が担当??? 

もう一つの営業の仕事。これは面白かった。やはり好きな分野だとやる気もでます。

『誰もやらないから、君が担当』

何か面白い仕事をしたい、、、、、、、と、思いながら寝る日々が続く、、

から遡って、入社して半年の頃。昭和63年

上司に呼ばれた。

「みんな忙しくて担当する者がいないので、君が担当することになった。明日から担当者として事業部の営業と行動するように」

突然、ガソリンスタンド用POSシステムの担当者になった。ただ約2ヶ月間という期限付き。

肩書にもPOSシステム担当と入った名刺が渡されて、受注の決まったPOSシステムの導入作業の営業サポートをすることになった。

これは、僕にとって運命的な出会いと言っていい商品


POSシステムは、大学時代のゼミでの研究分野でもあった商品だ。
だからPOSは大好きだ。

担当になって、POSシステムの事やガソリンスタンド業界の事をかなり勉強した。面白いからだ。

昭和63年当時、ガソリンスタンドのPOSシステムは、どの業界よりも進んでいたと思う。最先端だ。

機械の機能だけでなく、蓄積された顧客購買データを元に様々な販促活動に結びつけていく事もできるからだ。

当時、スーパーやコンビニよりも進んでいた。

商品管理はもちろんの事。既に、カードによる顧客管理、そしてクレジット決済、データ電送がPOS一台で、できるのだ。


いまやDXが全盛期。私もDX関係での講演やセミナー講師を年に30本位担当するとともにコンサルもしている。その時に使うのがガソリンスタンドの事例。ガソリンスタンドは、40年前からDXです。

やまぐち総合研究所有限会社

2ヶ月間は、仕事が楽しかった。寝る暇がないくらい。夏の導入だったので、盆休みも取れなかったけど楽しかった。

結果的に、2ヶ月が終了した後も、フォロー対応があるため、引き続き担当することにはなったが、社内では、ついでにやる商品。

言葉は悪いが適当にやりなさいって感じ。優先順位の低い扱い商品で、僕がPOSの仕事をやりすぎると先輩や上司から注意を受ける事もしばしば。だから営業日報にはPOSで動いた営業活動は書かないようにしていた。

しかしながら当時はバブルの頃、ガソリンスタンドが至るところで開設される。

ガソリンスタンドが建てば、POSの導入があるので、受注が決まる。

定期的にPOSの仕事は入り、POSの営業活動は水面下でやっていた。当時は、日報の書き方に苦労した。

話しは戻って、何か面白い仕事をしたい、、、、、、、と、思いながら寝る日々が続く、、

この頃(平成3年)、ガソリンスタンドが建設ラッシュ、ガソリンスタンドの大型化が続き、POS担当としての営業活動も必要に迫られる。

契約金額も高く、1件でも受注すると僕の売上数字が一気にあがる。FAX、オフィス電話、コピー機の売上の比ではない。

当然、営業にかかる時間やフォローする時間も増えてくる。でも、日報には全ては書けない。

好きな商品だと、営業も楽しくなる。勉強もする。わからない事が出たら、即、製造事業部に連絡して、教えてもらう

POSの営業手法もどんどん工夫する。アポイントも取る。

しかし、メイン担当であったFAX、オフィス電話、複合機の勉強は、全くしない。興味が無いからだ。

だから、業績もあがらない。販売会議では、メイン担当商品の数字が上がらないので、何度も叱咤される。

そして落ち込む。悩んで悩んで寝れない、、、なんだか体調が悪い。

仲のよかった同僚も会社を辞めて行く、、事業計画表を見るのがイヤだ、、、ノルマ、、、聞きたくない。

営業なんて、やっぱり大嫌いだ、、、、、

面白い仕事をみつけた、、、、、しかし、メイン担当の商品では業績があがらず、毎日のように叱咤される。

さて、どうしょう、、、、



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