見出し画像

【第10話】「仮想通貨(暗号資産)取引所」だけでなく「販売所」もあるの?何が違う?どっちで買えばいい?

(▼前回▼)

【第9話】「「仮想通貨(暗号資産)取引所」ってどんなとこ?」

(続き↓)


ビットコインを買う場所として「取引所」だけでなく「販売所」もある?

これまで、
ビットコインを
手に入れる方法として、
「取引所」で入手できる
と述べてきたが、
実は、「販売所」というのもある。

後に紹介するが、
金融庁に登録されている
日本の大手
「暗号資産交換業者」
として、

✅「Coincheck(コインチェック)」
✅「bitFlyer(ビットフライヤー)」
✅「GMOコイン」
✅「bitbank(ビットバンク)」

などがあるのだが、

同じ業者内に、
「取引所」と「販売所」
両方存在するのである。

同じ「暗号資産交換業者」の中に
「取引所」と「販売所」が
2つあって紛らわしい

と思うだろう。

そして、

✅「取引所」と「販売所」は何が違う?
✅どちらで買えばいい?

という疑問も出てくるだろう。

疑問に思っているのは
あなただけではなく、
これは「初心者あるある🔰」だ。

両者には
明確な違いがある。

今回は、
このことについて述べていく。

「取引所」と「販売所」の違い【イメージ】

▼「取引所」でビットコインを購入する場合【イメージ:メルカリ】

【第9話】「仮想通貨(暗号資産)取引所」ってどんなとこ?

でも述べたが、
「取引所」で売買をするのは、
あくまでも
♻️「ユーザー同士」である。

不用品販売でいう
「メルカリ」みたいなものだ。

「メルカリ」は、
別に取引価格を
決めているわけではなく、

あくまでアプリ上で
「買いたい人」
「売りたい人」
マッチングさせている
「仲介役」だ。

「場所(アプリ)は用意したから
あとは自由に取引してね!」

という感じだ。

商品ごとの価格も、
一応は自分で決める
形式になっているが、
だいたいは相場で
決まってしまっているだろう。

👚「だいたい普通は5,000円くらいはする服」

があったとして、

いくら自分が

🙋🏻‍♀️「この服を5,000円じゃなくて1,000円で買いたいから売って」

と言っても、

その値段で売ってくれる人が
いなければ取引は成立しない❌

逆も然りで、

👕「だいたい1,000円くらいだよね、という服」

があったとして、

いくら自分が儲けたい
からといって、

「この服を5,000円で出品」

したとしても、
プレミア要素でもない限り、

🙄「いや、この人の高すぎでしょ」

と思われ多分誰も買わないだろう。

「ビットコイン」の場合なら、

📲「1BTC=300万円で0.01BTC(つまり3万円分)分買いたい」

とスマホ上で買い注文を出した場合、

そのくらいのレートで
売り注文を出している人がいれば、
⭕️自動で取引が成立する。

(メルカリみたいに
相手からのコメントとか
直接的なやり取りはなく、
勝手にというか機械的に成立する)

私たちユーザーは、
「買い注文」ボタンを押したら、
あとは待つだけだ。

逆にいえば、
希望者がいなければ
何も起こらない(買えない)

あえて安売りする人など、
そうそういない。

▼「販売所」で購入する場合【イメージ:Amazon】

一方、
「販売所」の場合は、
「メルカリ」ではなく、

「Amazon」に例えると
イメージしやすいかもしれない。

(あくまで
イメージするための例であり、厳密さは欠くが)

