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いつか鳩が

リフレクション」を鑑賞しました。

2014年、ロシアのクリミア侵攻の始まりを描いた作品。

今こそ、観なければならない作品です。



作品の解説と見どころ、注意点をネタバレ無しでお伝えします。

STORY

https://youtu.be/gRNjO_0K5dY

クリミア侵攻が始まった2014年。従軍医師のセルヒーは、東部戦線で人民共和国軍の捕虜となり、悪夢のような非人道的行為を経験。やがて首都キーウに帰還したセルヒーが、失われた日常を取り戻そうと苦闘する姿を、娘ポリーナとの触れ合いを軸に見すえていく。戦争と平和、生と死、肉体と魂、そして贖罪。深遠なる多義性に富んだ本作には、ヴァシャノヴィチ監督の並外れた才気が凝縮されている。

https://atlantis-reflection.com/

間を味わう

「リフレクション」では、間をかなりしっかりととります。

ドアが閉まる、物が燃える、人がある地点までたどり着く、など、通常の映画ではカットされるようなシーンをあえて全て見せます。

それが何とも印象に残るし、リアリティを感じさせます。

じっくりと間を味わってみてください。

動物が象徴するもの

「リフレクション」ではたくさんの動物が出てきます。

それぞれが象徴しているであろうメッセージを解説します。

家の窓に、鳩が激突して命を落とすシーンがあります。

この映画は2014年、侵攻の始まりを描いています。

「鳩」=「平和の象徴」は世界共通です。

平和が音を立てて崩れていく。そんなメタファーなのでしょう。

主人公セルヒーの娘が落馬したり、乗馬を楽しむ人々が何度か登場します。

「馬」は時に「戦争」を象徴します。

若者が馬にまたがるシーンは、徴兵や戦争で傷ついていくことを意味しているのかもしれません。

野犬

「犬」は「パートナー」・「狩猟」という意味合いがあります。

大勢の野犬に襲われるシーンは、隣人から狩られることのメタファーなのではないでしょうか。

訓練

「リフレクション」は娘の射撃訓練(遊び?)と足音判別訓練のシーンがあります。

どちらも戦争を強く感じさせます。

射撃訓練も、足音判別訓練も、レクリエーションのように楽しむ様子がみられますが、きっとこれにも深い意味があるのでしょう。

今の私にはちょっとわかりませんでした。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

目をそむけたくなるような、悲劇的な作品です。でも、今観られてよかったと心から思います。

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