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Connect Chat with CEO イベントレポート!

ビットキーnote編集部です。
今回は社内イベントである「Connect Chat with CEO」のレポート記事をお届けします!

◆「Connect Chat with CEO」とは?

ボードメンバーと新入社員の相互理解を深めることを目的に開催された社内イベントです。当日は新入社員から集められた質問に対してCEO江尻がリアルタイムで回答していきました。

イベント後には「会社の価値観の解像度があがり、行動指針にしっかり落とし込めた実感があった」「刺激になった。高い視座をもって業務に取り組みたい」等の感想が多々集まりました。

内定者や採用候補者の皆さまにもボードメンバーが日頃大切にしている価値観をぜひ知っていただきたいと思い、今回noteを通して発信することにいたしました。

それでは早速、当日の質問項目とCEO江尻の回答を一部ご紹介していきます!

◆ 若手時代の仕事に対するセルフモチベーション方法を教えてください。


【自分のことを客観的に捉えてコントロールできるようになれば、モチベーションの変動はなくなる】

一番重要なのは、自分が何に対してモチベーションを感じるかを客観的に理解しているかということではないでしょうか。自分のことを客観的に捉えていないと、嫌なことがあってモチベーションが下がる、たまたまいいことがあってモチベーションが上がる、という風に全然自分でコントロールできない状態になるんですよね。

もちろん人間だから、体調が悪くて落ち込むこともあれば勢いがある日もあって波があります。そのときに、モチベーションの源泉がどこにあるのかを客観的に理解できていれば、落ちている時に自ら気付けて意図的に上げていこうとすることもできるじゃないですか。どういうときにモチベーションが上下するのかはここにいる全員が違うはず。一番最初にやるべきことは自己理解を高めることだと思います。

僕もつらい事象があったら大変だな、ストレスフルだなとは思いますよ。でも僕自身モチベーションに波がないのは、それ自体を客観的に捉えることができて、究極的にいえば対処法がコントロールできているからなんですよね。

【意図的な視点の切り替えがカギになる】

今の話は内的な動機付け、つまり「自分との対話」。もう一つ大事なのは外的な動機付けをどう捉えていくかです。視点を意図的に上げ下げして複数持つことが大事だと思うんですね。

例えば、エクセルを5時間しないといけないとなったら「なんでこれをしないといけないの?」とモチベーションが下がってただの作業に陥る可能性がある。そのときに、この作業にはどんなゴール・目標があるのか?と短期と長期の行き来をすると、自分のコンディションも保ちやすくなります。
サッカーでいうところのスタジアム全体を俯瞰して見るバードビューと、プレイヤーとしてフィールドに立つ視点の両方を行き来することが大事です。僕のポジションだったら、会社全体のことばかりやって目の前の仕事をやらなかったらダメだし、与えられた仕事は100点だとしても会社全体のこと考えられなかったらダメ。意図的に視点を切り替えて行き来できるようにしているんですね。

例えば、資料を作る時には超気合いを入れて、2時間で世界一のアウトプットをつくろうというモチベーションでやっています。その時に、明日のことを色々悩んで考えていたら全然集中できなくなる。意思をもって、自分自身でモードを行き来できるようにすると色んなことがコントロールできるようになってきます。

◆ 新しいアイデアや斬新な閃きを起こすコツはありますか?それらの思考法はどのように形成されたんですか?

【インプットとアウトプットの量で誰にも負けたことがない】

昔から意識していたことは、新しいひらめきや斬新なアイディアはいきなり思いつかないということです。20代の最初からずっとそうですが、インプットとアウトプットの量で自分を上回る人と出会ったことがないんです。運良く出会ってないだけかもしれないけれど、誰にも負けたことがないと確信できるくらいの自負がある。そしてそれを義務感でやっているわけではなく、面白いからやっています。

アイディアは、基本的には既存のものの掛け算ってだけですよね。既存のものをどれだけ引き出しとして持っているかがアイディアを生み出せる可能性の限界値になる。引き出しが10ある人と1万ある人じゃ何倍差が生まれるのか?と考えたら分かりやすいです。

インプット・アウトプットって言っているのは、扱える・引き出しに入っている知識や経験値の量のこと。ただ本を読むだけだと生きたものになっていないから、インプットをして、そこからアウトプットをして実践論に落としていくことが大事です。

