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【トナリの広報さん#1】営業出身だからわかる広報の在り方

みなさん、こんにちは。ビズリンクス広報室の門田です。
他社の広報さんたちと対談し、皆さんが日ごろ「どのような視点で広報をしているのか」を深堀りしてご紹介する「トナリの広報さん」企画をスタートします!

世の中の広報さんたちが実際にどのような活動をしているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
この企画では、普段なかなか表に出ない広報さんたちの業務内容や想いをお届けします。広報活動に悩んでいる方や広報を立ち上げたい企業の方の行動を起こすきっかけになると同時に、広報の活動を理解し広く認知してもらうきっかけに出来たらと思います。

今回お話をお伺いするのは、株式会社ワールドスタッフィングでnoteやオウンドメディアの運営でご活躍されている山口さんです!
せひ、最後までご覧ください。

<広報さんプロフィール>
株式会社ワールドスタッフィング
事業開発部 インサイドセールスBU 山口 陽佳里さん
美容専門学校卒業後、美容部員に従事。
退職後、営業支援会社にて代理店営業やインサイドセールスを担当。
2020年、人材派遣会社ワールドスタッフィングに入社。
インサイドセールスの広報としてコンテンツ制作やオウンドメディアのディレクション業務に携わる。


営業経験が活きる広報活動とは?

ー山口さんは現在どのようなスタンスで広報活動を行っていますか?

山口さん: ワールドスタッフィングに入社した時は、前職の営業経験を活かしてインサイドセールスを担当していたのですが、ある時上司から「noteの運営をやってみてほしい」と言われたことが広報を始めるきっかけでした。

未経験からスタートした広報活動にも最近ようやく慣れてきて、「何かしらの価値を提供する」というところが広報と営業の共通点だと気が付きました。広報と営業が会社とお客様の橋渡し的な存在になっているな、と。

ー私も営業経験者なのでとても共感します。営業視点で見た広報の有用性ってどんな所だと思いますか?

山口さん:営業を経験していて一番難しかったことは新規のお客様から案件を獲得することでした。それは何故かというと、自分たちのことを何も知らない状態では話を聞いてみたいと思ってもらえないからです。

当たり前の事ですけど、何者かわからない人から話を聞こうとは思わないですよね。そんな時に、会社や営業担当者の名刺代わりになる物があると信用してもらえると思うのですが、私がいま広報として発信してるnoteやオウンドメディアがそれに当るコンテンツになります。

営業担当者を知ってもらうためにインタビュー記事を紹介したり、サービスを知ってもらうためにサービス資料を渡すなど、お客様の状況に合わせて情報を提供できるようにしたいですね。情報を提供していく中で魅力を感じてもらえるような仕掛けを作るのが広報の役目だと考えています。

働いている人やサービス、あとはカルチャーや取り組みなど、掘り起こすとたくさん出てくる社内の情報をいち早くキャッチアップして社外に届けたいと思っています。なので、いろんな会議に参加してみたり、メンバーと1on1をしてコミュニケーションを積極的にとるように意識しています。

ー会議や社内の方とコミュニケーションを取るときはどのように情報をキャッチアップするんですか?

山口さん:弊社では毎日中礼があって、そこで成功事例を共有してもらったり、メンバーとの1on1では、どういう時に受注に繋がらなかったのかを聞いたりするのですが、営業経験のおかげで話の内容がよく理解できるのかな、と思います。

ー会議に参加しても内容についていけなかったり踏み込んで質問ができないという広報さんのお話もよく聞くので、営業経験を活かせることは山口さんの強みになっているんですね!

クオリティの高いコンテンツを生み出す秘訣

山口さんが運営に携わっているnote「IS factory note」

ー山口さんの広報のスタンスをお伺いましたが、実際にどのような業務をしているのかも気になります。

山口さん:noteとオウンドメディアの運用が主な仕事になります。細かく言うと、記事の数値分析や広報チームでコンテンツの企画を考えて戦略を立てたり、SEO対策も行っています。

外部のライターさんを雇わず、記事の企画からコンテンツ、サムネイルの制作までコンテンツ制作の全てを自分たちで行っているところが弊社の特徴ですね。広報チームは私含めて3名なのですが、そのメンバーの管理と全員の記事の確認も私が担当しています。

ー運営されているnoteやオウンドメディアを拝見すると、どれも内容の伝わるデザイン性の高いサムネイルですよね。クオリティの高いデザインをチーム全体で作り上げられることが、ワールドスタッフィングさんの強みに感じました!

