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「フィールド・オブ・ドリームス」分かれば泣ける、超名作。

あの頃、嫌いだった親と、向き合いたかった人へ


映画「フィールド・オブ・ドリームス」を鑑賞しました。

言わずと知れた、アメリカの名作映画のひとつですね。

今作は、アメリカの人たちが、「オズの魔法使い」「素晴らしき哉、人生!」と並んで、子どもに絶対に見せたい作品だそうです。


でも、正直、私は初めて観た時はよく分かりませんでした。何となくエンディングが泣けるなってことはわかりましたが。

”結局何を伝えたいの?ファンタジーなの?よくわからん!”

って感じでした。

意外とそういう人、多いのではないでしょうか。

でも、歳を重ね、先日2回目の鑑賞をすると、涙が出るほどに感動しました。

今回の記事では、「フィールド・オブ・ドリームス」が、高い評価を受ける、その理由を解説いたします!

STORY

マイナーリーグの選手だった父親から、おとぎ話のかわりに野球の話を聞かされて育ったレイ(ケビン・コスナー)は、ある日、自分の農場で不思議な声を聞く。“それを作れば彼はやってくる”。その意味を野球場をつくることだと解釈した彼は、育ててきたトウモロコシ畑の一部を潰し、野球場を作る。周囲からは変人扱いされお金も底をついたある日、野球場に一人の男が立っていた。それは、父のヒーローで今は亡き伝説の大リーガー“シューレス”・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)だった。36歳の妻子ある男が、夢を叶えるために冒険ができるのは今しかないと、“声”に導かれるまま、自分の夢に挫折した人々に会っていく。

ユニバーサル公式販売ページより引用

それでは、ここから解説の方に参りましょう!

今作に込められたメッセージ

今作では大きく、

  • 沈黙の世代

  • 団塊の世代

  • サリンジャー

  • 親子の和解

  • 見える人と見えない人

の5観点に絞ってみると、作品のメッセージがよくわかります。

詳しくはブログで解説しておりますので、ぜひご一読ください👇


名作のオマージュ

今作でオマージュされているものは、

市民ケーン」(バラの蕾の引用)

オズの魔法使い」(野球選手の「溶けるよ!」というセリフ)

などなど。他にもたくさんありそうですね。

また、2014年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」は、”トウモロコシ畑”や”天の声”など、「フィールド・オブ・ドリームス」を土台にしていること間違いなしなので、未見の方はぜひご覧ください!

すごくいい映画です。

キャストの魅力

主要キャストも大変魅力的でした。

エイミー・マディガン

私が今作で一番好きなキャラクターですね。

THEアメリカのお母さんって感じの明朗快活な雰囲気が素晴らしかったです。

愛しくて、信頼できる妻がピタッとはまっていましたね。

ケビン・コスナー

ケビン・コスナーは、当時大ブレイク中でした。

二代目アメリカの良心(ジェームズ・ステュアート)にしようとしてたほど、期待されていたようですね。

しかし、私生活の方が、あまり良心的ではなかったようで…。

この後失速してしまいます。

今作での演技やルックスは素晴らしいですが。

レイ・リオッタ

レイ・リオッタも印象的でしたね。

「グッド・フェローズ」とのギャップが凄まじかったです。

「グッド・フェローズ」では、どこか頼りないギャングでしたが、今作は、それはもう堂々とした野球選手。

めちゃカッコいいです。

昨年、67歳の若さでお亡くなりになられました。ご冥福をお祈りいたします。

数百万のキャッチボール

最後に一つトリビアを。

ラストのキャッチボールのシーンですが、あれは、かなり緊張感のあるキャッチボールだったそうです。

当時はデジタルではなく、フィルムのカメラだったので、撮りなおすことは、フィルムの損失に繋がります。

フィルムは高額なので、数百万かそれ以上のお金が、たったひとつのキャッチミスでなくなってしまう訳です笑

恐いですねぇ。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

「フィールド・オブ・ドリームス」の解説をお伝えしました。

もし、親子関係に悩んでいる人は、ぜひご覧ください。

ブログでは映画に関する情報をたくさん紹介しておりますので、ぜひ遊びにいらしてください!


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