私たちがAmazonで
何かを買う場合、
メーカーに直接お金を払うのではなく、
Amazonへお金を払うと思う。

この場合、
Amazonは「販売所」
と見ることができる。

商売の基本は、
「安く買って高く売る」だ。

売り値や
(商品の)買い値は、
Amazon側が決めて
商品を揃えている。

つまり、「私たち買う側が値段を決められない」
ということだ。

なので、
私たちユーザーから見ると、

「売り手が見つからずに買えない」
などということはなく、

Amazon上での
提示価格を払えば、

交渉的なことしたり
相場を読む

などということをせずに
確実に買える。

ビットコインの「販売所」
の場合も、

📲「0.025BTC買う」

などとボタンを押せば、
すぐに買えるというわけだ。

「取引所」と「販売所」の大きな違いは、その「手数料」にあり

「暗号資産交換業者」はボランティアではない

そもそも論に
なってしまうが、
行政等から補助金が
出ているとかでなければ、

完全なボランティア
(つまりタダ働き)で
サービスを提供している人など、
基本的にはいない。

私たちも、
給料をもらって
働いているはずだ。

単純に、
「5,000円で仕入れた商品」を、
「5,000円で販売」していたら、

「売上げは5,000円」
かもしれないが、
💸儲け(利益)はゼロどころか赤字だ。

その時間働いた人は、
時給ゼロ円でタダ働き
をしたことになる。

「暗号資産交換業者」も、
もちろんボランティアで
運営されているわけではない。

主に、
売買時に「手数料」を
上乗せすることで
収益を上げている。

そうすると、

❓「取引所」と「販売所」は、
どちらが「手数料」が安い?

という疑問が
わいてくるだろう。

その疑問について
深堀りしていく。

手数料が安いのはどっち?【結論:取引所】

🟡「取引所」の場合

「取引所」の場合は、
「手数料」という形で、
取引額から若干
差し引かれる
ようになっている。

ただ「取引所」の場合は、
取引しているのは
ユーザー同士であり、
あくまで取引を
「仲介」しているだけなので、

手数料は安く設定されている。

上でちらっと
紹介した業者では、
なんと「取引手数料無料」
のところもあるし、

かかっても「0.数%」程度だ。

「メルカリ」も、
不用品が1,000円で売れても、
1,000円がまるごと
自分の収益ではなく、

「手数料」が若干惹かれて
900円くらいに
なっているはずだ。

ここで、
試しに「取引所の画面」
チラッと見てみよう。

「取引所」の実際の画面(動画)を見る

このように、「取引所」は、
息を吸うように数字が
動いて
売買が行われおり、

最初は何のことだか
さっぱり分からないだろう。

「手数料」は安いものの、
「FX」の取引をしている人以外は
やや慣れが必要なのは事実で、
最初はちょっとビビる
かもしれない。

「取引感があってなんかすごそう」だが、
やっていることは
実はそんなに難しくない。

決して「金融のプロ」でなくても
私たちが取引することも可能だ。

🟡「販売所」の場合

一方、
「販売所」の場合は、
業者自身が買って持っている
ビットコインを
私たちユーザーに売っている。

逆に、
私たちがビットコインを
売る場合は、

業者が自腹で買い取っている。

この時、
業者の立場から見れば、

同じビットコインでも、
買った値段で
そのまま売っていては
潰れてしまう。

収益をあげるには、
「安く買って高く売る」
必要がある。

そのため、
私たちユーザーから見れば、

「ビットコインを買う」時は、
📈「レートよりもやや高い値段で
買わされる」ことになる。

逆に、
「ビットコインを売る」時は、
📉「レートよりもやや安い値段で
売らされる」ことになる。

このような
「購入価格」と
「売却価格」の差を、
「スプレッド」
という。

この「スプレッド」
実質的な「手数料」として
業者の取り分となる。

そしてこの
「スプレッド(手数料)」は、
仲介しているだけの
「取引所」よりも
高く設定されている。

例えば、
ある時点での
ビットコインのレートが
「1BTC=400万円」の時、

「販売所」では、
📈「購入レート:410万円」
📉「売却レート:390万円」
のようになっている。

※これはあくまで例であり、
「業者」や「タイミング」、
「取引額」によって異なる。

この時にビットコインを
✅「0.01BTC」分買って
✅すぐ売ったとしよう

買うのに必要な日本円は、
¥4万1000円(410万円×0.01)

