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会社を飛び出して働くために超えなきゃいけないハードルの話

コンサルタント・中小企業診断士の小林慶志郎です。
コンサルタントとして働く中で「もっとみんなが楽しく働ける環境を作りたい!」と思い、
「好きな人と好きな仕事をする」を当たり前の世の中を作りたくて、情報発信やスマホアプリ「BiSE」(バイス)の開発をしています。

自分をピンの商品として売り込めるのか、という高い高いハードル
独立について話をしていると、「今はまだ自信が無い」と言う人がとても多いです。
けど、そう言う人は、きっとどんなに自分を磨いても自信を持てる日は来ないものです。
現状の中から自分に出来ることを整理して、今の自分の価値を、それに見合った値段で売ればいいだけのはずなので。

はい、少し厳しい語り口から書き始めてみました。

けど、そうは言っても「自分に値札をつけて売る」というのは、経験したことがない人には、とてもハードルが高いことです。

副業解禁や、副業を含めたプロ人材の登用等、企業側の変化の流れはありますが、多くの人が「自分の値付け」や「会社以外で働くこと」の経験を踏んでいないことが、副業の広がりを妨げているように感じます。

フリーランスに経験を積ませてくれる場所なんてない?
フリーランスであろうが、副業であろうが、発注する側からすれば、プロとして仕事をお願いしているはずです。
ごく稀に、育成まで含めて長期的にフリーランスを雇い入れている会社もありますが、ごく少数でしょう。
だとすると、どうやって経験を積んでいくのか。

駆け出しフリーランス(副業)が経験を積む方法
考えられる方法は3つ。
①徒弟制で師匠のカバン持ちから始める
②すでに活動している仲間の仕事を手伝う
③クラウドソーシングや副業あっせんサービスに登録してスモールスタートする

①は昔ながらの方法で、士業等では一般的かもしれません。しっかりとした教育を受けるという意味では、間違いない方法ではあります。
一方で、師匠をどうやって見つけるのかという難しさがあるのと、師匠と弟子のような関係性にアレルギー反応をする方も多いかもしれません。「組織から離れて独立・副業するのに、なんで上司部下のような関係性で仕事しないといけないのか」という思いを持つ方もいると思います。

②は、①の方法に比べるとライトな方法です。
先に独立して活動している知人や友人の仕事の一部を請け負うことから始めてみます。徐々に、会社の外での働き方が身に付いて、自分の値付けや売り方が身についていくでしょう。
この方法で成長していくには、有償無償を問わず、自分の提供できるスキルを仲間にどんどん提供していくことがとても重要です。そして、無償であろうと、厭わずに貢献しようと思える仲間とチームを組めるのが理想的だと考えています。
そんなチームを自在に組むことに、BiSEを使ってもらいたいと思って、アプリを作りました。

我々はBiSEを通じて、このように「自分が貢献したいと思える仲間と働く」という働き方を支援していきます。

少し脱線しました。

③は、副業としてスタートする際には有効な方法だと思います。相場をみながら値付けして、徐々に本格化していくイメージです。
この方法のデメリットは、自分のスキルの切り売りになりがち(伸びシロを作りにくい)なのと、仲間を作りにくいことです。フリーランスが孤独だと言われがちなのは、これが原因の一つではないかと考えています。


これらの方法に、「これが正解」というものはありません。
ご自身のパーソナリティや、仕事の種類などによっても適性があると思うので、こんなパターンがあるなと思っていただければ。


「非積極層」もたくさんいるし、活躍の場が必要
ここまで、「会社を飛び出して行く人」の視点で書いてきましたが、少し違う視点でもう少しだけ。

「自分自身に値札をつけて新しいお客さんに売り込んで行くほど積極的ではないけど、近くにいるそういう人のお手伝いならやりたい。それで副業としてお金もちょっともらえたらうれしい。」

そんな「非積極層」の人って周りにたくさんいませんか?
こういう人達だって、貴重な戦力です。
きっと私のように「アプリ作るぞー!」と突っ走るだけでなく、要領よく色んな仕事をこなせる人材がたくさんいるはずです。
ですが、こういう人達を開かれた副業市場に引っ張り出しても、きっと誰も幸せになりません。
仲間内で活躍してもらえる場をいかに作れるかがポイントになります。

仲間内でコミュニティをサクッと作って、外に仕事を取りに行く人と、それをサポートする人達がチームを組んでいけるような仕組みが必要です。これも、BiSEでサポートする部分です。

こういう人達に活躍してもらうための環境を作ることが、働く人の選択肢を広げる事に繋がると共に、人口が減り続ける日本を支えていくために非常に重要だと考えています。

BiSEを通じて、働く人達が前向きに働ける環境作りを支援していきます。

BiSE公式サイト
https://www.thebise.com

小林慶志郎

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昨春、緊急事態宣言が出た頃、外出自粛が謳われ、会社にも行けず、飲みにも行けず、ひとりひとりが孤立していくような気がして、この先コミュニティって重要になるよね、という本を書きました。(Kindleで発売中です)

「コミュニティと生きる時代 〜withウイルス時代の仕事と組織のカタチ」--小林慶志郎
https://www.amazon.co.jp/dp/B08CDY9CQ3/

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https://www.thebise.com

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