コロナに負けないHさん

こんばんは。角砂糖です。

本日もお疲れ様です。



突然ですが、私は

「コロナに負けない」

という言葉が苦手です。


気持ちは分からなくないのですが、そもそもウイルスに負けない とは?と思ってしまうのと、逆のことをした人はコロナに負けたのか?等と疑問が残るのです。

そして勝敗があるとして正直、私は、コロナに勝てる気がしない。

私自身が抗体を持っている気がしないのと、私は薬を調合する知識も、治療する技術も無いのでお手上げです。


本当の意味で勝てる人はいるかもしれない。

勝とうと努力している人がいる。

それはとても尊敬します。


私が苦手としているのは、抗体が無く、医療の知識も技術も無いのに「コロナに負けない」と言っている方です。

私の周囲の役者に、そういった方がいます。

その方をHさんとします。


Hさんにとって、コロナに負けるとは舞台を中止にする事のようでした。


とにかく「コロナに負けません」と毎日言っていました。

結果的に2020年、Hさんも舞台を中止とする選択をしました。


「コロナに負けない」

負けない、と言うより、めげない、心を折られない、みたいな意味だろうなと言うのは理解しています。


ただ、

舞台を開催します。コロナに負けない。

の一文だと、真意は伝わるんだろうか。


強い言葉で、同調圧力を煽っていないだろうか。



日本語って難しい。



それでは。

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