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2021年のキックオフが開催されました。

ビットキーnote編集部です。
今回は全社員向けに開催された2021年キックオフのレポート記事をお届けします。

当日はCEO江尻を中心に、2020年の振り返りや2021年のテーマ発表がなされました。また、「心理的安全性」と「ハイスタンダード」という二つの重要な概念について説明が行われました。

全社の目線合わせのため、特に入社予定の方にはご覧いただきたい記事です。社員の皆さんもぜひ今一度振り返ってみてください。

【第1章】2020年の振り返りと2021年のテーマ発表

◆はじめに

当日は当社の仕事始めの日であり、1/1入社17名の初出社日でもありました。新しく迎えたメンバーに向けて、CEO江尻よりミッションと事業の共有がなされました。

江尻:既にご存知の方が多いと思いますが、当社のミッションは テクノロジーの力で、あらゆるものを安全で便利で気持ちよく「つなげる」です。

あらゆるものをつなげていくことで、世の中に対して新しい価値を生み出す、社会的な課題を解消していくというアプローチです。その際に、テクノロジーの力で「安全性」と「利便性」と「体験性」を担保した状態を実現することが、当社の掲げる普遍的なミッションとなります。

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スマートロックからスタートしている当社ですが、現時点においてはシーンによって事業領域を3つに整理しています。Home(暮らし)、Work(働く)、Experience(非日常体験)です。

◆昨年度の振り返り

江尻:2020年度の振り返りですが、社員数でいうと約100名の方に入社いただき、ビジネスの規模は3倍強に広がりました。また、ありがたいことに昨年末の国内スタートアップ想定時価総額ランキングにも掲載いただきました。決して時価総額経営をしたいわけでも、それを追い求めているわけでもありませんが、「期待していただいている」ということだと思うので、まずはそのことを皆さんと分かちあいたいです。

社会における責任も拡大していくので、今後も高い基準で世の中に価値を提供していきたいと思っています。

◆2021年の全社テーマ

江尻:今年の全社テーマを発表します。「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」です。禅の言葉で、自分たち自身を見つめ直してしっかりと足元を照らしていきましょう、という意味です。

創業29ヶ月を振り返ると、初速にこだわってきたことにより、非常によい成長を遂げられたと思います。

2021年に迎えるのは、中長期的な成長を見込んだ守りのステージです。成長スピードを最優先にするのではなく、足元を固めていく年にしていきたいと考えます。5年、10年と中長期的にブーストさせていくための一手です。

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しっかりと足元を照らしながら、どこにも負けない高い品質のモノを安定的に送り出し、皆で自信をもって成果を出し続けるような組織・文化を実現し、さらなる飛躍を目指していきましょう。

【第2章】ビットキーが求める成果と心理的安全性について

続いて、ビットキーで重視したい概念として「心理的安全性」と「ハイスタンダード」についての説明がなされました。

◆「心理的安全性」とは何か

江尻:さて、本日は「ビットキーが求める成果と心理的安全性について」というタイトルでみなさんと目線合わせをしたいと思います。

「心理的安全性」は昨今重視されつつも、人によって解釈が異なる言葉かと思います。ビットキーのバリューでいうと、「Hand in Hand」*に近い概念だと私は思っています。一般的な職場環境においてはアットホーム、仲が良い環境と認識されているのではないでしょうか。

提唱者であるハーバード大学の教授*の論文では、「このチームでもしリスクをとったとしても対人関係上亀裂や破壊がおこらないであろうというチームに共有された信念」とあります。つまり「心理的安全性」は、リスクをとることを前提に存在する概念です。

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チームとして高いチャレンジ、大きなリスクテイクをしたときに人間関係に亀裂が生じず、「よくやったよ!」と共に言い合える環境が、心理的安全性が高い職場だといえます。

*「Hand in Hand」とはビットキーが掲げる3つのバリューのうちの1つであり、相互性・協調性に関する行動指針です。その他のバリューは「Scale Value(価値創造)」「Commit To Excellence(全体成果)」です。
*ハーバード大学のエイミー・エドモンソン教授の論文(チーム研究)「組織論」の中で用いた概念です。

◆ハイスタンダードを浸透させていく

江尻:「心理的安全性」を正しく機能させるために、本日浸透させたい概念がこちらです。仕事の基準 = スタンダードです。

仕事をする上ではあらゆる制約があり、妥協を迫られる場面も出てきます。時間がない、スキルがない、経験が足りない、などです。

その場面でどれほど妥協せずに最高の成果を追い求められるか、ということが大事になってきます。ビットキーではハイスタンダード=高い基準を前提に仕事をしていきましょう、ということをこの場で伝えたいです。

◆心理的安全性とハイスタンダードを掛け合わせた環境を目指す

江尻:さて、ここで「心理的安全性」と「仕事の基準」をプロットしてみました。横軸に仕事の基準(ハイスタンダードかロースタンダードか)、縦軸に心理的安全性(高い職場か低い職場か)です。

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左下は仕事の基準が低く、リスクテイクしたときに非難される、という職場です。よかれと思ってやったことに対して「余計なことをしないで」と言われるような環境です。

左上は心理的安全性が高くチャレンジも歓迎されるものの、低い基準でしかものごとを進められない職場です。「心理的安全性が高い環境」と聞くと左上だと誤解されがちですが、ビットキーでは仕事の基準を妥協してヌルい職場にしたくないと思っています。チームの一体感や雰囲気は大切ですが、世の中にあまねく浸透されたものに質が低いものはないと思っているからです。

右下は高い成果が求められるもののチャレンジが失敗すると窮地に追いやられてしまう、という職場です。理詰めされて降格になる、という環境はここに位置します。

右上は高い基準で高い心理的安全性がある「たのしい」職場です。ビットキーが目指すのはここです。もちろん「たのしい」には個々人の価値観の差があると思いますが、右上の職場を「たのしい」と思ってくれる人たちと一緒にいい仕事をして、世の中に価値を生み出していきたいです。

ここで一つ補足すると、ポジティブなコンフリクト自体は生まれてもいいということです。「その基準だったら失敗するんじゃないか」「もっと高い基準でこうやったら良いよ」と言えるのが右上です。コンフリクトを恐れず、遺恨を残さず、真剣な議論をして良いアウトプットを出せるのが「たのしい」職場だと考えます。

今年のビットキーはハイスタンダードを文化として浸透させ、皆で「たのしい」職場にしていきたいというのが私からのメッセージです。

編集部より

以上、CEO江尻の発表をもとに、2021年のキックオフの様子を一部ご紹介してきました。キックオフ後は、全社テーマをもとに各チームでOKR設定がなされ、全社に向けて発表・共有が行われました。

今年加わる新たな仲間と一緒に、ハイスタンダードを前提に心理的安全性の高い環境をつくり、来期以降のさらなる成長の強固な土台をつくっていきたいと思います。

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