中村びわ

「すごいぞ、これ~!!!」と心動かされたもの――当面は本――を紹介していきたいと思いま…

中村びわ

「すごいぞ、これ~!!!」と心動かされたもの――当面は本――を紹介していきたいと思います。初回は長文ですが、もっと短くまとめ、3週間に1回ぐらい更新することを目標にしていきます。

最近の記事

出版社の新刊・近刊案内に2024年出版予定の拙著の案内が掲載されました。

 2024年(うまくすれば)2月、ことばや言語などに関する学術出版に定評のある「ひつじ書房」さんから、拙著『昭和前期における口演童話の変遷―教育・ラジオへの展開と戦争協力』が刊行される予定です。〈口演童話〉という児童文化の歴史をたどる内容です。  このたび、その本の案内が、新刊目録『未発(ひつじはつ)ジュニア 2023年秋冬号』の刊行予定書籍ページに掲載されました。  書籍には「マイナンバー」ならぬ「ISBNコード」という個別番号が割りふられますが、そこに「1224」という並

    • 1930年代のベルリンーーケストナー評伝と『ベルリン1933』

      【読んだ本】 ◆クラウス・コルドン、ガンツェンミュラー文子訳『エーリッヒ・ケストナー:こわれた時代』(2022、偕成社) ◆クラウス・コルドン、酒寄進一訳『ベルリン1933:壁を背にして 上』(2020、岩波書店) ◆クラウス・コルドン、酒寄進一訳『ベルリン1933:壁を背にして 下』(2020、岩波書店) +-+-+-+-+ 20世紀ドイツの歴史を表現するケストナーの評伝  『エーリッヒ・ケストナー こわれた時代』はすごい本だった。エーリッヒ・ケストナー(1899–197

    出版社の新刊・近刊案内に2024年出版予定の拙著の案内が掲載されました。