【どんな場面でも相手が求める期待値の数段上をいく】


あとは、自分のアウトプットに対して時間を含めた対価をいただくときに、絶対に相手が求める期待値を上回るようにしていますね。

期待値のバーというのは誰しもが持っているものです。商談の時にビットキーさんだったらこれくらいのものを出してくれるだろう、僕と1on1したら最低限こんなことを叶えてくれるだろう、というように。全員対全員にあると思うんですね。

そのときに、期待値の数段上のものを出すことを自分に課しています。「なにこれ!面白い」「このアイディア最高だね」って言ってもらえて、相手が楽しそうにしていたらこっちも楽しいですよね。

年初にお伝えしたハイスタンダードに繋がる話です。セルフで高い基準を課していたら、そこがアウトプットの到達点になっていくんですね。

◆ コミュニケーションをとるときのコツとして気をつけていることを教えてください。


【コミュニケーションデザインの基本は「相手のステータスを移動できているか」】
 
コミュニケーションの一つの定義は「ステータス移動」。例えば、何も分からない状態から仲間になりたいと思っている状態へ、価値を理解できていない状態から買いたいと思っている状態へ移動させる行為だと捉えています。UI/UXといったデザインも含め、「見た人や使った人がどう感じてどう変化するか」がコミュニケーションデザインのベースとなっています。まずは、自分の目的とするステータスに相手を移動させるという基本を押さえてほしいです。

また、僕らが提案する側というコミュニケーションにおいては、さっき話したように「普通にいい」じゃなくて「超いい!」を狙いにいきます。相手に与える価値を考えるときに、数段上のバーを設定しているんです。
 
そして、普段のコミュニケーションにおいて意識した方が良いと感じることは「相手の立ち位置を知る」ということです。前提として、「相手はこのくらい知っているだろう」とか「この業界の人だったらこのくらい知ってて当然だろう」というように自分主体でコミュニケーションをとっている人が一般的には多いように感じています。僕らが商談の場に出るときは、相手がどういう立ち位置で、どういう状態にあるのかをリアルに聞き出すチャンスだと思ってやっています。相手の会社や人がどういう状態にいるのかを理解しなければ、リアルタイムで適切なコミュニケーションをデザインするのは難しいからです。
 
このようなインプット・アウトプットをやり続けていると、言葉で聞かなくとも徐々に相手の視線や振る舞いから分かることが増えてくるようになります。魔法みたいなことじゃなくて、単純にやり続けた結果なんです。

◆ 会社の変えたいところ、変えずに守り続けたいところはどこですか? 


【「脚下照顧」しながらクオリティとスピードを高い水準で】

社員数が増えたからといって、スピードが落ちる、高い目標が維持できないという文化を生むのはできるだけ避けたいなと思っています。年初に「脚下照顧」の話をしましたけど、クオリティも高い水準で、スピードも一般的に高い水準でやっていきたいですね。

ただ、これまではかなり厳しい目標やシビアな意思決定をやらざるを得なかったという側面もありました。これだけ多くの方に集まってもらって支えてもらっているので、今年はチーム全体で地に足つけてやっていくステージにしていきたいなと。それが、去年や一昨年と比べて変えていきたいことです。

【熱量と価値主義をDNAとして持ち続ける】

僕が会社をやっている理由ってある特定の課題解決をするためではないんですね。「働いている間ずっと幸せな状態で、熱量が高くていい仲間と世の中の当たり前を本気でつくっていく。しかも一回きりではなくて連続的にやり続けられたら幸せだな」と思って会社を興しているんです。
 
中長期的にも、会社としての体温が高い状態を維持したいと思っています。で、それをやろうと思ったらいい仲間が必要なわけなんですよね。これからも、価値観に共感してくれて個性を発揮してくれる仲間が常に集まっていく会社にしていきたいですね。

あとは、創業時からずっと言い続けていることですが、ビットキーが生まれたことで世の中にBeforeとAfterが明確に生まれるような、未来の当たり前になるものをつくっていきたいです。これはいつまでもDNAとして持ち続けていたいことです。

◆ 編集部より

CEO江尻は、「相手が求める期待値の数段上をいく」という自身のモットーをこのイベントでも体現していたように感じました。この時間が社員にとって価値あるものになるよう最大限のアウトプットを手渡してくれたように思います。なお、「Connect Chat with CEO」は社員の声を参考に、さらなるバージョンアップを予定しているそうです。

次回の記事もどうぞ楽しみにしていてください!