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「弱さ」を隠すためにどれだけ時間を使う?

コンサルタント・中小企業診断士の小林慶志郎です。
コンサルタントとして働く中で「もっとみんなが楽しく働ける環境を作りたい!」と思い、
「好きな人と好きな仕事をする」を当たり前の世の中を作りたくて、情報発信やスマホアプリ「BiSE」(バイス)の開発をしています。


仕事をするうえで、どんな仲間と働くのがいいのか、というテーマです。一つ前のこちらの記事と似たような話にはなりますが、本を読んで改めて整理してみました。
以前の記事はこちら。

読んだのは「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」という本です。3年以上前の本ですが。。。

この本には、こんなことが書かれています。

駆け引きをし、欠点を覆い隠し、不安を隠し、限界を隠す。自分を隠すことにいそしんでいるのだ。
思うに、組織でこれほど無駄を生んでいる要素はほかにない。もっと価値あることにエネルギーを費やすべきではないのか?
この無駄が生み出す弊害ははっきりしている。組織とそこで働く人たちが存在能力を十分に発揮できなくなってしまう、ということだ。その損失はあまりに大きい。

弱さを隠すために、ウソをつかなきゃいけなくて、そのウソを塗り固めるために莫大な労力を割いてるでしょ?ということです。

自分の弱さを出せずに、強い部分だけを押し出していかないといけないような組織。
実は世の中のほとんどがそうなんじゃないかと思います。
「あれ?そのくらい分かってるよね?」
「○年目なのに、これも出来ないの?」
「その役職なのに、そんなことも知らないの?」
なんて言われたらどうしよう、怖い、知ってるフリしなきゃ、という状態ですね。

弱みを見せれば、それを補完してくれる人が現れるだろうし、その弱みを埋めるチャンスも出てくるはずで、弱みが埋まれば、より大きく成長できるはずです。

にもかかわらず、弱みを開示すれば、そこを指摘され、周囲からの評価が下がり、チャンスをもらえないような組織にいるとすれば、その弱みは隠すしかありません。
隠していれば、その弱みを埋めるチャンスすら減っていってしまいます。

働くメンバーとして、どちらの環境が望ましいかは一目瞭然です。

自己開示できる組織で働くことの重要性を改めて認識する必要があり、組織からすると、いかにメンバーに自己開示させられるかが重要になっていくということですね。

既存組織の組織文化を変化させていくのは、とても難しいかもしれません。
けど、新しくチームを組もうと思った時、これって当たり前のことのようで、案外メンバー同士の関係性とかに気を遣えずにチームを組んでしまうことがあるのではないでしょうか?

「目的達成に必要なスキル・メンバーを集めること」よりも、
「互いに自己開示できるメンバーで成長しながら目的に向かって走る」方が、
実は遠くまで走っていけるのかもしれません。

BiSEは、信頼できるメンバーを気軽に集めてコミュニティ化することができるツールです。
弱みを出し合える仲間と仕事をするための機能を充実させていきます。
ご期待ください。

BiSE公式サイト
https://www.thebise.com

小林慶志郎

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昨春、緊急事態宣言が出た頃、外出自粛が謳われ、会社にも行けず、飲みにも行けず、ひとりひとりが孤立していくような気がして、この先コミュニティって重要になるよね、という本を書きました。(Kindleで発売中です)

「コミュニティと生きる時代 〜withウイルス時代の仕事と組織のカタチ」--小林慶志郎
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