パーク24(タイムズカーシェア)のM&A戦略
こんにちは、「まいにち企業ニュース」のヒビノケイです。今回はパーク24(タイムズカーシェア)のM&A戦略について解説していきたいと思います。
パーク24とは?
タイムズ24は東証1部に上場する企業で、セグメントは「駐車場国内」「モビリティ 」「駐車場海外」の3つに分かれています。黄色い看板のタイムズ駐車場やタイムズカーシェアは一度は目にしたことがありますよね。
1971年に駐車場関連機器の製造・販売からスタートし、1991年には
24時間無人時間貸駐車場をスタート、2009年に株式会社マツダレンタカーの株式を取得してモビリティ事業(レンタカー・カーシェア)開始しました。2017年には海外企業を複数買収するなど、M&Aを通じた事業拡大を図ってきた会社になります。
モビリティ事業(カーシェア)への進出
カーシェア事業に必要な要素を考えてみると、パーク24のM&A戦略がわかります。
唯一不足していたのが、車でした。この車を獲得するために2009年にマツダレンタカーを約21億円で買収したということです。
当時のマツダレンタカーの売上は約188億円、営業利益は約2億円でしたので、営業利益マルチプルはざっくり10倍でした。
買収は成功したのか?
現在タイムズカーシェアは、国内で圧倒的No.1になり、買収は大成功と言ってもいいのではないでしょうか。
直近年度では、パーク24のモビリティ事業の売上は約750億円まで拡大しており、マツダレンタカーの当時の売上高の4倍程度になっていますね。
参考書籍
今回の記事はこちらの本を参考にしました。基本的には決算書(P/L, B/S. C/F)の話でしたが、パーク24のM&A戦略についても触れられていました。
おわりに
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次回はパーク24の海外展開とクロスボーダーM&Aについて解説していきますね。お楽しみに〜。
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