ヒビノケイ|まいにち企業分析

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定期的に気になる企業やM&Aを分析・解説していきます/業界分析/企業分析/情報収集にどうぞ!

最近の記事

ベネッセのベルリッツ売却と今後の成長戦略

はじめにベネッセが2022年2月14日に、米国の100%子会社のベルリッツの株式譲渡を発表しました。売却先はカナダの語学教育サービスを行う企業です。 今回の記事は、ベルリッツの売却と今後のベネッセの成長戦略について考えてみたいと思います。 ベルリッツの売却ベルリッツは世界70カ国以上で事業を展開する大手企業です。1993年にベネッセの連結子会社、2001年に100%子会社となりました。しかしながら、近年は毎年数十億円の赤字を出しており、極めつけは新型コロナウイルスの拡大に

    • ESG(環境・社会・企業統治)とM&Aの関係

      「ESG」という単語を頻繁に聞くようになりましたね。ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取って作られた言葉です。 特に、この3つの視点から企業を分析して投資する「ESG投資」が注目されています。実際に投資会社がESGに重点的に投資したり、ESGに反する事業への投資を取りやめたりしています。 この流れは事業会社のM&Aにも現れています。今回の記事では、Environmentに着目して、世界中のM&Aの動

      • 日立とパナソニックの1兆円規模の買収〜買収マルチプルについて〜

        こんにちは、「まいにち企業ニュース」のヒビノケイです。今回は日立とパナソニックの買収案件をもとに、M&Aの買収マルチプルについて解説していきます。 *今回の記事は、ざっくりとしたイメージを持ってもらうために、数字はかなり丸めていますので、ご注意を。 日立とパナソニックが大型の買収発表2020年4月に、日立がシステム開発会社のグローバルロジック(米国)を、パナソニックがサプライチェーン関連のソフトウエア開発会社のブルーヨンダー(米国)を、それぞれ買収することを発表しました。

        • M&Aの会計処理〜のれん代とは〜

          こんにちは、「まいにち企業ニュース」のヒビノケイです。今回はM&Aの会計処理(のれん代)について解説していきます。 国際会計基準(IFRS)と日本基準の違い近年は日系企業のグローバル化が進み、それに合わせて多くの日系企業がIFRSへの移行を表明しています。 両者の細かい違いは置いておいて、「M&Aにおけるのれん代」の扱いが大きく違うということだけを押さえておきましょう。 のれん代とは、「買収額と純資産額の差」のことで、100億円の純資産の会社を150億円で買収したとすれ

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          パーク24(タイムズカーシェア)のM&A戦略

          こんにちは、「まいにち企業ニュース」のヒビノケイです。今回はパーク24(タイムズカーシェア)のM&A戦略について解説していきたいと思います。 パーク24とは?タイムズ24は東証1部に上場する企業で、セグメントは「駐車場国内」「モビリティ 」「駐車場海外」の3つに分かれています。黄色い看板のタイムズ駐車場やタイムズカーシェアは一度は目にしたことがありますよね。 1971年に駐車場関連機器の製造・販売からスタートし、1991年には 24時間無人時間貸駐車場をスタート、200

          パーク24(タイムズカーシェア)のM&A戦略

          自己紹介:楽しくビジネスを学ぼう!

          こんにちは、ヒビノケイです。企業分析を趣味にするアラサーです。この記事は、私の自己紹介と、当アカウントが目指す姿を紹介したいと思います。 自己紹介​私の本業はサラリーマンです。 当サイトが目指すこと 「楽しくビジネスを学ぼう!」をモットーに、新聞やニュースで取り上げられている企業ニュースをわかりやすく解説し、そこからの学びをシェアしていきます。今後ともよろしくお願いします。

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