山口さん:ありがとうございます!デザイナーさんに依頼をして制作してもらう方が楽だとは思います。でも、 逆に一気通貫で行うことで、記事の内容を熟知してるからこそ出てくるサムネイルのアイディアも結構あるので、そこは強みになるのかなと思ってます。

広報ってできることが多い方が表現の幅が広がるので、普段の業務以外のこともこれから学んでみたいです!

コミュニケーションスキルの必要性を実感

ー広報を立ち上げから支えてこられた山口さんですが、今までの広報活動の中で課題や難しさを感じたことは何でしょうか?

山口さん:noteを始めた頃は、忙しいのに時間を取ってもらうのが申し訳ないと、記事への協力依頼を社内のメンバーにお願いすることをできずにいました。記事も一人で制作していたので、フィードバックをもらう機会もなく、このままで良いのか悩んだ時期もありましたね。

「このままだと自分よがりのnoteになってしまう」と思い、社内アンケートを取ったり、メンバーが増えてからはサムネイルをチェックしてもらってフィードバックの時間を取るようにしました。

意見や感想をもらえるようになってからは、記事の改善点や今後の方向性も見えてきたので、協力依頼はどんどんしていった方が良いと思います。
忙しい社内のメンバーもお願いをすると時間をとって話をしてくれますし、同時に自分の制作しているコンテンツのことを知ってもらい、より協力意識を持ってもらえるようになります。

ー確かに、広報活動の周知や協力依頼の難しさは、ひとり広報のみなさんのお悩みとしてよく耳にします。

山口さん:1人で抱えていても一向に解決できないですよね。会社の良いところも伝えられないし、コミュニケーションを取っていかないと魅力を最大限に引き出して伝えられないので、悩んでる方は周りの人に積極的に相談した方がいいと思います!

社内インタビューでなかなか本音で話してもらえないと感じる場合も、先に自己開示してみたり他の話題に触れてみるなど、積極的にコミュニケーションを取るとよいです。そこで距離が近くなれば、話しやすくなり深い話も聞き出せることがあるので、自分から相手に近づくことはとても大事だと思います。

ーインタビューはただ質問の項目を聞いていくだけだと相手の本音にたどり着けない事もありますし、コミュニケーションのスキルが必要なんですね。

広報とは「影の立役者」

ー最後に、山口さんにとって広報とはどんなお仕事ですか?

山口さん: 一言で言うと、「影の立役者」です。主役にはなれないけれど影で支える人だと思います。私自身、人をサポートすること、人を輝かせることにやりがいを感じています。

例えば、日の目を見ない状態でも肥料や水を与え続けるとそのうち花が咲きますよね。育てた花の魅力を無事に相手に届けるまでが広報の役目だと思っています。

社内でコツコツ努力してるけどなかなか気が付いてもらえない人がいたとしたら、その人について小さい情報からキャッチアップしていき、こんなにすごいことをしてるんだよ、と伝えていきたいです。

ー花で例えた表現に山口さんのお人柄と想いが伝わりました。届けるべき人に届けられる形にして見せるというところにテクニックがあるのだと感じました。

山口さん:あと、今話をしていて改めて実感したのですが、広報は全てにおいてのプロフェッショナルなのだと思いました。
会社全体のことを把握しながら場面に合ったコンテンツを生み出し、その情報を必要としている人に届けることって、そういうことなんだと思います。

ー山口さん、本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!

さいごに

いかがでしょうか?
影で人を支えることをモットーに営業視点とデザインスキルを持ち合わせた唯一無二な広報である山口さんからお話をお伺いしました。
広報をゼロから立ち上げ今まで培ってきた感覚をもとに新しいことにもチャレンジされる姿に刺激をいただきました。

今後もこのシリーズでは、強みを活かして活躍されている広報さんを紹介していく予定ですのでお楽しみに!

▼記事内で紹介したワールドスタッフィング様のコンテンツはこちら
・note:https://note.com/sales_wsff
・オウンドメディア:https://wsf-is.com/

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https://selly-s.com/feature/creative/

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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