非エンジニアの挑戦と、それを支えるエンジニア。
ビットキーnote編集部です。
今回は、カルチャー紹介の第二弾となる記事をお届けします。
前回はテクノロジーで効率化!人にしか生み出せない価値にコミットする。というタイトルで、社内に自然と浸透しているテクノロジー活用の文化をご紹介いたしました。
今回は、エンジニアではないメンバーがテクノロジーに向き合う姿と、それを支えるエンジニアの姿をご紹介していきます。
GASに挑戦する非エンジニア
ビットキーでは、非エンジニア(コーポレートやビジネス部門所属のメンバー等)も積極的にテック化(テクノロジーを活用して業務効率化すること)に取り組む文化があります。主に、GASを用いることが多いです。
GAS(Google Apps Script)とは、Googleが開発・提供しているプログラミング言語のことです。Google関連サービスを連携したり、独自のWebアプリを開発することができます。
これまでプログラミングに取り組んだことがないメンバーも、ゼロベースで学びを重ね、効率化に励んできました。
<人事メンバーの近況報告より>
<サポート(事務系)メンバーの日報より>
自然と生まれていたエンジニアの協力体制
GASを活用するには知識のキャッチアップが必要不可欠です。インターネット上でもGASに関する情報が公開されているので、自律的に学んでいる社員がほとんどです。
しかし、実際に取り組む上では、「なぜかうまくいかない…」というケースも少なくありません。そんな時に手助けしてくれるのが、当社のエンジニアです。
◆Slackチャンネル「テック化相談室」
「テック化したいがやり方がわからないとき」「自分で書いたGASでエラーが起こったとき」に、エンジニアに直接相談することができるチャンネルです。これまで何度も非エンジニアの困りごとを解決に導いてきました。過去に届いた質問の例です。
<業務効率化に向けた質問>
<GASのエラー解消に向けた質問>
◆分報
「分報*」を通して課題解決されたケースも多くあります。「分報」は個人単位で自由につぶやくオープンなチャンネルです。「times」と表現する企業も多いかもしれません。
(*ビットキーではslackに"min_名前"のチャンネルをつくり、個人毎に“minチャンネル“という分報共有スペースを作っています)
何気なくつぶやいた困りごとに対して、エンジニアが手助けしているケースを紹介します。
エンジニアのアドバイスを経て、無事に完成まで辿り着いたようです。
この取り組みによって人事業務が格段に効率化されたとのこと。チャレンジに対する称賛の声も集まっていました。
◆コードレビュー
コードレビューとは、「作成したソースコードを他者がレビューすること」をいいます。バグの検知だけでなく、よりよいコードの書き方を提案する場でもあります。
この日は、非エンジニアの採用担当が書いたソースコードに対して、VPoEの山本がレビューしていました。
コードレビューでの学びは前述の「分報」でも共有されました。
コードレビューを受けたメンバーは現在、「People SaaS」という人事領域のテック化を進めるチームにも所属しています。非エンジニアがテクノロジーとまっすぐに向き合い課題解決を重ねたことで、エンジニアとしても新たなスタートを切ったケースです。
助け合い、称賛する文化
これまでテック化に取り組むいくつかの例をご紹介してきましたが、そこにはいつもエンジニアの協力体制があったといえます。
なぜ、非エンジニアのチャレンジに対して、エンジニアが積極的に手助けする文化が根付いたのでしょうか?VPoE山本の考えを聞きました。
山本:まずは、エンジニア自身がエンジニアリングの本質的な面白さを知っていることが挙げられると思います。エンジニアリングを通して価値を生むことが、どれだけ充実感があって嬉しいものか彼らは知っています。エンジニアリングの経験がない人がそれと向き合うことの難しさも肌感覚でわかるでしょう。だからこそ、思いを叶えてあげたいという自然な心の動きが生まれるのだと思います。
また、ビットキーの根本的な性質に「称賛の文化」があることは明確です。しかもそれが、「誰が見ても絶対的に優れていること」に限定せず、「その人にとって一歩踏み出せたこと」という視点で称賛されます。だから、一歩踏み出した非エンジニアの視点に立って、協力・称賛できるのだと思います。
編集部より
この記事の作成を通して、あらためてビットキーはチャレンジに対してポジティブな会社であると感じました。テック化に取り組むメンバーやそれを助けるメンバーに対して、「業務だけに集中すべき」「自分でやる必要はない」とやる気を削ぐ指摘を見たことがありません。チャレンジを支えてくれる仲間がたくさんいます。
VPoEの山本は、「誰しもがもっと気軽にテック化に取り組めて、エンジニアのフィードバックがもらえるような仕組みをつくりたい」と話していました。この文化は今後も広がりを見せていきそうです。
さて、次回は当社のオンボーディング制度について取り上げます。今後も「ありのまま」のビットキーをお届けしていきますので、楽しみにしていただけたら幸いです。