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【日本一周】1県目/鳥取県

春の終わり、私は日本一周の旅に出た。

地元の兵庫県を出発し、最初の滞在地である鳥取県へ向かう。兵庫は日本海側で鳥取と接しているので、ひたすら北西部に向けて車を走らせた。

天気は晴れ。いい旅立ちの日。
目に飛び込んでくる新緑が気持ちいい。

私にとって、鳥取県はとても愛着のある土地でもある。
大学の4年間と社会人の2年間の計6年間も暮らしていた。地元以外でこんなに長く住んでいた土地は鳥取以外にはない。
もう第二の故郷みたいに感じている。

鳥取は何にもないとよく言われるし雨が多いし日本一人口が少ないけれど、ゆったりしていて住みやすい。ゆるキャラのトリピーもかわいいし、愛されキャラな知事もいるし、と私は思う。
なので、鳥取に住んだことのある人は、わりとみんな鳥取が好きになるんじゃないかと勝手に思っている。

鳥取砂丘

砂丘へは学生時代にもよく立ち寄った。
靴に砂が入ることが分かっていたので、サンダルに履き替える。準備万端。

入口の木の階段を上ったあたりからだと、砂丘の向こう側に広がる日本海がよく見える。

しかし、波打ち際まで行こうとすると、"馬の背"と呼ばれる砂の丘を越えなければいけないので想像以上にしんどい。けっこう汗をかく。タオル必須。

鳥取砂丘といえば昼に見る砂の丘のイメージがあるが、夜の砂丘で満点の星空を眺めたり、雪の砂丘で遊んだりするのも楽しいことを身をもって知っている。
やっぱり私は鳥取が好きなのだな、と改めて思う。

浜村温泉の足湯

砂丘で適度な疲労感を感じた後は、足湯につかると最高に気持ちがいい。

鳥取には温泉がたくさんあるので、それだけ足湯もたくさんある。選び放題。さらに無料で利用できるのも嬉しい。

浜村温泉にある「ゆうゆう健康館けたか」の足湯は広くてゆっくりできると思い、立ち寄ってみた。

思った通りで、この時はちょうど貸切状態。ほっこりした。

お土産は生姜せんべい。
昔からある郷土菓子という感じだけれど、生姜がきいているので甘すぎず意外においしい。いくつかのお菓子屋さんから出ているので、食べ比べするのもいい。鳥取に来たら必ず買ってほしいお土産のひとつでもある。

この後、9号線を走りながら西へと向かっていく。次は島根県。

(2013年4月25日)

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