すぐに売ると
¥3万9000円(390万円×0.01)だ。

4万1000円で買って、
3万9000円で売った
わけだから、

買ってすぐ
売っただけなのに、
⛔️-2000円の損をしたことになる。

「業者は2000円儲かった」
ということになる。

もちろん、
買ったとしても、
それはあくまでその時点での
「含み損」であって、

売却をしなければ
損は確定しない。

すぐに売らずに
そのまま持っておき、

約2000円以上値上がりした
状態で売却をすれば、
プラスになるだろう。

とはいえ、
上記の例のように、

「1BTC=400万円」の時に、
販売所での
「購入レート:1BTC=410万円」
「0.01BTC買う」と、

本来4万円分のビットコインを
4万1000円で買ったことになる。

買った瞬間に、
いきなり「損益-1000円」
アプリ上に表示されるので、

販売所の仕組みを
知らない状態で買うと
最初は正直ビビるだろう。

これも
「初心者あるある🔰」のひとつだ。

ただ、「販売所」は、
価格が決まっている分、

「いくら分買いたいか・売りたいか」
を入力するだけなので、
直感的にはかなり分かりやすく、

自分の買いたい時に買えるし、
売りたい時に売れるので、

🔰「初心者向き」
であると言える。

「販売所」の画面

だが、
実質的な手数料が
「取引所」に比べて割高な分、
頻繁に売買するには
向いていない。

まとめ

以上のことを踏まえると、

🔰初心者の場合は、
まず超少額を
「販売所」で購入し、

「なるほど、こんな感じね」
という感覚をつかんで
慣れておき、

その後に
「取引所」で買ってみるのを
おすすめする。

ここまでの話を
図で表すと以下のとおりだ。

ひとまず頭を整理しておこう。

全体像がイメージ
できたところで、

続いては、
まだビットコインを
買ったことがない
初心者が口座をつくるのに
おすすめ「仮想通貨交換業者」を
4社紹介する。

(▼続き▼)

【第11話】おすすめの仮想通貨(暗号資産)取引所4選〜まだビットコインを買ったことがない初心者の方向け〜

参考文献・おすすめの書籍について

ここで、
参考文献・おすすめの本
について紹介しよう

最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

この本は、
「コインチェック」という
日本の大手暗号通貨取引所
執行役員の方が書かれた
「ビットコイン入門書」である

私たち一般人にもわかるよう、
技術の細かい話というよりは
「大枠の概念」について、
かなり砕けた表現で
説明してくれている

書店やアマゾンを見ると、
暗号資産関連の本が
大量に出てくるが
「まずはこの一冊から」
という方におすすめな本だ

私もこの一冊から読み始めた

アマゾンの”聴く読書”、「Audible」

▶︎Amazonのオーディオブックを無料で試す

また、
Amazonの”聴く読書”
「Audible」という
サービスもある

月額1,500円で
12万冊ほどが聴き放題だ

これがなんと
「初月無料体験できる」
という大盤振る舞い
(さすが天下のAmazon、、)

先ほど紹介した

「最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」

「Audible」対象なので、
なんとこの本が
”初月無料”で
耳からインプット
できる

▶︎無料で聴く

私は、
「朝早起きして書籍を読みたいが、スマホ画面を集中して見るにはまだ眠い」
という

まだ布団から出られない時に
布団の中で聴いている(笑)

また、
通勤時の移動中に
スマホ画面が
見られない時や、

料理中のような
手と目が離せない時間も、
”耳は”空いている

そして夜寝る前は、
スマホのブルーライトを
控えたいので、

最近は電子書籍よりも
このオーディオブックを
大いに活用している

今まで無駄に
消費していたスキマ時間
有効活用できている
実感もあり
個人的にはかなり満足

もちろん朗読速度の調整も可能だ

私はいつも1.5倍速〜2倍速で聴いている

まだ未登録の方は、
「初月無料」なので
試してみるといいだろう

解約はいつでも可能

▶︎アマゾンのオーディオブックを
”初月無料”で試す

(▼続き▼)

【第11話】おすすめの仮想通貨(暗号資産)取引所4選〜まだビットコインを買ったことがない初心者の方向け〜

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?