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#36 2度の挫折が導いた執着解消

みなさんには、追い求めていた「夢・目標」は、ありますか。

「夢・目標」を叶え、充実した人生を、歩んでいる人は、輝いていて、とても尊敬できますよね。

一方で、何年も努力しても、「夢・目標」が叶わない、若しくは叶え「夢・目標」が、継続できない、なぜか、その後うまく歯車が、嚙み合わない方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

やはり人にはそれぞれ適正というものがあります。
適正のないものにいつまでもこだわるより、本当の自分の適性にあったものを探し方がいい。
 
本当に自分にふさわしい異性や自分の適性というのは、いま求めている以外のところにあるのかもしれません。

佐藤 優著『人に強くなる極意』より引用

わたしは、幼少期から「鉄道」が大好きで「趣味」として、楽しむ一方で、プロとして「鉄道員」になる「夢・目標」をもち、行動(読む本・進学・就職先選択等)の多くは、その「夢・目標を基準」にしていました。

次第に思いは強くなり「夢・目標」に、そぐわない「行動」は、必要ないと考え、視野を狭め偏った生き方を、するようになります。

その最たるものが、人との関わり「コミュニケーション力」を、磨くことで、希望の仕事に就くことだけを「目標」にしていたので、「コミュニケーション力」が、社会にでて、重要な要素になるとは、考えもしませんでした。

鉄道高校に進学し、「夢・目標」に向け「勉強」「面接対策」をし、その「夢・目標」は、叶いますが、「コミュニケーション力」が原因でわずかな期間で「退職の選択」をします。

「あきらめない」という気持ちがそうした客観的な判断力を失わせ、かたくなになり、「執着」になると、自分にとってけっしてプラスになりません。
 
いまの自分の頑張り、「あきらめない」気持ちを冷静に見つめ直して、それが「執着」になっていないか、まずは見極めることが大切です

佐藤 優著『人に強くなる極意』より引用

とは言え、まだ20代「夢」を、あきらめきれずに、再び別の「鉄道会社」に、再就職します。

「夢」再び叶い、積極的に知識習得に勤め、同じ失敗を繰り返さないよう、職場で明るい(いい人)を、演出していました。

職場で明るい(いい人)を演じることが、「コミュニケーション力」と信じての行動です。

「職場」で、無理して明るく(いい人)を演じることで、表面的には、上手くいっているのですが、なぜか人間関係に「壁」を感じ、再び退職してしまいます。

「執着」の泥沼に陥ってしまう人は、たいがい「終わり」や「出口」の見えないものを追いかける。
~(中略)~
その泥沼が続くことで、経済的に破綻したり精神的に病んでしまったりする。
エンドレスなものに執着することが、実は健康的に一番不安定なんです。

佐藤 優著『人に強くなる極意』より引用

「同じ業界」を、2度も挫折したことで、その後「鉄道会社」に、受かることは、なくなりましが、わたしは、この「夢・目標」を、その後も、あきらめきれず「執着」に、なっていきます。

その「執着」ですが、年齢を重ね、「鉄道会社」「採用年齢」「視力低下」など、基準にも合わなくなり、半ば強制的に、「執着」も少なくなります。

「執着」が、なくなると大好きな「鉄道」「仕事」にする事を、目指すのではなく、「趣味」として純粋に、楽しめるようになってきました。

  • 「鉄道の魅力」を伝えたい」(完成形の目標)を達成するために「文章術」や「ブログ作成方法」を学ぶ。

  • 「鉄道好きの仲間が欲しい」(完成形の目標)を達成するために「コミュニケーション力」を学ぶ。

特に「コミュニケーション力」の学びは「鉄道好き以外」の人と、交流できる結果を生み「ブログ・SNS・ブログ」などで「自己開示」をしたことで、気持ちも楽になり逆に「人生」が、充実してきました。

何か目標設定をする時は、完成形がイメージできるもの、実現可能なものにすることが大切です。
~(中略)~
そうやって一つずつクリアして成功体験を積み重ねる。
クリアしたら次の達可能な目標を立て、さらに頑張って見る。
~(中略)~
エンドレスで報われない目標や夢、あるいは妄想に身を削るより、ずっと健康的だと思います。

佐藤 優著『人に強くなる極意』より引用

「執着」はなにも「仕事」だけでは、ないはずです。みなさんは、「執着」になっていることは、ありませんか。

いちど振り返って「手放す」ことで、「新しい世界・新しい自分・仲間」が増えます。

とは言え、「今」追いもとめている「夢・目標」「完成形がイメージ」できるなら、一歩ずつ実現に向けて、努力する。

願望かなえるためにはこだわることが必要ですが、執着を手放すこともまた必要です。

願望に執着してしまうと、視野が狭くなってしまうからです。

執着を手放せば、映画の中の登場人物をお客さんの立場で眺めるような感覚で自分の現状を把握できるので、客観的な捉え方をすることができます

井上裕之著『人生の黄昏を黄金に変える「賢者のかけ算」価値ある生き方へのヒント』より引用

客観的に自分を見つめて、その「夢・目標」「執着」になっていないか、見極めることで「生きづらさ」を減らして、いけるのかもしれませんね。

#37「生きづらさ」を感じたら!はこちらから

引用させていただいた「本」


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