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【栄養学的】に脂質が多いという事を考えよう

概要

脂質とは「脂質は重要なエネルギー源であり、ホルモンや細胞膜、核膜を構成、皮下脂肪として臓器を保護し、体を寒冷から守り、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を促すなど、重要な役割を担っているもの」となります。

これにより、エネルギーを枯渇させず体温を保ち、肌などの保水や正常なホルモンバランス(特に女性ホルモン)を保つことが可能になります。

脂質は様々な学問で解読されていますが、栄養学では特に「エネルギーとしての働き」の部分を、
生化学上などでは「脂質の構造から生体内の化学的な働き」まで広い範囲から掘り下げることが多いです。

社会問題として生活習慣病を問題視する事も増え、肥満や動脈硬化、脂質異常症(高脂血症)などの原因となる脂質を敬遠するようなテレビなどの情報をよく見ますが、それだけ普段口にしている食べ物に脂質が入っている、という事になります。

間違いなくですが、脂質の摂取量が過剰で肥満傾向の人は、生活習慣病の原因になるため、摂りすぎないように量に注意する必要があります。
その為に脂質を摂取する前には知識や自己評価が必要です。
特に女性は美容や健康を損なうことに直結しやすいので、美しい肌や髪のためにも、ある程度の脂質が必要にはなりますが、摂取量が多すぎると当然肥満の原因となる、、非常に難しい部分です。

一般的な摂取量の基準と脂質制限

少し前にブームがきて、今も実践者が多い糖質制限(ケトジェニックダイエット)では、糖質をほぼ無しにし、その分たんぱく質や脂質からエネルギーを摂ります。

一日の推奨摂取量は厚生労働省がある程度定めており、このくらいのカロリーに合うように日本人は食事している事が多いです。
例えば、
パンの朝食(約350kcal)、ランチ一人前(約800kcal)、家で晩御飯(約800kcal)みたいな感じで、合計すると2000kcalくらいになりまして、そのうち糖質量はだいたい1000kcalくらい摂ることになります。
男性ならば、このくらいの量なら痩せていく事が多いくらいです。
ここから、糖質をほぼ無しにするならばその1000kcal分を脂質やタンパク質で補うような食事が必要になりますので、軽く80~100g(バター半箱)くらいの脂質を摂らなければいけません。

こちらが、推奨摂取の目安となる日本人の食事摂取基準(2015年版)ですが、脂質は一日に摂るエネルギーの20~30%が目安となりますので、明らかに過剰となります。

栄養必要量

さらに、これら基準値に自分の活動量や状態などを加えて、全体的に考えていかなければいけません。
血液検査や分子整合栄養医学などのように、採血などで判断しなければ分からないこともありますので、詳しく知りたい方は医療的な検査もお勧めします!

ここからが本編です。

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