想定外は起きるもの。

想定外でした。
長年の経験から「それはない」と思っていました。

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いったい何の話かと言いますと…。

当店には「シュトロイゼル」と言う焼菓子があります。
「抹茶」「シナモン」「ほうじ茶」「セイロン紅茶」など、お茶と一緒に頂くお菓子として、このようなバリエーション展開をしているわけです。

菓子屋を始めて10数年、私には時代を超えて「抹茶」が一番人気商品との刷り込みがあります。
いつの時代も、好きなフレーバーランキングのトップに君臨し続けているのです。
私の経験からですょ。

ところが最近、その「抹茶」を追い抜く商品が現れたのです。

それが「ほうじ茶」なのです！

これはまた、いったい どういうことでしょう〜。

見るからに地味な塊。
そもそもこのシュトロイゼルと言う菓子自体、魅力に欠けると感じませんか？
ごめんなさいね。
シンプルを好む私のチョイスです。
ぶっちゃけ、商品価値そのものを疑問視されても致し方ありません。

いづれもサクサク食感には違いないのですが、やはり人間も見た目で選ばれるというもの。

「ほうじ茶」が焼き上がった時、正直コレは難しい。
商品として出そうか否かと逡巡したほど。

商品化しても、そう長くは続けられないな…。
ならば、春季限定の季節商品としよう。

自分で選択して商品化しておきながら、この後ろ向きな姿勢…。

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お客様にとって、これ（ほうじ茶）も一つの選択肢だからとして、しばらくが経ちました。

それが何がどうしてこうなっているのか？
ワカラナイ…？？？！

有り難いことに、想像以上に最もアクティブな状況なのです。

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「抹茶」が一番だと思い込んでいた私に「ほうじ茶」が教えてくれました。

想定外は起きるもの！