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もし、タイムマシンに乗れるなら【表現者:まこと】

今回のエッセイは以下の物語を読んでから執筆してもらいました。

10月のある日のこと、あなたの自宅のポストに1枚の手紙が届いていました。差出人は国営の某機関。おそるおそる封を開けてみると、中には1枚のチケットが…。

封入されていた手紙を一通り読むと、どうやらあなたは『タイムマシンに乗る権利』を手に入れたようです。

この権利は、国の決まりで拒否することができないみたい。そして、滞在時間内に必ず達成しないといけない条件もあります。

それは、過去を生きるあなたか未来に生きるあなたのどちらかに出会い、今のあなたから伝えたい想いを伝えること。

タイムマシンに乗れるのは1回きり、滞在できるのはたったの24時間だけ。
さて、あなたは過去か未来、どちらのあなたに会いに行って、どんな言葉を伝えますか?

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こんにちは。まことです。今回のテーマ、、、難しい!!!(笑)とは言いつつも、このnoteについて考えてみて、気づいたことがあったので、それを含めてお話していきたいなと思います。

私が選んだのは未来。1年前の私だったらきっと過去を選んでいたけど

まことさん

タイムマシンに乗って過去か未来、どちらの自分に会いに行くか、私は迷わず「未来」の自分に会いに行きます。この選択をする自分に少しびっくりしました。

1年前までの自分だったら多分「過去」に行っていたと思うんです。「あのときこうしてれば、、、」いつもそんなことを思いながら生活していて、バースデーランウェイでも「あの時の自分への答えが欲しい」と言っているので、私は「過去の自分」に働きかけて、未来の自分を変えたいんだと思っていました。

ですが、私の中で「過去」を変えたくない、という気持ちが今はあります。前の私だったら考えられないことです。今、私がこの選択をできるということは、私が自分の「過去」を認められつつある、今とは別のものだと俯瞰して見れつつある証拠なんじゃないかと少しうれしくなりました。

未来は未来の自分に作り上げてほしい。だから伝えたい一言がある

wsでの1枚

では、未来に行って、自分へどんな想いを伝えるか。私は、今の自分が過去にも未来にも大きな影響を与えてしまうことはしたくありません。未来は未来の自分が創り上げていってほしいと思っています。だから私は一言だけ「あの時のこと忘れんなよ!」って言いたいです。

あの時とはうつ病で何もできなくなった時のこと、また何もないところからリハビリした時のことです。苦痛は離れれば離れるほど、忘れてしまいがちです。そしてそこから学んだこともまたしかりです。苦しいときを支えてくれた人への恩返し、自分へのいたわり、謙虚さ、人として基本的なことを波に乗っているときほどおろそかにしてしまいます。

将来の自分が幸せに暮らせているのなら、そんな喝を自分に入れに行きたいです。「調子乗んなよ!」って(笑) ほんとに一言だけ。それで未来の自分はある程度察してくれると思います。最近とても思います。大人になると、叱ってくれることがありがたいことだと。

今の私が未来の私に伝えたい言葉は、過去の私が言いたかったことなのかもしれない

間違ったことを指摘してくれる人が年々少なくなって、間違った方向から軌道修正することが難しくなってきています。今はまだ学生の身なのである程度注意を受けることもあるんですが、大人になっていくにつれて基本を忘れて、尊敬できない自分になっていくことが恐ろしいです。でも自分だったらなんの遠慮もなく言えます。

もしかしたらこれは過去の自分が今の私に言いたいことかもしれません。私の軸となった時の想いを過去から今、そして未来へ繋いでいきたい。私の未来へのメッセージです。

(編集:響あづ妙
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