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#35 その1時間のスマホが「自己肯定感」を低下させる

「不安感」が強く表れてきた時、みなさんはどのような「行動」をとるでしょうか。

わたしは「SNS閲覧・スマホ時間」で、「不安感」を、解消(一時的に忘れる)する「行動」をとるようです。しかし、この「行動」は、さらに「不安感」を増幅させることが多いようです。

私たちの脳はスマホを見ると気持ちよくなります。
端末から新しい情報を得ようとするときに、ドーパミンが分泌されるからです。
これはお酒や薬物によって、快楽が得られるのと同じ現象です。

奥村歩著『スマホ脳の処方箋』より引用

とは言え、最初から、「不安感」を、減らす目的で「SNS1時間するぞ!」と自ら「スマホ」を、手に取ることはありません。

「不安感」が、大きくなるのは「疎外感を感じる・人の目や他者評価が気になる」時が多く、そんな時に「SNS投稿・コメント」「メール・メッセンジャー」などが、気になりはじめ、「スマホ」に手が、伸びていきます。

一旦「スマホ」を手にすると、なし崩し的に、「本来必要のない情報」へ、アクセスしていきます。

日本では「FOMO(Fear of Missing Out)」と呼ばれる状態になっている人が増えています。
FOMOとは、情報を見逃したり、周りが知っている情報を自分だけが知らなかったりすることに強い恐怖感を覚える心理状態のことです。
~(中略)~
FOMOになるとSNSが気になって、スマホを頻繁にチエックするようになります。

奥村歩著『スマホ脳の処方箋』より引用

もともと「人の目・他者評価」を、気にする性格でしたが、数年前から始めた「SNS」で、リアルな世界だけでなく、ネット世界にまで「人の目・他者評価」基準を、わたしは持ち込んでしまったようです。

インターネットに象徴される情報社会が発達した結果、SNSを通して天文学的な人数の視線や評価を気にするようになっています。

奥村歩著『スマホ脳の処方箋』より引用

「不安感」がでて「スマホ」に手が伸び「他人のSNS投稿」から「他者比較」し、「自己肯定感」がさがり、だらだらと無意味な「スマホ時間」「睡眠不足」そして、翌日は更に「生活習慣」が乱れる。

どうすれば、この「負の連鎖」を、断ち切れるのでしょうか。
わたしが結果を出せた「ダイエット」にも「ヒント」が、ありそうです。

自分が食べたものを、しっかり認識することは、ダイエットをするうえでとても重要です。
ダイエットに失敗する人は、食べた日や間食のことはすぐ忘れてしまいます。
~(中略)~
いちいち記録するのは面倒くさいと感じるかもしれませんが」、それもある種の抑止力になります。

野上浩一郎著『3勤1休ダイエットプログラム 3か月で自然に痩せていく仕組み』より引用

「炭水化物・甘い物」を完全に断ち切ることが、出来ないように「スマホ」を完全に、断ち切ることはできません。

ところが食べたものを、「記録」することで、10キロ以上の「ダイエット」に成功します。

「記録」することで、自分の行動が、明確になり、食べるものへの「意識・行動」が変化しました。

スマホを使用している時間と内容を客観的に認識することで、スマホに触れる時間を減らす効果を期待できます。
~(中略)~
ノートへ書き出す行為は視覚化につながり、スマホとの付き合い方を見つめ直すきっかけになります

奥村歩著『スマホ脳の処方箋』より引用

「甘い物」も適量ですと、とても幸せな気持ちに、なりますが、「不安」「嫌なこと」を解消するために、ドカ食いしてしまうと、「依存」が大きくなっていきます。

スマホも「必要な情報」を、得るために活用すれば、便利な「ツール」ですが、「不安解消」のために依存すると、「生きづらさ」を増やすだけの「ツール」になります。

「記録」は面倒ですが、「スマホ・ダイエット」を、実践し、「人の目・他者評価」を、気ににしない「必要な情報を得る」という本来あるべき「電子ツール」へと、使用目的を、変えていこうと感じています。

みなさんも、ぜひ「記録」から「スマホ・ダイエット」チャレンジしてみませんか。

#36 「生きづらさ」を感じたら!はこちらから

引用させていただいた「本」


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